いろいろあった2024年、
今年も恒例の個人的ランキングで締めたいと思う。
今年の本ブログの記事は55件、
ということで、
去年達成した100件には遠く及ばず、
公私ともに色々と忙しかったこともあって、
更新回数が少なくなってしまった。
美味しいお店のインプット自体は、
去年と同じ、いやそれ以上あったはずで、
また、これまでに食べることができなかった、
ひとりでは行けなかったお店が増えてきており、
今後はどんどん紹介していきたいと思う。
だが、本ブログのメインコンテンツ?
であるラーメンの記事も、
勿論減らすつもりはないので、
来年こそはアウトプットを増やしていきたい。
また、今年は様々な名店が閉店や移転になるなど、
物価高の影響もあるのかもしれないが、
なかなか寂しいことが多い一年でもあった。
好きな店はどんどん行って、
食べ逃がしの無いようにしたいと心から思った。
さて、本ブログで毎年書いてきたランキングであるが、
昨年に引き続き、
2024年に筆者が初めて記事化したお店
のなかで、印象に残った一杯、
という前提で書いていきたいと思う。
そのため、
昔からあるお店の場合もあれば、
近年できたばかりの新店も存在する。
また、完全に個人の主観なので、
その点は、あらかじめご了承頂きたい。
第10位
自家製クラフトビールとラムパッチョ
@シノバズブルワリーひつじあいす(上野)
ニュージーランド産のラム肉料理が食べられ、
なおかつ、上野でホップの栽培と
なんとも個性的なお店。
タイトルのラムパッチョ、
そして自家製クラフトビールは、
勿論最高なのだが、
ラムベーコンのポテサラ、
名物のラムチョップ、
ラムシャンクのビール煮、
ラム出汁の薬膳カレーなど、
美味しいメニューを挙げるときりがない。
そして、お酒好きならたまらない、
ビールサーバー席の存在。
自分でビールを注ぎ放題で、
心ゆくまで楽しめる店はなかなか他に無い。
ビール好きがあつまるような少人数の飲み会で、
ぜひおすすめしたい名店である。
第9位
特製醤油らぁ麺
@Japanese Ramen Noodle Lab Q(札幌)
札幌出張中に訪れた名店。
数年越しに行けたという達成感もあるが、
とにかくそこで味わった一杯が美味しすぎた。
麺とスープは勿論のこと、
様々な部位を楽しめるチャーシュー、
ワンタンや海苔、味玉、めんまなど、
全ての具材のクオリティが凄まじく、
ここ数年の醤油ラーメンでも、
かなりの上位に入るクオリティ。
厳選された各素材も素晴らしいが、
それらをひとつの丼にまとめ上げる、
そのバランス感は凄まじいものがあった。
札幌に行く機会があれば、
また行きたいと思う一杯であった。
第8位
青山担々麺
@希須林(表参道)
こちらも念願の初訪問。
噂には聞いていたが、
ここまでレベルの高い担々麺だとは、
驚きが隠せなかった。
一緒に頼んだ前菜一品一品も、
凄まじいクオリティだったし、
蟹チャーハンもエビマヨも激ウマ。
そして何より担々麺の、
多彩な具材たちとそれらを包み込む、
胡麻と干しエビの旨味たっぷりのスープ
その中にほんの少しのピリ辛、
もう最高のバランスであった。
ぜひ他のメニューも食べ進めていきたい。
第7位
鮟鱇鍋
@あかぎ(入谷)
こちらも念願の訪問。
あんこう鍋という言葉は知っていたけど、
こんなに美味しいものだったとは。
あん肝単体とか、
鮟鱇の身を使った何かの料理、
という単体で食べたことはあったが、
鮟鱇フルコースは初めてで、
記憶に深く深く刻まれた。
そもそものあん肝のクオリティもヤバいのだが、
驚いたのは、アンコウの唐揚げ。
そのフワフワ加減は他にはない体験だった。
そして、鍋の中の身の美味しさと柔らかさ、
そこに合わせる野菜たちと、
再び襲いかかるあん肝。
あん肝が嫌いでさえなければ、
この波状攻撃に悶絶すること間違いなしである。
第6位
元祖生肉塩成吉思汗
@炭火焼八仙(すすきの)
すすきのリアル「隠れた名店」がランクイン。
予約の取りづらさは一級品だが、
そのリターンは十分に得られると思うので、
これから行こうとされる方は、
ぜひ頑張って諦めずに電話してほしい。
これまでのジンギスカンの概念が変わった
と思う程、素晴らしいクオリティ。
メニューが存在せず、
・ラムの肩ロース
・牛トロライス
の2品だけにこだわっている、
というその営業スタイルも、
潔くて素晴らしかったと思う。
第5位
600時間熟成牛タン3種盛り など
@正泰苑(町屋)
完全にこちらは思い出補正が入っている。
なんせ自分が生まれた町に、
こんな名店があったんだという衝撃。
それがあまりに強すぎてランクイン。
(もちろん味も素晴らしいが)
表題のタンは本店限定の逸品で、
これまで食べてきたタンの中でも、
トップクラスに美味しい一品だったし、
決してそれだけでなく、
塊肉、焼きすき、レアステーキなど、
様々なアプローチで、
美味しい焼肉を提供してくれる、
という点で、素晴らしいお店であった。
第4位
さっぽろオータムフェスト2024
正直反則なのかもしれないが、
今まで参加したグルメフェスのなかで、
贔屓目なしで最高だと思ったので、
このような形でランクインさせていただいた。
イベントとしてとにかく素晴らしかった。
一日中このフェスに居ても絶対飽きないし、
朝から晩まで飲み食いしてられそうな、
そんなお祭りはじめてであった。
今回、味わうことができたのは、
蟹、貝、肉、チーズ、酒、デザート
かなり手広く頑張った方だと思うが、
まだまだ食べたいものがたくさんあった。
毎年は無理だが、いつかぜひまた行きたいな
という願いも込めてのランクインである。
第3位
特濃煮干蕎麦+濃厚甘海老蕎麦
@にぼし香
久々の煮干しラーメンである。
煮干しラーメン自体好きではあるが、
地元入谷に名店「麺処晴」さんがあることもあり、
そこまで新規開拓の必要性を感じていなかった。
だが、にぼし香さんはあまりに評判が良く、
アクセスのしやすさもあったので、
行ってみることにしたのだが、大正解すぎた。
「蕎麦前」という、日本酒と一緒に、
ラーメンを味わうというコンセプトに、
正直ドはまりしてしまった。
また、ラーメンのクオリティもとんでもなく、
これだけ濃厚なのに、なぜここまで上品なの?
と不思議に思う一杯が次々と出てくる。
年内に記事化できた限定は、
濃厚甘海老蕎麦だけであるが、
これも海老と煮干のバランスが素晴らしかった。
実は、記事化できていない限定麺が他にもあり、
年始にアップを予定しているのだが、
どの一杯もそれだけで行列になりそうなレベル。
さらには、数日おきに味が変わる限定和え玉があり、
しかもどれもクオリティがとんでもなく高いので、
今日はどの組み合わせで食べようか?
という楽しみ方もできて、
常連さんを飽きさせない工夫がある。
これはほんとうに凄いと思う。
正直来年もだいぶ通うことになりそうである。
第2位
ねぎま鍋
@浅草一文(浅草)
こちらも念願すぎる初訪問。
地元にこんな店があったのかと驚いた。
ネギとマグロを一緒に煮込んで食べるという、
江戸時代から続く伝統的な食べ方だが、
なぜ今までマグロを生で食べることに
こだわっていたのだろうか。
それが勿体なく感じるくらい、
凄まじい美味しさであった。
とくに、長時間ホロホロに煮込んで、
濃いめの醤油出汁をしみ込ませたマグロ、
この蕩ける美味しさは、
魚料理単体としては他の追随を許さないと思う。
そして、それらの旨味が溶けだしたスープ、
それを使った〆のうどんは最高の幸せ。
なぜもっと早く行かなかったのか、
それに尽きる、今年の第2位であった。
第1位
味噌ラーメン
@喜来登(札幌狸小路)
第1位は、今年もラーメンである。
今回、ラーメン少なめのランキングなのだが、
それでも絶対的に1位は揺るがなかった。
実はこの一杯、3月と9月に食べているのだが、
出張の際に初めて食べたのが3月、
そこでとんでもない感動を覚え、
9月にプライベート旅行で再訪問するという、
自分自身でも初めての行動をとってしまった。
そんなに高級な食材を使っていない、
シンプルな味噌ラーメンのはずなのに、
この感動を得られるのは凄いと思う。
その特徴は、なんといってもそのネギの山
スープに浸して食べるネギ自体も美味しいが、
そのネギやひき肉などから出てくる旨味が、
食べていくうちにどんどんスープに溶け出し、
二口目、三口目と食べ進めるたびに、
どんどん美味しくなっていくのである。
ふつうラーメンというと、
最初のインパクトが美味しくて、
そこから下降線をたどるのが一般的である。
中には味変を何度か楽しめるラーメンもあるけれど、
それでも傾きは基本的にマイナスになることが多い。
味変が無いのに傾きがプラスのラーメンなんて、
これまで食べたことなく、
心に深く刻み込まれたのであった。
そしてなにより、ネギ好きの妻にも、
この一杯を食べさせてあげられてよかった。
総評
今年はラーメンに限ることなく、
新規開拓店をいろいろと増やすことができた。
このブログのネタの幅も広げることができたので、
非常に良かったし、目標達成できたのではと思う。
ただ、その分インプットが増えすぎて、
アウトプットが減ってしまったので、
来年はその反省を活かして、
なるべくタイムラグが無いように、
記事化をすることを意識していきたい。
ということで、
長々と書いてしまいましたが、
読んでいただきありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。
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