腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

558. 鰤いくら出汁冷し蕎麦@さんじ(上野):ジャンキーなはずの「さんじ」さんにてまさかのサッパリ系冷やしラーメンを食す!

上野のさんじさんといえば、

2大人気メニューである、

・Crazy Crab *1

・濃厚煮干 *2

に代表されるような中毒性の高い、濃厚系ラーメンのイメージが強い。

 

今回は、そんなイメージを覆されるサッパリ系で、しかも海鮮。

これは一食の価値あるなと思い、久々に尋ねてみたのだった。

 

今回のメインは、

ブリイクラ

ブリ単体で扱ったラーメンとしては、巌哲さんやくろ㐂さんが思い出されるが、

ブリとイクラを組み合わせたラーメンというのは聞いたことがない。

ラーメンにイクラというのがそもそも珍しく、

一度海老丸さんの限定でサーモンと合わせたものを見たことがあるが、

他は海産物が有名な観光地のご当地ラーメンくらいなものである。

 

まだ暑さの残る時期なのでためらいもあったが、

限定が無事残っていたので、食券を買って長蛇の列の最後尾にならぶ。

 

30分待ってようやくありつけたのがこちら。

 

鰤いくら出汁冷し蕎麦

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スープをひとくち飲むと、さっそく鰤の強烈な旨味が押し寄せてくる。

食材は海鮮系とはいえ、この旨味の強烈さは、さすがさんじさん。

冷やしスープで鰤出汁というと、薄いのかなーとイメージしていたので、

いい意味でそれを裏切られる濃厚さ塩気であった。

 

その塩気の元となっているのがおそらくイクラなのだろう。

特定の疾患をお持ちの方にはダメージが大きそうな味であった。

 

また、それに合わせる麺が、今回は超絶品。

ポップに超手揉み麺と書かれていたが、

確かにいつもの麺よりもちぢれ量が多く弾力性も強い

スープをしっかり吸ってくれて、相性は抜群であった。

 

宮崎県 島の浦産活〆ということであったが、

脂のノリが尋常ではなく、甘味旨味が素晴らしい部位であった。

おそらくトロの部分だったのだろう。

食べる前は、たった3枚・・・と思ってしまったが、

3枚でも十分すぎるほどの満足感を得ることができた。

 

イクラについては、かなり大粒であり、そして大量。

写真ではわからないが、スープの底にもたくさん沈んでいるので、

いやーサービス良すぎでしょ、と思うほどの大ボリュームであった。

まさかラーメン用のレンゲでイクラをサルベージすることになるとは・・・。

 

穂紫蘇もまたいい味を出している。

刺身によく添えられている薬味ではあるが、

爽やかな味わいが鰤やイクラの濃厚さと良いバランスであった。

 

ということで、

冷やし海鮮系という、さんじさんの新たな一面を見ることができた。

さんじさんらしいインパクもありつつ、

最後はサッパリするという夏にぴったりの一杯であった。

 

今年は残暑が厳しく、まだまだ気温は高いが、

各店の限定冷やし麺もさすがにそろそろ終盤戦。

また来年の夏を楽しみにしたいと思う。

 

*1 Crazy Crab
kenshinkk.hatenablog.com

 

*2 濃厚煮干

kenshinkk.hatenablog.com

 

*3 鰤つけ麺(巌哲)

kenshinkk.hatenablog.com

 

*4 鰤塩そば(くろ㐂)

kenshinkk.hatenablog.com

 

*5 サーモン×イクラ(海老丸)

kenshinkk.hatenablog.com