腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

848. This is the new salt~信州和牛と黒トリュフの塩ラーメン@八咫烏(水道橋):7周年記念2日目

昨日は八咫烏さんの7周年記念営業2日目

今夜は、手打麺祭かめ囲さんとのコラボ。

kenshinkk.hatenablog.com

個人的ランキングでも1位に挙げさせてもらったくらい

去年最も衝撃を受けたラーメンで、

とくに手打ち麺が凄すぎた。

そんなかめ囲さんの麺が八咫烏さんとコラボするなんて、

こんな貴重な機会を逃してはならない。

 

おそらく自分のようなラーメンマニアの方たちは、

同じことを感じていたのだろう。

20時の整理券だったが、

お店の外の通りまで続く大行列。

なんと、食べられたのは22時であった。

 

しかし、その大行列に並びきった甲斐のある、

衝撃的なクオリティの一杯であった。

 

お茶

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スペシャルな台湾烏龍茶とのこと。

結構渋めで苦みもあるが、

超絶爽やかで飲んでて心地よい。

長い行列で暑かったので、

口の中をリフレッシュするには最適であった。

 

スープ

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前日に揚げワンタンとして登場した海老ワンタン。

今回はスープで登場。

しかも、そのスープが激ウマ。

しじみ出汁+牛骨クリーミーなスープに、

パセリオイルの爽やか感がたまらない。

そこにプリプリの海老ワンタンが絶妙。

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ワンタンの中は、このぎっしり感である。

少しでも噛もうものなら、具が飛び出る。

一品目ですでに満足感が凄かった。

 

あしらいプレート

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今回もまた超豪華な3品である。

味玉・メンマ・チャーシューなのだが、

そのクオリティが凄すぎた。

 

味玉~燻製ビーツとインカの目覚めのソース

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味玉に合わせるソースが赤くてびっくり。

その正体はビーツとじゃがいもなのだが、

燻製の香りが凄まじく、

卵自体は燻製ではなかったっぽいが、

まるで「くんたま」を食べているかのよう。

ソースが燻製というパターンは初めて食べたが、

めちゃくちゃ美味しかった。

 

メンマ~えだまめんま

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前日の炭火焼トリュフメンマも美味しかったが、

さらに枝豆ソースが絡んでいるグレードアップバージョン。

相変わらずトリュフの香りが凄まじく、

枝豆ソースもまろやかで美味しすぎた。

これはラーメンに乗せて食べなければ。

  

チャーシュー~信州和牛のステーキ 雲丹ソース

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チャーシューというか、ステーキや、

ローストビーフに近いかもしれない。

信州牛の上質な赤身肉に絡みつく、

濃厚な雲丹ソースが凄まじい美味さ。

 

下には、サクサクのパイ生地が敷かれており、

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こちらと一緒に肉を食べるだけでも、

もうそれだけ食事が成り立つのではと思うくらい。

 

全部で2枚乗っていたので、

もう一枚はチャーシューとして、

麺とともに食べる用で取っておく。

 

ご飯~サーモンと根菜のリゾット風

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メニュー名からして当たり確定。

まずはソースがとんでもない絶品である。

前日と甲乙つけがたいクリーミー感があるポタージュスープで、

キノコの旨味とバターのコクがたまらない。

解説によると、

マッシュルームと舞茸と玉ねぎをじっくり炒めて

ここに牛骨スープと発酵バター

さらにフォアグラでコクを出して根菜を入れた

特製ポタージュ風ソース

とのことで、とんでもなく手が込んでいる。

 

そして上に乗っているのは・・・ 

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とんでもないクオリティの信州サーモンである。

皮目はじっくり焼かれており香ばしく、

身の方はミディアムレアの絶妙の火入れ

そのまま食べても良し、

ほぐしてリゾットに混ぜて食べても良し。

塩気も程よくきいていて、

油断すると全部食べてしまいそうな美味しさだった。

 

半分はスープを入れて食べるために取っておくことに。

 

そしていよいよメイン。

 

This is the new salt~信州和牛と黒トリュフの塩ラーメン

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八咫烏の塩ラーメンらしいクリアなスープだが、

一口飲むと、牛すじの旨味が前面に押し出された、

いつもとは全く違った切り口の衝撃。

さらにトリュフの強烈な香りも鼻を突き抜け、

程よい塩味や酸味のバランスもすさまじい。

とにかく、めちゃくちゃ美味い。

 

解説によると、

スープ 鰹の枯節 羅臼昆布 牛すじ 少し地鶏

カエシ 高知県産粗塩 極み白醤油 白ワイン 日本酒 カボスビネガー ストロベリービネガー etc

オイル 信州和牛 黒トリュフ オリーブオイル

とのことで、

牛だけでなく、様々な食材が組み合わさっており、

もうこのスープだけでもいつまでも飲んでいたい。

 

だが、今回はこれだけではない。

そこに組み合わせられる麺が凄まじかったのである。

 

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手打麺祭かめ囲さんのスーパー手打ち麺。

麺だけをズームするとこんな感じ。

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かめ囲さん本店の麺よりも若干細目であり、

今回の塩スープに合わせてきているなーという印象。

それでも、手打ち特有の食感は健在で、

モチモチ感と、プリプリ感と、

そして何より小麦の香り。

この麺だけでも、替え玉して食べたいくらい、

半端ないクオリティであった。

いやー、この麺とスープの組み合わせを、

食べることができたというだけでも、

相当な価値があるのではなかろうか。

 

信州和牛の角煮

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もうホロッホロ。

サイズは小さめだったが、

クオリティは極上。

箸で簡単に切れ、脂身の甘味もすさまじい。

しっかりタレに浸かっていて味も染みていた。

 

えのきだけのフライ

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これまた美味しい。

えのきフライというと、

ブレイクビーツさんでも人気トッピングだが、

サクサクの食感も面白くて、

さらには旨味も増すという最高なトッピング。

まるで第2の麺のような印象であり、

スープも良く吸っていて美味しかった。

 

ベストテイクな一枚
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ローストビーフとえだまめんまを乗せてみた。

ここに極上の手打ち麺と牛スープを一緒に頂くと、

もう筆舌に尽くしがたい美味しさであった。

 

〆のリゾット

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最後は勿論、

極上の牛スープをリゾットに投入していく。

そしてサーモンをほぐす。

サーモンの程よい塩気と牛とトリュフの旨味が合流。

いやー、もう幸せ過ぎた。

 

 

ということで、

これまで食べてきた塩ラーメンの中でも、

確実にベストを争う一杯であった。

 

早くも7周年記念の2日目が終わってしまった。

 

残すはあと1日。

最後は4店舗のコラボということで、

スペシャファストパスを握りしめ、

これから水道橋へと向かいたいと思う。

今から超絶楽しみである。