腸壁を削って美味い物を食す

潰瘍性大腸炎(軽症)持ちの筆者が、症状が悪化する可能性を覚悟してでも食べたいと思った逸品(主に麺類)を紹介するブログです。基本的に週2回(日曜・水曜)の更新です。よろしくおねがいします。

758. 特製手打中華蕎麦(醤油)@手打麺祭かめ囲(柴崎):6月オープンの新店にて極上の手打ち麺のお祭りをこころゆくまで楽しむ!

前々回から、

煮干しつけ麺宮元 ⇒ 飛粋

と蒲田の名店を紹介してきた。

 

こちらの2つのお店を紹介したからには、

次に紹介しなければならないのは、

京王線柴崎駅から徒歩数分のところに、

今年の6月末にオープンしたばかりの

手打麺祭かめ囲さん

である。

 

まず、店長の亀井さんは、

前々回に紹介した「煮干しつけ麺宮元」のご出身。

kenshinkk.hatenablog.com

 

時折「手打中華蕎麦 亀庵」という、

二毛作イベントをやられていたほど、

独立前から人気の職人さんであったそう。

(自分は食べに行けなかったが)

自分が宮元に行ったのは、

今年のまだ寒さが残るころであったため、

もしかしたらお会いしていたかもしれない。

 

更にそれだけでなく、

女将(奥さん)の「めんま」さんは、

最近まで「飛粋」で働かれていたとのこと。

kenshinkk.hatenablog.com

 

今回ご本人を見て思い出したが、

以前、飛粋に行った際に、

中盛にするかどうかを聞いてきたのは、

間違いなくめんまさんであった。

その時も常連さんと気さくに話されていたのを覚えているが、

twitter等でも人気の看板店員であったそう。

 

そんなおふたりがご結婚されていたことも驚きで、

まずは独立及びご結婚おめでとうございます

ということなのだが、

その2つの名店のDNAを引き継ぎ、

どんな新しい一杯が誕生したのか

そちらにも非常に興味があったため、

暑い中、食べに行ってみることにしたのである。

 

そして、たまたまではあるが、

その「かめ囲」さんのラーメンを食べたタイミングで、

宮元 ⇒ 飛粋 ⇒ かめ囲

の順番で記事化する、

というこの流れに辿り着いたわけである。

 

感想をまとめると

・極太の手打ち麺と清湯醤油スープの相性が最高

・ブロックめんまが唯一無二の味と食感

・抹茶ワンタン、チャーシュー、味玉もクオリティ高すぎ

ということで、

褒める要素が多すぎてまとめきれない。

 

そのくらい、

今年食べた中でも

贔屓目なしにトップクラスの醤油ラーメンであり、

全ての要素が凄すぎたので、

何かの賞を取るのではないかと個人的に期待している。

 

さて、訪問時に話を戻すが、

オープン早々から大人気で行列が絶えないのは、

twitterの情報から明らかであった。

 

ただ、常連さんも多いようで、

開店時に並ぶ人も多そうだなという予想から、

昼の部の閉店ギリギリの14時頃を狙って訪問した。

 

この狙いはおそらく正解だったのだろう。

自分が並び始めたころはおよそ10人。

ピークでは30人ほどいたらしいので、

ちょうど列も減り始めてから並んだことになり、

作戦通りというわけである。

この日は気温30度を超えていたので、

並ぶ時間も少なくて良かった。

 

なお、食券は先に買うスタイルで、

買ってから並ぶため、

予めメニューは決めておかなければならない。

 

メニューは、中華蕎麦あぶらそば

初回ということもあり、ラーメン一択。

もちろん特製にしたのであった。

 

なお、特製にすると、

味玉、手打ちワンタン、鴨チャーシューが追加される。

後述するが、これらはマストで食べるべきなので、

初回訪問時は必ず特製にすることをオススメする。

 

お店に入ると、

店長さんと奥さんの息の合ったオペレーションで、

みるみるうちにラーメンが出来上がっていく。

また、注文が入ってから麺を切っており、

手もみ工程もしっかり入って、

ひとりぶんずつ麺が茹でられていく。

その様子は、見ているだけでも楽しいのだが、

窓越しに外からも見れるため、

並んでる間も退屈しない。

 

なお、店内BGMはずっと情熱大陸

これもなんかしっくり来ていた。

 

そして出てきたのが、こちら。

 

特製手打中華蕎麦(醤油)

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着丼の瞬間から、もうワクワクが止まらなかった。

ビジュアルから盛りだくさんすぎる。

 

構成要素としては、

・スープ

・麺

・豚チャーシュー

・鴨チャーシュー

・ブロックメンマ

・味玉

・手打ち抹茶ワンタン

・九条ネギ

 

まずは、透き通るスープから。

一口飲むと、鴨っぽい濃厚な旨味と、

醤油のキレのいい塩味

そこに、鶏の優しい出汁も入って、

清湯だけど濃厚に感じるスープであった。

これは美味い。

ネット記事によると、

小田原の「湘南どり」

鹿児島の「黒さつま鶏」

そこに鴨や豚、魚介の乾物などをブレンドしているそう。

本当に濃密な出汁で美味しかった。

 

続いては、大注目の手打ち麺

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いやー、写真を見返すだけでも、よだれが出てきそう。

そのくらい、この麺がとてつもなく美味しかった

もちろん、手もみによる不規則な縮れが、

スープを引き上げてくれる点も素晴らしいのだが、

極太なのに食べやすい程よいモチモチ感と、

強すぎない弾力と、表面の滑らかさなど、

全てのバランスが良い、とんでもない麺であった。

しっかり一杯分ずつ、手打ち&手もみの工程が入って、

これはなかなか大変だと思う。

たまに少し太いのが入っていたりするのも、

多彩な味を生み出す要因になっており、

1番端の太いところもまた美味しかった。

うどん粉「麺祭」を配合しているのが特徴なのだそうで、

たしかにうどんにも近い食感であったが、

着地点はしっかりラーメンという不思議な感覚だった。

近年、極太系が流行っていて、いくつか食べてきたが、

その中でも群を抜いて美味しかった気がする。

麺が無くなってしまうのをここまで寂しく感じたのは、

本当に久々な感覚であった。

 

味玉

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亀マークの焼き印が押されていてオシャレ。

だが、外見だけではない、

一口食べるやいなや、

そのスモーキー感に驚かされる。

燻製屋さん出てくるほどキツい燻香があるわけではなく、

ラーメンのトッピングとして邪魔にならないほどの程よい香り。

半熟加減は若干固めで、

スープには溶け出さない感じがちょうど良い。

 

鴨チャーシュー

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低温調理レアチャーシューであるが、

表面が炙られているので、非常に香ばしくて、

肉の味もしっかりしてて美味しい鴨肉であった。

なお、この日は頼まなかったが、

サブメニューで鴨肉寿司があったので、

今度は頼んでみようかと思う。

 

豚チャーシュー

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こちらも低温調理レアチャーシュー

個人的には、鴨よりもこの豚チャーシューの方が好きかも。

柔らかさが尋常ではなく、

噛みしめたときのジューシーさもすごい。

それでいて、脂身ばかりというわけではなく、

赤身と脂身のバランスも丁度良くて、

ひと口で食べちゃいたいのを必死でこらえて、

少しずつ噛みしめていったのをかろうじて覚えている。

そのくらい、夢中で食べてしまった。

 

ブロックめんま

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このメンマがまた独特で美味しい

普通のお店なら細切りにするであろうメンマだが、

この太さとサイズはまさに唯一無二。

一見固そうにも見えるが、ひとくちかじろうものなら、

コリコリした食感と共に簡単にほどけて、

あっさりに噛み切れてしまうので食べやすい。

1週間じっくり水で戻すことで、

筋を残さず柔らかい食感になるらしく、

仕込みにそんなにかかっていたことに驚きである。

そして、その味付けがまた、絶妙な甘さ

これが、醤油スープのアクセントとなって、

一層味が引き立つんだから、凄い。

隣の人が、めんまマシにしていたのも、納得した。

いやーメンマでここまで感想を書くのは、

正直、初めてかもしれない。

 

手打ち抹茶ワンタン

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ワンタンの皮も勿論手打ちとのこと。

皮はモチモチで、表面はプルプル。

これは美味いに決まっている。

皮の緑色の正体は、抹茶であるとのこと。

そこまで、抹茶の味が濃いわけではないが、

中の餡の肉の臭みを消すために一役買っている。

また、中の餡は鴨肉なのだが若干スパイシーな感じ。

スパイシーさの正体は山椒であり、鼻に良い香りが抜けていく。

いやー、こちらもクオリティが高い。

 

 

ということで、

上質なスープと、色んなトッピングと一緒に、

素晴らしい手打ち麺を食べているうちに、

アッという間に食べ終わってしまった。

 

途中でも書いたが、

まさにお祭り騒ぎのような、

全ての要素が豪華で、楽しくて、

お店の名前となっている「手打麺祭」

の真っ只中に居たかのような感覚。

そして、食べ終わるころには、

お祭りが終わってしまう時の寂しい気持ちに。

そのくらい、食べ終わるのが惜しい、

いつまでも食べていたい一杯であった。

 

いやーそれにしても店長さんと奥さんの手際の良さが凄い。

あれだけ麺を打ちながら茹でながら、

盛り付けしながら、運びながら、

ものすごく忙しそうだったけど、

ものすごく楽しそうで何より。

これからも応援していきたいなと素直に思った。

 

個人的には少し遠いので通いづらいけれど、

近くを通った際には絶対また寄りたい

そう思えるお店ができたのはすごく嬉しく、

次はあの麺をあぶらそばで食べてみたいなと、

そんなことを思いながら店を後にしたのであった。