腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

855. 醤油全部のせら~麺@手打ち蓮(森下):やっと行けた!極上の熟成手打ち麺が主役の絶品ラーメン!

念願の初訪問シリーズ

今回は両国と森下が最寄り駅の、

手打ち蓮さん。

 

昨年末オープンの新店なのだが、

開店早々から話題沸騰しており、

何度か訪問をしてみたものの、

毎度行くたびに売り切れの連続。

 

4度目のトライでは、

開店時刻前に到着することができ、

やっと食券を買うことができた。

それでも10人以上並んでいて、

あやうく全部のせにできないところだった。

(数人後ろで、基本らーめんのみとなっていた)

 

それもあって、

シリーズ屈指の念願度合いかもしれない。

 

そんなわけで、

開店直後に売り切れてしまうことが多いので、

開店前から並ぶことを推奨する。

 

メニューはシンプルで、

醤油ラーメンと塩ラーメンの2種類。

そこに、チャーシューや味玉など、

追加トッピングを入れるかどうかのオプション。

だが、早々に売り切れてしまうので、

オプションをつけたい人は早めに。

開店前に並んでいても、

チャーシュー丼は売り切れているなどは、

往々にしてある模様。

 

そんなわけで念願の一杯がこちら。

 

醤油全部のせら~麺

f:id:kenshinkk:20230613080507j:image

オーソドックスここに極まれりという

圧巻のビジュアル。

透き通った醤油スープに手打ち麺、

チャーシューが5枚に、ワンタン、海苔、

メンマ、味玉、ナルト、小松菜、ネギ、

といった、豪華なラインナップ。

さすが全部乗せである。

 

ただ、なんといっても、

主役の麺が凄まじかった。

 

麺とスープ

f:id:kenshinkk:20230613080504j:image

店内のガラス張の製麺室の製麺台で手打ちされ、

出来上がった麺帯を包丁で手切りして、

麺を茹でる前に手揉みした平打ちの太縮れ麺。

 

北海道産準強力粉の「和華」と

岩手県産もち小麦粉の「もち姫」がブレンドされているそう。

 

プリプリでモチモチの食感がたまらないわけだが、

この日の加水率は43.1%ということで、

これは異次元の高さである。

(今は無きののくらさんは50%なので、それに次ぐ高さ)

 

手もみの効果もあって、

不規則な縮れがスープを吸い上げまくってくれるので、

とても美味しく食べさせてくれる麺である。

 

並で160gという麺量なのだが、

それ以上にボリュームを感じる麺であった。

 

また、スープは、

一口飲むと様々な種類の旨味が一気に押し寄せ、

醤油の心地よい塩味とともに口の中に広がる。

これは凄い。

ジャンル的にはアッサリの部類だが、

手打ち麺にも負けてないインパクトがある。

 

お店の解説によると、そのスープは、

鶏出汁をベースに干し椎茸をきかせて、

イタヤ貝と利尻昆布、鰹節、鯖節に、いりこ、背黒

といった様々な旨みを重ね合わせているとのこと。

この中では椎茸の印象が強いかなー。

 

醤油タレは、

煮干3種 利尻昆布 半生がえし 醤油7種配合

※塩タレは厳選塩5種貝柱。

とのことで、

どちらもこだわり尽くされている。

 

チャーシュー

f:id:kenshinkk:20230613080501j:image

このチャーシューもとんでもなく美味い。

流行りのレアタイプではなく、

しっかり火が入ったタイプだが、

超絶ジューシーかつ味が染みていて、

うおーうめぇと叫びたくなる煮豚。

提供直前で炙られるので、香ばしさもある。

しかも5枚という大ボリューム。

ありがたい限りである。

なお、チャーシューに使う豚には、

銘柄豚を使用しており、

たしか、岩手県SPF銘柄豚の「岩中ポーク」

だった気がするが、忘れてしまった。

お店の外側に貼られていたので、

今度行ったら再確認したい。

 

ワンタン・味玉

f:id:kenshinkk:20230613080457j:image

こちらのエビワンタンもめちゃくちゃ美味い。

この皮も手打ちだろうか?

皮はかなりプルプルで歯ごたえが心地よく、

中のエビの餡とワンタンの食感の差が面白い。

これは、ワンタンメンを注文する人が多いのも納得。

 

味玉もオーソドックスながら、

しっかり半熟で味も染みておりクオリティ高い。

メンマ・小松菜等、他のトッピングも秀逸でした。

 

 

ということで、

何度行っても食べられなかった、

心の底から念願だった一杯を食べることができ、

その感動と美味しさに打ちのめされながら、

手打ち蓮さんを後にしたのだった。

 

並ぶのは大変だが、

今度は未食の塩ラーメンにぜひ挑戦したい。