腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

828. IL BALO DELLA VITA VOL.1 銀の鴨 de 担々麺の再構築@八咫烏×キング製麺×ALTER EGO:豪華コラボによる極上のイタリアン担々麺フルコース!

本日は、久々の大型コラボ限定。

八咫烏×キング製麺×ALTER EGO

ということで、

新進気鋭のイタリアン

ALTER EGOさんの平山シェフを迎えた

豪華なコラボレーションが実現。

 

たまたま予定が空いていたので、

朝から並びに行こうかとも考えたのだが、

店員さんから、14時ぐらいが狙い目とのツイートが。

今回は100食もあるから、

そう簡単には売り切れないとのことで、

たしかに朝から数時間並ぶより、

行列が落ち着いたころに行って、

そこまで長時間並ぶことなく食べられた方が安心だ。

とはいえ、食べられないのも怖いので、

少し早めの13時過ぎに行ってみることに。

 

すると、行列はたしかに落ち着いていて、

階段に10人程度いるばかり。

これなら30分くらい待てば余裕で入れそう。

 

ピークは70人弱の列にもなっていたらしいので、

この時間帯に来て大正解だった。

 

なお、基本メニューは3000円

そこにロゼワインか赤ワインどちらかをつけるのだが、

店員さんのオススメもあって、今回はロゼワインに。

実は前日飲み過ぎて二日酔いだったので、

注文するのをためらっていたのだが、

特別なワインときたら注文せざるを得ない。

 

ということで、

まずはいつもの食前茶から。

f:id:kenshinkk:20230521205501j:image

金萱茶(きんせんちゃ)という台湾烏龍茶とのこと。

45°出しの後、急冷しているとのことで、

こちらもなかなか手が込んでいる。

なかなかスッキリしていて、

濃厚な担々麺にぴったりのサッパリしたお茶であった。

 

そしてお次はこだわりのワイン。

ロゼワイン

Second Me Rose ’21 / Maurizio Ferraro

f:id:kenshinkk:20230521205458j:image

f:id:kenshinkk:20230521205524j:image

解説を引用させていただくと、

自称ロゼワインの伝道師が選んだ地元赤ブドウを2種類ブレンドして作ったという微発泡の辛口ロゼ。

スパイシーでいて果実味と旨味がアリ、スペシャルな担々麺の辛みと旨味によく合います。キンキンに冷やして陶器で飲んでいただきます。

とのこと。

ALTER EGOの方が厳選されたというワイン。

キンキンに冷えていながらも、

甘酸っぱさがしっかりありながらアルコール感も感じる辛口で、

微発泡も含めてキリっとした印象で非常に美味しかった。

 

飲みながら、担々麺が作られていく様子を見ていくと、

麺の上には、ナッツ、肉、トマトソースが盛られていく。

これは間違いなくおいしいやつである。

 

IL BALO DELLA VITA VOL.1 銀の鴨 de 担々麺の再構築

f:id:kenshinkk:20230521205505j:image

もう見た目からして凄い。

トマトソースがこんなに乗った担々麺なんて、

未だかつて見たことない。

一体どんな味になっているのだろうか。

 

まずは、麺とスープからいってみると・・・

f:id:kenshinkk:20230521205517j:image

麺は「こいけのいえけい」でも使用している、

キング製麺特製の不揃いピロピロ家系麺とのこと。

スープと具材としっかり絡みまくる激ウマ麺で、

鴨白湯と胡麻の旨味が効いたスープ少し辛めのオイルをまとって、

がっつりボリュームも感じるモチモチの噛み応え。

これは美味しい。

 

そしてそこに、

特製の鴨肉のラグーとトマトソースが絡む。

この二つがあり得ないほどうまい。

さすが平山シェフ。

 

ラグーソースは、

青森県新郷村の畑中さんが育てるバルバリー種の鴨肉を使用し、

ホロホロになるまで赤ワインで煮込んだ

とのこと。

ホロホロにとろける食感はさすがである。

トマトソースは完全に王道という印象のソースで、

赤ワインラグーソースには相性抜群。

 

そして極めつけは、この味変。

f:id:kenshinkk:20230521205514j:image

新玉ねぎをブラッドオレンジビネガーでマリネした、

というものらしいのだが、

もう1杯欲しかったくらい素晴らしかった。

混ぜると・・・

f:id:kenshinkk:20230521205455j:image

こんな感じになるわけだが、

鴨白湯スープとまろやかな感じに、

このマリネ玉ねぎの甘味酸味とほんのり苦みが加わって、

一気にガラッと印象が変わる。

いやー、これは最強の味変であった。

さすが、平山シェフ。

 

〆の焼きリゾット

f:id:kenshinkk:20230521205528j:image

これがまたすごかった。

完全に高級イタリアン

焼きおにぎりをイメージしたというその逸品は、

表面はカリッと香ばしく、

パルミジャーノの香りと旨味が前面に押し出されていた。

単体でも勿論美味しいのだが、

まずはこちらのスープと一緒に。

 

生ハムのスープ

f:id:kenshinkk:20230521205508j:image

何ですかこの極上品は!という感じ。

量にしては、150mlくらいというわずかな量だが、

これほど旨味が濃縮された液体を他に知らない。

これは薄めてでもいいから毎日飲みたい。

そう思うくらいえげつなく美味しいスープだった。

フランス産の生ハム丸鶏

そこにパルミジャーノの皮を入れているそう。

そんな方法、初めて聞いたのだが、

イタリアでは基本的なスープの作り方らしい。

やっぱ、本場は凄いっすね。

 

そんなことを考えながら、

スープの残り半分と、

焼リゾットの残り半分を使って

担々麺の残りスープに投入したのだった。

 

〆リゾット

f:id:kenshinkk:20230521205521j:image

ちょっとスープを入れすぎたか、

あまり美味しそうな写真に見えないが、

これとんでもなく美味しいんですよ。

生ハムスープに、鴨白湯とトマトソースの旨味も加わり、

そこにチーズのリゾット。

合わないはずがないじゃないですか。

もう最後の最後まで幸せすぎる一杯であった。

 

 

ということで、

八咫烏×キング製麺×ALTER EGO:豪華コラボによる

極上のイタリアン担々麺フルコースであった。

 

最終的にラーメンに着地させるという、

居山さんの名采配はさすがであったし、

極上のワインまで楽しむことができ、

これ以上何を望めばいいのかわからなくなるほど、

最高の休日であった。

 

また、次回のコラボも楽しみにしたいし、

チャンスがあったら、

神保町のALTER EGOさんにも行ってみたい。