今週(先週)の八咫烏さんの限定は、
鰤と青春の日々
ということで、
久々の和麺シリーズ。
週末の出張の疲労で時間が取れず、
すでに提供が終了してしまった限定だが、
書いていきたいと思う。
まず、食前茶はこちら。
緑茶と白茶のミックス
とのことで、
サッパリ&スッキリ系。
和麺に合わせて和風系のお茶。
最近甘めのお茶が多かったので、
スッキリ系は個人的に嬉しい。
続いては、
黒毛和牛の牛丼
タレで煮込まれてトロトロになった牛肉に、
ポーチド味玉が乗っている。
割っていくと、こんな感じに・・・
こうなると、もう最強である。
普段食べている牛丼の比ではない。
まず牛肉のトロけ方がエグいわけだが、
赤身部分もありつつ、
牛すじっぽいコラーゲン多めの部位もあり、
色んな食感と味が楽しめる。
タレはやや濃いめだが、
それが卵と丁度いいバランス。
こちら数量限定だったらしく、
食べることができてよかった。
続いては、
鰤の炭火照り焼き
700円ということで、一瞬躊躇したが、
これは注文して大正解だった。
箸でサクッと切れる柔らかさに感動しながらひと口食べてみると、
驚くことに若干ミディアムレア気味なのである。
新鮮なブリだからできることだと思うが、
めちゃくちゃ柔らかくて美味しかった。
それでいて、しっかりタレの味も染みており、
両立されているのが凄い。
もちろんタレの味も定番に甘辛で美味しいし、
上に乗る紅葉おろしもピリ辛でタレによく合っていた。
これは700円も大納得。
こちらも数量限定だったようで、
食べることができて良かった。
もうここまでで、
牛丼とブリ照りで立派な定食だったが、
ここからが本番である。
鰤と青春の日々
和風の装い、なんだか久々な気がする。
麺
麺は、中細ぎみの麺なのだが、
前回のアニマルオン/オフのつけ麺(※1)の時と似ている。
今回違うのは、カエシを纏っていること。
解説によると、
太白ごま油ととろろ昆布で作ったカエシ
が和えられているそうで、
そのまま食べても美味しい。
トッピングは後述する。
つけ汁
続いて、スープ。
今回は見た目通りのシンプル醤油味。
だが、その出汁の旨味の濃さが尋常ではない。
和風で魚出汁のつけ麺と言えば、
巌哲さんの限定(※2)が思い出されるが、
それに匹敵しそうな強烈な魚介系の旨味に、
麺が纏っている昆布の旨味が加わり、
まさに旨味の洪水のような状態となるのである。
これはうまい。
解説によると、
最高級の鰹節でじーっくり出汁をひいて、
白美人(ネギ)と芹、
炭火で焼いた鰤と芹の根を、
地鶏の挽肉と合わせて揚げた
特製の揚げしんじょ。
この揚げしんじょから、
旨味が溶けだしてきているとのこと。
なるほど。
ベースの出汁はカツオだけで、
鰤や鶏の成分がしんじょから溶け出て、
さらに旨味が増していたようである。
何度追い鰹したかわかんない
と店長さんが仰っていたので、
きっと、もの凄い回数だったのだろう。
その揚げしんじょがこちらである。
独特のフワフワの食感が心地よく、
また、鶏と鰤のバランスの良さも素晴らしい。
結構サイズも大きく、
ボリュームも満点であった。
漬け鰤の大根和え
鰤を軽く漬けにしてビタミン大根と和えたもの
だそうだが、これが最強だった。
漬けのタレの程よい塩味と、
大根の程よい辛みと酸味、
これにブリの旨味も合わさって、
激烈に美味しくなっている。
今年食べたブリ刺しでは断トツかも。
麺と一緒に食べても勿論美味しい。
横に添えられたメンマも、
熊本天草の生青のりが和えられているそうで、
独特の味と風味が加わって美味しい。
子持ち昆布の天ぷら
厨房で凄い音で揚げられていたが、
正体はこちらだった。
完全に初めて食べたが、
表面サクサク、中はプチプチ、
非常に面白い食感であった。
↓ちなみに中はこんな感じ。
ちなみに、邪道かもしれないが、
今回も丼とスープを合わせてみた。
極上の和出汁と、極上の和牛。
合わないはずがない。
最後まで美味しく頂いたのであった。
ということで、
極上和出汁のつけ麺と、
極上のブリ照り&漬けを満喫できる、
創作和風つけ麺であった。
久々の高額限定だったが、
それも納得のクオリティであった。
なお、次回の限定は、
満を持して登場の
まるごとトマト※3
だそうなので、
今度はどんなアレンジで登場するのか、
楽しみに待ちたいと思う。
※1 前回の限定
※2 巌哲さんの鰤の限定
※3 まるごとトマト