今回で4回目となった、禁忌の担々麺シリーズ。
今回がいったん最終回で、
次回からは別のラーメンを紹介していくわけだが、
最終回にふさわしい一杯をお送りする。
その名も、
シン・タァンタァンメン激情版:||
サブタイトルは、
さらば、すべてのタァンタァンメン。
である。
今年完結を迎えたエヴァンゲリオンにちなんだ、
素晴らしいネーミング。
こんな素晴らしいネーミングのラーメンを出すお店といえば、
九段下の八咫烏さんしかない。
なお、この日のメニュー表はこちら。
ポスターの再現まで、完璧である。
さらには左下のIMAXが店長のお名前をもじって、
IYAMAXとなっているのも最高。
なお、この日のBGMはすべてエヴァの劇中歌であった。
実は今年、エヴァ完結にちなみ、
担々麺4部作ということで、
春ごろから、不定期で3回にわたり、
様々な担々麺が登場していた。
新感覚版:序 カニボナーラ
新感覚版:破 ホタテとピスタチオ
新感覚版:Q プルドポークと京野菜
残念ながら序・破・Qについては、
仕事の都合上、食べられなかったわけだが、
最終回だけは食べることができて本当に良かった。
先に結論を書くと、
・クリームチーズの効いた濃厚担々スープ
・多彩な野菜トッピングが最高
・山椒をまとった麺が美味すぎる
ということで、
あまりに最高過ぎたので、
今回は久々に長々と書いてしまうかもしれない。
まずは、食前茶から。
今回は、烏龍グレイティー
ということで、
台湾烏龍茶と中国白茶
のブレンドに
アールグレイ風味
をプラスしたとのこと。
中国茶系の鼻に抜ける香りがすごく良くて、
濃い味の担々麺の合間に飲むには最適であった。
続いてはこちら。
担々トウフ
この肉味噌がおそろしくウマい。
豆腐との相性が抜群なのはもちろん、
下に敷かれている野菜とも合いまくり。
辛味はそんなにないのだが、
肉の旨味もしっかり出ていて、
若干エスニック風な香りもしていた。
韓国味噌を使用されたようであるが、
おそらくテンジャンのことだろう。
粗めにつぶされた大豆が特徴的で、
独特の香りがあるとのことで、
先程のエスニック感はきっとこれかな。
続いて、
紅茶鴨の肉団子 バルサミコあんかけDon
またもや、美味いに決まってる丼が登場。
バルサミコによりやや酸味のある餡かけに、
鴨団子の野性味あふれる旨味がベストマッチ。
ニンジンやナスなどの野菜も、
餡かけに良く絡んでひたひたになっていて、
それらと一緒にご飯を掻き込むのが最高であった。
餡かけ丼というと、餡の量が中途半端で、
足りないなーと思うことが多いが、
今回のは、餡が余るくらいの大サービス盛り。
最後まで餡たっぷりで楽しむことができた。
と、ここまでのメニューだけでも、
1食として成り立つくらいのクオリティだが、
ここからが本番である。
シン・タァンタァンメン激情版:||
この盛り付けを見た瞬間、勝ち確です。
まさにラストにふさわしい超豪華トッピング。
頂上には、トマトの土佐酢漬け。
横にパセリと、人参のピクルス。
その下にはバルサミコのかかった葉物野菜が敷かれ、
さらにその下には大量の肉味噌。
さらに周囲には、
・アンチョビメンマ
・サクサクブロッコリー
・ごぼう出汁炊き揚げ
・ポテトのフライ
というラインナップ。
麺は有馬山椒オイルをまとっているらしく、
麺だけで食べても山椒の香りがすごい。
そして、それらが浸かるスープが最高。
超濃厚でドロドロな仕上がりで、もはやソースに近い。
でもしっかりラー油の辛味効いて、良いバランスになっている。
ここに先程の肉味噌と、山椒の効いた麺。
こんなの美味いとしか言いようがないですよ。
店長さんから、
「今できる最高の担々麺だから、21時までゆっくり味わって。」
と言われたのだが、
ふいに流れ始めたヤシマ作戦のBGMにより、
テンションが爆上がりした結果、
まるで、ダミーシステムに切り替わった初号機かのように、
最後の一滴まで、あっという間に貪り喰ってしまった。
ということで、
これまで食べてきた担々麺を無に帰すほどの、
衝撃的な美味しさのタァンタァンメンであった。
そういう意味でのサブタイトルなんだなと納得。
この記事が投稿される11/19の夜営業が
泣いても笑っても最終提供日となるので、
担々麺が好きな方はぜひ九段下へ!