※承前
今回は大つけ麺博2022の2杯目として食べた、
中華蕎麦沙羅善さんを紹介する。
沙羅善さんといえば、
元アイドルの店長さんが、
某ラーメン評論家を出入り禁止にした、
というニュースで一躍話題になったお店。
その以前からも、
鎌倉の超人気店であり、
完全予約制でなかなか行けないが、
めちゃくちゃうまい、
という評判は聞いていた。
だからこそ、
つけ麺博に来ると聞いたときは、
行くしかないと思ったわけだが、
大久保公園に辿り着いたときに、
売り切れのお知らせを聞いて、
非常に残念に思っていた。
そんな中、前回記事で、
竹末食堂のつけ麺を食べている時に事件は起こった。
ちょうどスープ割りをしている時に、
とんでもないアナウンスが聞こえてきた。
「中華蕎麦沙羅善さん、残り100杯です!」
会場アナウンスでも、公式ツイッターでも
売り切れの通知が出ていたはずなのに、
なんという僥倖!
そう思ったのも束の間、
別の列に並んでた人たちが、
わらわらと沙羅善さんの方に向かっていったのである。
100杯とはいえ、これは早く行かないとまずい!
竹末食堂さんのスープ割りを慌てて飲み干し、
早々に沙羅善さんの列に向かったのだった。
駆けつけた40人ほどの行列を並びきり、
たどり着いたのが、こちら。
濃厚豚骨魚介つけ麺
追加トッピングで、
つくね増し、ロースチャーシュー増し
にしている。
麺
まずは、店員さんの説明の通り、
塩だけをつけて麺から食べてみる。
まず最初に感じたのは、
日本蕎麦のような麺の密度の高さ、
そして、重厚な小麦感。
これはうまい。
今まで食べたことの無いずっしり感。
決して重いというわけではないが、
麺だけでこのインパクトは凄い。
スープ
その麺に合わせるのは、
超濃厚な豚骨魚介スープ。
王道な豚骨魚介の強烈な旨味がメインで、
麺に負けないほどの濃度を誇る。
濃厚で粘度は高いが、塩辛くはなく、
柚子の爽やかさもあって、くどさは感じない。
2杯目なのに、しっかりスープ割りも飲んでしまう程、
最後まで飽きさせないのは凄いなと思った。
トッピング
ロースチャーシューは、
レアではなさそうだが超しっとりで柔らか。
そして、つくねがべらぼうに美味い。
軟骨入りで歯応えも良く、
軽く生姜のさっぱり感もあって、
何個でも食べられそうだった。
勿論そのままでも美味いが、
スープにつけて食べるのも良い。
スープ割
つけ汁が少ししか残らなかったので、
スープ割も少なくなってしまったのが残念。
でも、2杯目なのにスープ割まで飲み干したくなるのは、
それほど美味しかったということの証拠だろう。
ということで、
普段は予約制でなかなか食べることができないお店の味を
楽しむことができたというのは貴重な経験だった。
ツイッターによると、普段1200円のところを、
つけ麺博の価格設定で900円にするために、
素材をいろいろとコストカットしたそうである。
本来の素材でないことを公言していること自体素晴らしいし、
コストカットしてるのにこれだけの美味しさというのは、
まさに感動ものであった。
いやー、心に刻まれました。
いつか、鎌倉の本店に予約していきたいと思う。