腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

小説

444. 「天気の子」 ネタバレ感想

2019年7月19日に公開された「天気の子」。 言わずと知れた新海誠監督の最新作である。 公開初日は仕事で行けなかったため、2日目となった7/20の朝一で見てきた。 「君の名は。」の空前の大ヒットから早3年。 いったいどんな作品になるのか、日本中に注目され…

366.『白い巨塔』山崎豊子 感想

全5巻の大長編。 ようやく読み切った。 kindleで5冊の合本版を購入して放置して約1年。 読み始めて何度か挫折したが、9月と10月の連休を利用して読み切った。 あらすじを書くのも大変なので、読み終わって思うことを書きなぐってみる。 なお、ネタバレ配慮し…

346. ドラマ『ブラックペアン』感想

原作がすごく好きで今回のドラマも楽しみであったが、 最終回が非常に素晴らしかったというのもあって感想を書いてみようと思う。 原作は「ブラックペアン1988」というタイトルで、「チームバチスタの栄光」シリーズでおなじみの海堂尊先生の作品。 原作の「…

127. 『容疑者Xの献身』東野圭吾

実を言うと初めてまともに読んだ長編小説であり、初めて買った文庫本である。 買ったのは大学一年生の夏。 それまで、本は基本的にマンガしか読んできておらず、活字は嫌いであった。 センター試験でも、国語の小説の部分の成績は最悪であり、 ピタッとはま…

103.『君の膵臓をたべたい』住野よる

衝撃的なタイトルでずっと気にはなっていた。 病気もので泣けるということで、セカチュー的な話なんだろうという予想はあった。 でもその予想は良い意味で裏切られた。 たしかに泣ける話ではあると思うけど、人間関係や人生に対する考え方についても、学ぶと…

99.『火花』 又吉直樹

1作目で賞をとるなんて、どれだけ凄いんだろうという興味と、 単純に又吉さんの大喜利とかネタとかは好きだったので、読みたいなとは思っていた。単行本では手が出なかったけど、文庫本が出たので読んでみた。 純文学と聞いていたので、読みづらいところがあ…

67.空飛ぶ広報室

ドラマ版、全11話、ようやく見れた。素晴らしかった。 2013年の作品をなぜ今頃になってから見たのかというと、単にタイミングを逃していただけである。 もともと有川浩さんの小説(図書館戦争など)が好きでよく読んでいて、 その原作のドラマだというからす…

60.そして誰もいなくなった

ドラマ見て改めて原作小説のすごさを思い出した。 1930年代の作品ということでかなり古い作品だけど、 孤島から出られなくなった10人が1人ずつ殺されていくという、ミステリーのパターン「クローズドサークル」の先駆けと言われる作品。 いろんなミステリー…