腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

60.そして誰もいなくなった

ドラマ見て改めて原作小説のすごさを思い出した。

1930年代の作品ということでかなり古い作品だけど、

孤島から出られなくなった10人が1人ずつ殺されていくという、ミステリーのパターン「クローズドサークル」の先駆けと言われる作品。

いろんなミステリー作品でオマージュされてるだけあって、このパターンをゼロから生み出したというのは本当に凄いと思う。

閉ざされた空間に殺人犯がいるかもしれないという緊張感。

島から出られないという絶望感。

その中でどうやって生き残るか、サバイバル的な要素もある。

そして、巧妙な伏線と、驚愕の真相。

本当に凄いものを生み出してくれたことに感謝したい。

 

それに、歌になぞらえて殺人が起こるという、これも後々にいろんな作品に使われるパターン。

コナンとか、金田一とか、古畑任三郎とか、好きなミステリーものでよく使われてる。

殺人が起き始めると、殺人がまだ続くという恐怖感を煽り、

はたまた、アリバイに利用されたり、死の偽装に使われたり。

ほんとよく思いつくよね。

 

この作品の完全なるオマージュとして作られたと思われる、「十角館の殺人」や「そして2人だけになった」も後々別の記事で書こうと思うけど、そういったオマージュ作品がたくさん出てること自体、本当に凄いことなんだと思う。

 

さて、今回のドラマはどんな結末を迎えるかな。