腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

912. 自家製クラフトビールとラムパッチョ@シノバズブルワリーひつじあいす(上野)

今回は趣向を変えて、

上野にあるこちらのお店を紹介する。

その名も

シノバズブルワリーひつじあいす

さんである。

 

ニュージーランド産のラム肉料理が食べられるお店で、

なおかつ、上野でホップの栽培と

クラフトビール醸造をされているという、

なんとも個性的なお店。

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この看板だけでも、なんとも美味しそう。

 

近くに、ラムチョップで有名な

ながおか屋

さんがあり、その系列店だそう。

 

クラフトビールは最近流行っているので、

そこに羊肉を合わせたのは、

素晴らしいアイデアだと思った。

 

さらに、このお店は、

2名用個室、4名用個室など、

少人数用の個室が充実しており、

のれんだけの半個室タイプから、

扉が閉まる個室もあるので、

様々な用途に使えるお店であるし、

デートにもおすすめである。

 

そんなわけで、まず初回訪問時に頂いたのは、

店名にもなっているこちらのビール。

 

ひつじあいす

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入れ物がなんともかわいいこちらのビールだが、

サッパリしていてフルーティーな味わいで、

ほとんどクセがなくサラッと飲めてしまう。

1杯目には最適なビールだと感じた。

 

そこに合わせるのが、

ラムパッチョ

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正直最初からクライマックスかな?

と思うくらい、激ウマなこちらの逸品。

ニュージーランド産ラムの希少部位である、

ヒレを贅沢に半生で頂けるだけでも、

もの凄い価値だと思うが、

そこにかかっているネギナッツ

からの卵黄を混ぜて頂くこの食べ方、

贔屓目なしで天才であった。

しかも、ビールとのペアリングも抜群。

この一品だけは、次回訪問時にも、

絶対頼もうと心に誓ったのだった。

 

そして、続いてが、定番中の定番、

ラムチョップ(塩)

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超ジューシーな骨付きのラム肉が、

こんがりローストされた逸品。

骨についた肉の欠片まで、

しゃぶりつくしたくなる美味しさ。

勿論ビールとの相性も抜群。

 

たしか、隣についているのは柚子胡椒で、

味変してまた一段と美味しくなった。

 

ラムシャンク煮込み

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いわゆるビール煮というやつである。

上で紹介した「ひつじあいす」で、

骨付きのラム肉を豪快に煮込んだ一品。

ドイツ仕込みの料理法らしいのだが、

2回行ったドイツでは食べることができず。

でも、こちらの逸品は、

羊肉がトングで崩れるほどホロホロになっていて、

味もしっかり染みていて激ウマであった。

付け合わせのジャガイモも、

煮込まれたスープを吸って美味しく、

こちらもまた頼みたい一品だった。

 

という何とも豪華な、

羊肉ラッシュを味わいながら、

ビールにも舌鼓を打っていたわけだが、

お会計の頃合いになったときに、

とある事実に気付いた。

机の横にあったコチラの存在である。

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そう、なんとビールサーバーが、

個室の席の真横に付いていたのである。

(すべての個室がビールサーバー付ではないそう)

 

この瞬間、2回目の訪問が確定した。

次は絶対にビールサーバー飲み放題だ。

 

そして、月日は流れ・・・。

ようやく叶った2回目の訪問。

 

今回も勿論、卓上ビールサーバー席を予約し、

90分飲み放題コースを選択したのである。

 

↓念願のサーバー体験の様子

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最初、加減がわからずに、

泡だらけのビールや、泡無しのビールを量産したが、

コツをつかめると、上記写真のように、

良い比率で注げるようになる。

いやー、正直楽しすぎた。

 

ビールの中身はクラフトビールではなく、

定番のアサヒスーパードライなのだが、

この自分で注いだという達成感と、

自由に注げる楽しさで、

美味しさが倍増したようであった。

 

今回そこに合わせて頼んだ料理は、

 

ラムたん炙りベーコンポテトサラダ

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ビールにポテサラって合うじゃないですか。

そこにラムタンの炙りベーコンを合わせるなんて、

もう絶対美味しいよね。

さらには、フライドオニオンもいい味出していて、

このポテサラだけでビール1杯分は進んだのでは、

と思うくらい完璧な相性だった。

 

そして、続いては、

ラムタン被りでも絶対食べたかったこちら。

 

ラムたんのねぎ塩レモン

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低温調理でじっくり火入れされたタンに、

ごま油ネギ塩ダレがたっぷりかかっている。

ポテサラのタンよりもはるかに柔らかく、

旨味たっぷりなラムを味わいながら、

鼻に抜けるごま油の香りと、

程よい塩味ネギのシャキシャキ感

そしてそれらを味わいながら流し込むビール

マジで最高であった。

ビールもガンガン進んで、

このメニューだけで、

2杯は進んだ気がする。

 

前回も頼んだラムパッチョと、

そしてこちらのメニューも注文。

 

ラムチョップ(タレ)

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前回は塩だったので、今回はタレを選択。

もちろん激ウマなのだが、

タレが程よく焦げて香ばしい感じも美味しく、

塩とは甲乙つけがたい。

今回もまた、骨についた肉をしゃぶりながら、

それだけでも1杯いけそうな美味しさだった。

次回はまた塩を食べてみようと思った。

 

ここまでで、6~7杯くらいは飲んだだろうか。

意識がまだあるうちに締めないと、

という思いから、

今回はこちらの〆の逸品を注文。

 

ひとくち薬膳黒スープカレー

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すべてのひつじの部位と野菜を煮込んだ肝入カレー。

ということで、かなり薬膳チックなカレー。

それなりに辛さもあってスパイシーなのだが、

自分でもギリギリ食べられる辛さで、

お店の紹介文の通り、

食べ終わるとお腹がスッと落ち着く感じがした。

これは、〆には最高である。

 

そんな感じでカレーを平らげていくと、

時間がそろそろ終わりですよとのアナウンスが。

 

慌てて最後の一杯を継いだところで、

時間切れになってしまった。

 

なお、時間切れになると、サーバーはこうなる。

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何とも切ない姿である。

でも、だいぶ楽しむことができたので、

全く後悔は無い。

 

結局7~8杯くらいは飲んでしまっただろうか。

普段は絶対にそんなに飲まないので、

胃はパンパンだし、

帰りはかなりフラフラであった。

 

でも、めちゃくちゃ楽しかったので、

ビール好きの方は、ぜひ2度行って頂いて、

1度目はクラフトビールを味わい、

2度目はビールサーバーを楽しむ。

というコースを一通り試して頂ければ幸いである。

 

ということで、

まだまだ頼んでいないメニューがあるので、

次回訪問時が楽しみである。