腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

772. MIXED NUTS@八咫烏(水道橋):ヒゲダンの名曲をイメージしたという究極タンタン麺!

水道橋に移転してから、

早くも3回目の訪問となる八咫烏さん。

今回の限定は、

official髭男dismに捧げる

ミックスナッツ

ということで、

何とメンバーのひとりが良くお店に来るらしく、

店長さんがいろいろ聞いてイメージして作ったラーメンとのこと。

 

ミックスナッツはもちろんだが、

コンフィデンスマンJPロマンス編Pretenderを聴いて以来、

ヒゲダンさんの曲は普段から良く聞くので、

このコラボは行かなきゃと思って、

不安だらけ成り行き任せの仕事を片付け、

お店へと向かったのであった。

 

着いたときには20人ほどの行列。

階段が埋め尽くされており、

さすがの人気の高さを感じた。

 

それでも待ち時間はそこまで長くなく、

30分程度待ったらすんなり入ることができた。

 

そしていつもの通りお茶からスタート。

甘夏烏龍茶

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今回は甘夏烏龍茶ということで、

柑橘系の爽やかなお味となっていた。

烏龍茶にしては色が薄い。

担々麺の濃厚さとバランスが取れていてよかった。

 

中華風とろたく丼

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次に来たのがこちら

このネギトロのソースが絶品すぎるわけで。

若干マヨネーズっぽい酸味のあるピリ辛タレと、

大根やたくあんのシャキシャキ感と、

ネギトロの旨味を一気に混ぜて、

白飯と一緒に頂く。

いやー素晴らしかった。

危うく全部食べそうだったが、

後でスープを入れるために残しておくことに。

 

山椒ワンタン

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またすごいボリュームのサイドメニュー。

プルプルのワンタンの中に、

山椒の効いた肉ぎっしりと詰まっている。

たったの300円でこんな極上ワンタン4つも食べられるなんて、

サービス良すぎて最高である。

 

そしてここからが本編。

MIXED NUTS タンタン麺

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白い濃厚そうなスープの上に、

鮮やかな2色のオイルが映える印象的なビジュアル。

スープは鶏ガラ香味野菜和出汁のミックスに大量の落花生胡麻

カエシは白醤油ベースにバルサミコ酢

とのこと。

そして、

赤いオイルは、和歌山みかんマーマーレードラー油

緑のオイルは、パセリ仁淀川山椒のオイル

だそうである。

 

まず緑からいくと、

パセリと山椒の独特な爽やかな香りが鼻に抜け、

それがナッツたっぷりな濃厚スープのまろやかさと混ざり、

これだけでも十分美味しい。

だがここに、赤オイルの甘酸っぱさ辛みが加わり、

完全体になるのである。

混ぜていくとこのような形に。

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この完全版になったときのスープと麺に、

肉味噌を絡めていったときの美味しさが半端ではなかった。

なお、肉味噌は、

イベリコ豚和牛の粗挽き肉が使われており、

それを紹興酒と黒味醂 数種類の醤油で炒めた特製肉醬

だそうで、

噛めば噛むほど旨味が染み出してくる最高の肉味噌だった。

 

そしてタイトルのナッツも、たっぷり。

しかも、しっかり炒られていて、

焦げ目がついて香ばしくて美味しかった。

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そして最後に出てきたのが、

牡蠣のオイルコンフィのせバケット

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〆でバケットが出てくるとはさすがである。

牡蠣のオイルコンフィが半端ではなく、

プリプリ食感といい、クリーミーさといい、

非の打ちどころが無かった。

またこれをスープに浸してからいただくのも最高で、

担々麺と牡蠣の意外な相性の良さを知った。

 

〆のごはん(オリジナル)

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とろたく丼を少しだけ残しておいたのが最後に役に立った。

やっぱり担々麺といえばごはんである。

スープが少なくて、雑炊というより追い飯状態だが。

とろたく丼のタレが染みたご飯がまた味変要素となり、

その真実だけでもう胃がもたれることなく

スープの最後の一滴まで楽しませていただいたのであった。

 

ということで、

これまで食べた担々麺の中でも、

群を抜いて完成度の高い一杯であった。

以前食べた、シン-タァンタァンメン激情版:||(※)といい勝負、

いや、超えたかもしれない。

仕事帰りにこんなに美味しい限定ラーメンを食べに行けるという

この一掴みの奇跡を噛み締めて生きていこうと、

そう思ったのであった。

 

※シン-タァンタァンメン激情版:||

kenshinkk.hatenablog.com