2019年も残すところあと3日。
今回は本ブログの最終更新日ということで、
昨年同様に、印象に残った食べ物のランキングを発表していきたいと思う。
毎年恒例(といってもまだ3回目)で今年記事にアップしたもののなかから、
トップ10を発表するという企画なのだが、今年はある事件が発生している。
なんと、今回のトップ10は・・・、
ラーメンだけ
である!
というのも、
例年はいくつかラーメン以外も含んでいるランキングになっていたわけだが、
今年はラーメン(つけ麺含む)であまりにも美味しい店が多すぎたため、
いろいろ厳選した結果、ラーメンだけになってしまったのだ。
とはいっても、いろんなジャンルのラーメン店があるので、
最後まで読んでいただければ幸いである。
なお、今年の本ブログの記事は103件。
そのうち、食べ物に関する記事は96件。
さらにそのうち、ラーメンに関する記事は78件。
実に81.25%である。
そりゃラーメンしか出てこないのも当然である。
※2018年度のランキングはこちら
※2017年度のランキングはこちら。
というわけで、さっそく第10位から。
第10位:特製塩煮干しそば@陽はまたのぼる(綾瀬)
煮干し系の名店が10位にランクイン。
透き通ったスープからはとてもイメージできないほどの煮干しの強烈な旨味と、
シソ煮干し油による後味のスッキリ感。
味や旨味は濃いはずなのに、全くしつこくないという極上スープ。
そこにチャーシューやタマネギなど、豪華なトッピングも相まって、
全部を合わせた時の一体感というか完成度がとにかく凄まじい一杯。
正直、例年なら10位にするのはあり得ないくらいのレベル高さである。
煮干し好きの方には、ぜひ食べてほしい。
第9位:濃厚酒粕そば@風見(銀座)
酒粕をベースにした珍しいラーメンが9位にランクイン。
酒粕の美味しさを再発見したという意味で、印象に強く残った。
濃厚なスープなので、冬に食べるのがお勧めである。
すぐ隣に有名店「篝」があるのだが、
「篝」を目指してみて行列が長すぎてどうしようもないときは、
こちらのお店に行ってみることをおすすめする。
すでに記事化している牡蠣そばをはじめ、
季節の限定麺も豊富にあるようなので、
少し時間をあけてから再訪したいと思う。
※冬季限定の牡蠣そば
第8位:生姜そば@麺みつヰ(浅草)
2017年度ランキングの2位だった「麺みつヰ」さんの新メニューが8位にランクイン。
生姜系のラーメンはいくつか食べたことがあるが、
こんなに優しい生姜味のスープは飲んだことがない。
刻みやおろしなど複数の生姜が入っているのだが、
出汁の旨味を消すことなく、それでいて生姜感もすごくあるという絶妙バランス。
アクセントのネギ油も非常にいい味を出している。
今年はサイドメニューのソースカツ丼とおろしそばも堪能できたのは良かった。
おすすめの構成は、
生姜そば(手もみ麺)+おろしそば
営業時間が短く、すぐ売り切れてしまうので、
オープン直後を狙って訪問することをお勧めする。
第7位:特製手揉み中華蕎麦@麺処ほん田(東十条)
東十条の名店が7位にランクイン。
正直、なんで今まで食べてこなかったんだろうかというレベルの有名店。
正統派醤油ラーメンの中でも、様々な素材のバランスの良さが魅力で、
老若男女いろんな人に幅広くお勧めしたくなる一杯であった。
鶏の旨味、煮干しの旨味、背脂の旨味、手もみ麺、レアチャーシューなど、
いろんな要素があるのだが、それのどれもレベルが高くて、
それらが合わさった時の総合力はすさまじかった。
実はまだ1回しか行ったことがないので、もっと美味しいメニューもあるかもしれず、
また、限定も定期的にやっているということのなので、
来年こそは定期的に通いたいお店である。
第6位:特製鴨中華そば@燃えよ麺助(大阪・福島)
大阪出張時に食べた一杯が6位にランクイン。
名前は鴨そばなのだが、鴨と鶏と昆布の合わせ出汁である。
さすが出汁文化の大阪というべきか、スープはまさに極上。
厳選醤油の塩気と独特の甘味のある鴨と鶏の脂、
そこに旨味の塊であるスープが合わさり、もう完成度が凄まじい。
レアチャーシューと鴨ロースも非常に美味しいので、
少なくとも肉増しにするのはマストであるといえる。
イベリコ豚チャーシューや貝系の塩味のメニューを食べ損ねたので、
次に大阪出張に行く機会があれば、またぜひ寄りたいお店である。
第5位:特製つけ麺@つけ麺 和(竹ノ塚)
つけ麺の新店が5位にランクイン。
正直、今年食べた「豚骨魚介つけ麺」の中では、断トツ1位であった。
豚骨魚介は「六厘舎」や「TETSU」や「とみ田」や「くり山※」など、
メジャーどころが有名になりすぎたため、
最近は新しい店があまり出ていないイメージだったが、
久々に美味しい店が出てきたなーという印象。
2日がかりで炊き込んだ濃厚スープも勿論美味しいのだが、
味変のアイテムが多いのが特徴的で、ニンニク醤油はインパクト抜群。
サッパリ系ではフルーツ酢も用意されており、
まさに至れり尽くせりというつけ麺であった。
つけ麺好きの方はぜひ行ってみていただきたい。
※個人的No.1つけ麺店のくり山さんの記事はこちら。
(今年初めて食べた1杯ではないので、ランキングからは除外)
第4位:コンソメかけラーメン@稲荷屋(稲荷町)
昨年度ランキング1位の稲荷屋さんの限定。今年は4位にランクイン。
いや、今年ももちろん美味しかったわけで、まさに苦渋の決断である。
牛と香味野菜と塩と水だけでこんなにも美味しいスープができるのかと、
一口目で大感動したものであった。
高級料理をこんなに安くいただいてしまっていいのかという感じ。
フランス料理とラーメンってこんなにも相性が良いんだということを、
去年に引き続き、教えていただきました。
人気がうなぎのぼりなため、なかなか限定にありつけなくなっているが、
来年も限定を求めて並びに行きたいと思う。
なお、今年食べた限定一覧(どれも最高でした)
第3位:冷やしカレーそば@饗くろ㐂(秋葉原)
本来、ランキングには入っていてはいけない、禁断のメニュー:カレー。
それでもランキングに入れざるを得ないほどおいしかったのがこちらの一杯。
まず、カレーを冷やしても美味いというのが自分にとっては新たな発見で、
さらには3種のオイルによる多彩な味の変化、これが素晴らしかった。
他の限定も、非常に美味しかっただけに、
どれを表題に上げようか非常に迷ったわけであるが、
「腸が壊れてでも来年も絶対食べたい」と強く思ってしまったので、
今回はこれを挙げさせていただきました。
※今年食べた他の限定、とくに銀鮭はイチオシである。
kenshinkk.hatenablog.comkenshinkk.hatenablog.com
第2位:丸ごと一匹オマール海老らーめん@海老丸らーめん(神保町)
巨大なオマール海老がまるごと一匹入っている。
なんと豪華絢爛なラーメンだろうか。
フレンチ出身のシェフが作るラーメンということで、
海老の濃厚なビスクスープがまさに高級フレンチのそれである。
それが非常にリーズナブルな価格で楽しめるのは本当に素晴らしい。
さらには、途中の味変や〆のチーズリゾットなど、
最後まで飽きさせない工夫も、毎回たくさん入っているのがありがたい。
さらには、レギュラーメニューだけでなく、
毎週のように限定麺を出しているのも大きな魅力の一つであり、
すでに本ブログでは限定を7記事も挙げてしまっている。
もちろんどれも超絶的に美味しい。
さらには、最近、店長さんがyoutuberデビューをされ、
限定麺の作り方をすべて公開しているのが凄すぎる。
最近の動画では、
ジェノベーゼソースの作り方のポイントや、
コンソメの取り方なんかも開設されていて、
非常に勉強になった。
今後もじっくり見て、普段の料理に活かしていくのとともに、
限定情報をいち早く仕入れて、食べ逃さないようにしたいと思う。
※限定麺の記事
第1位:創作つけ麺「新潟県佐渡産 鰤」@巌哲(早稲田)
正直相当迷った。
が、今年の1位は巌哲さんにしようと最後の鰤つけ麺を食べたときに確信した。
何より「つけ麺」というジャンルなのに、
魚でここまで感動させられるというのが、まったく想像できなかった。
まさに未知の領域というか、そういったところを毎回見せてくれる、
そんな巌哲さんのつけ麺をこれからも食べていきたいなと思ったので、
今回は1位に選ばせていただきました。
魅力は毎週登場する高級魚のクオリティのとんでもない高さ。
高級料亭でないと食べられないようなレベルの高級魚が毎回出てくる。
季節の日本酒から始まり、
出汁を存分に楽しめるつけ麺
麺の上には刺身
スープの中には魚によって焼き物だったり煮物だったり、
そして〆はお茶漬け。
もう完ぺきな高級魚フルコースである。
毎回、感動の余韻に浸りながらの帰路が幸せ過ぎる。
なお、限定つけ麺は毎週金曜日の夜と、残った分が土曜日に提供されるので、
訪問時は店長さんのブログを見ていただいて、
限定やってるかどうかと、何の魚か確認してから、行くことをお勧めする。
※レギュラーメニュー
※今年食べた他の限定つけ麺
総評
振り返ってみても、
ラーメンを食べ過ぎだなーと反省はしているが、
正直、これほどまでに充実した一年はなかったと思う。
そう思えるほど、最も多く美味しいラーメンに出会えた一年だったなと。
実をいうと、29から30になった節目の年でもあり、
こんなにラーメンばっかり食べられるのも、今年で最後だったのかな、
とか思いつつ、きっと来年もラーメンばかりのランキングになっているに違いない。
ということで、
長々と書いてしまいましたが、
読んでいただきありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。