久々の八咫烏さん。
前回投稿でも書いたが、
しばらく胃を痛めており、
実に3週ぶりの訪問となった。
そんな今回は、
L’arm~en~Gentei “Arc”
ということで、
L'Arc-en-Cielさんの
同時発売アルバムArcとRayをオマージュした、
鴨がテーマの限定ラーメン。
今週が醤油で、来週が塩だそう。
そんな今夜のメニュー表がこちら。
病み上がりではあったものの、
不思議と全部食べられる気がしたので、
プレートも親子丼も注文してみることに。
まずはいつもの食前茶から。
今回はクロモジ茶とのこと。
何のことかさっぱりだったが、
調べてみると「森のハーブ」とも呼ばれ、
生薬としても使われている植物らしい。
爽やかな香りでノンカフェイン、
味は薄めだが、サッパリするお茶であった。
限定プレート
フォアグラ揚げワンタン
香ばしい揚げワンタンの中身は
白くてフワフワなヤマトイモ。
濃厚なフォアグラムースという旨味の塊を
たっぷり絡めながら、
サクフワ食感を楽しむ逸品である。
いやー、新しすぎる。
鴨のつくね
串に刺さったフォアグラ入りの鴨肉つくねに、
特製青のりクリームオレンジソース。
これだけでも美味いのに、
ネギ好きにはたまらない九条ネギソテー。
鴨がネギ背負ってやってきてます。
最高でした。
鴨のmrn
鴨のマリネってことですかね。
生ハムのような鴨肉に、
新じゃがと新玉ねぎと大根のマリネ。
鴨生ハムが美味しいのは勿論のこと、
この野菜たちが、
サッパリシャキシャキの食感と、
絶妙の酸味加減で美味しいのである。
野菜不足も少し補えそうで良かった。
これがまたすごい。
中央に卵黄が乗っていて、
卵黄を割ってまぜていくと、
しっかり親子丼風の食感と味わい。
そして、ポルチーニの香りも相まって、
とんでもなく美味い。
スープをかけなくても十分美味しいのだが、
いつも通り半分残しておくことに。
“Arc” 鴨の正油ラーメン
今回マジ凄いっす。
とくにスープのクオリティがとてつもなくて、
最初の一口目から度肝を抜かれた。
見た目的には、鴨ラーメンでよくある、
濃いめの醤油味のスープなのかなーという印象。
だが飲むうちにどんどんその奥深さに惹かれ
スープをすする手が止まらない。
最後の一口になっても、
まだ終わらないでほしいと
強烈に思うくらい凄まじいスープだった。
Twitterの解説によると、
スープ
ローストしたあいち鴨のガラ、
和歌山のブラッドオレンジ、
鰹の枯節、昆布
カエシ
2種類の醤油、カシス、バルサミコ、
赤ワイン、くろもじ
オイル
あいち鴨のオイル
フォアグラ、ポルチーニ
ということで、
数々の素材が組み合わされた
奥深いスープとなっていた。
これはもうさすがの一言に尽きる。
いやー鴨醤油ラーメンランキング、
堂々のトップだわー。
麺&トッピング
麺は、20番の全粒粉麺ということで、
ポキポキ気味のやや固めな仕上がり。
鴨の濃いめ醤油スープに絶妙にマッチ。
鴨チャーシュー
いつも八咫烏さんの鴨ローストは半端ないが、
今回はいつにも増して赤い。
だが、厳密に温度管理されて火入れされているそうで、
安心して食べることができた。
もちろんとんでもなく美味しい。
ここまでレア気味なのは、なかなか食べたことない。
解説によると、
あいち鴨をごま油と特製ダレにつけて
しっかり温度管理をして火入れ
最後に炭火で焼き上げているとのこと。
他のトッピングは・・・、
・セリと春菊と炭焼き油揚げの山椒和え
・糸島メンマ
・九条ネギ
ということで、
鴨に相性抜群のオレンジが美味しいのは勿論のこと
山椒風味の油揚げが印象に残った。
最後は勿論、
親子丼の上にスープをかけて頂く。
丼もスープもいずれも和風なので相性は抜群。
お腹いっぱいのはずなのに、
あっという間にペロッと食べてしまった。
いやー、胃が治って本当に良かった。
ということで、
久々に食べた限定ラーメンであったが、
これまで食べてきた鴨系醤油ラーメンの中でも、
ひときわずば抜けた一品であったのは、
間違いないだろう。
八咫烏さんの醤油ラーメンといえば、
個人的にはデフォルトの地鶏BLACK
2021年のSHOYU AT THE DEVIL
この2杯が印象に残っているが、
それらに匹敵するほどの美味しさだった。
デフォルトの黒をこちらにしようかなと
店長さんが仰っていたほどの傑作なので、
鴨出汁系醤油ラーメンがお好きな方にこそ、
ぜひ食べて頂きたい一杯である。
ご興味ある方はぜひ水道橋へ。