ドラマ見て改めて原作小説のすごさを思い出した。
1930年代の作品ということでかなり古い作品だけど、
孤島から出られなくなった10人が1人ずつ殺されていくという、ミステリーのパターン「クローズドサークル」の先駆けと言われる作品。
いろんなミステリー作品でオマージュされてるだけあって、このパターンをゼロから生み出したというのは本当に凄いと思う。
閉ざされた空間に殺人犯がいるかもしれないという緊張感。
島から出られないという絶望感。
その中でどうやって生き残るか、サバイバル的な要素もある。
そして、巧妙な伏線と、驚愕の真相。
本当に凄いものを生み出してくれたことに感謝したい。
それに、歌になぞらえて殺人が起こるという、これも後々にいろんな作品に使われるパターン。
コナンとか、金田一とか、古畑任三郎とか、好きなミステリーものでよく使われてる。
殺人が起き始めると、殺人がまだ続くという恐怖感を煽り、
はたまた、アリバイに利用されたり、死の偽装に使われたり。
ほんとよく思いつくよね。
この作品の完全なるオマージュとして作られたと思われる、「十角館の殺人」や「そして2人だけになった」も後々別の記事で書こうと思うけど、そういったオマージュ作品がたくさん出てること自体、本当に凄いことなんだと思う。
さて、今回のドラマはどんな結末を迎えるかな。