今週の八咫烏さんは、
la maison de noodle vol.2
ということで、
vol.1はこちら。
このときのフルコースの再来、
しかも今回は冷やしということで、
迷わず行くことを決めたのだった。
おしながきはこちら。
ラーメン屋で4品のフルコースというのも、
八咫烏さんだけなのではないだろうか。
食前茶
今回はアップルカモミールということで、
リンゴのフレーバーが心地よい。
甘すぎずスッキリの美味しい食前茶であった。
地鶏のグリル、そら豆とピスタチオのソース
まずは鶏肉から。
しっとり低温調理された、地鶏のグリル。
柔らかくて単体でも美味しさが半端ない。
だが、そこにかかっているソースが凄まじい。
ナッツとそら豆を使ったクリームソースに
ピスタチオオイルとのことであるが、
そら豆の風味がしっかり効きながらも、
まろやかな旨味に包まれる極上のソース。
これは何枚でも食べられそう。
炭火焼きのメンマと、
サラれんそうの苦さもほどよく、
こちらもそら豆ソースにつけて食べると美味しかった。
そしてお次はメインの麺。
アサリとフルーツトマトとキャビアの冷製麺 with ズワイガニのヴィシソワーズ
いやー、何と豪華なのだろうか。
普通に塩味の冷製麺だけでも美味しそうなのに、
それをつけ麺スタイルでも食べられるという2段階構成。
何とも豪華すぎる。
まずは、冷製麺の方から。
もうね、これだけでもめちゃくちゃ美味しいんすよ。
キリっと冷えたアサリ出汁が極上の美味しさで、
ゴクゴク飲めるあっさり感。
カッペリーニのような細麺もベストマッチで、
その上に乗ったオニオンスライスと、
ライムマリネの甘酸っぱいトマト、
そこにキャビアによる塩気のアクセント。
もう完璧ですよ。
暑い日のお昼とか、これ単体で食べに来たい感じ。
つけ汁
このつけ汁も冷製タイプできっちり冷えているのだが、
こちらは打って変わって超濃厚。
ズワイガニがぎっしりと詰まった甘めのつけ汁で、
ヴィシソワーズと言っていたので芋も入っていたのだろうか。
とにかくまろやかで濃厚でめちゃくちゃ美味い。
ガッツリ麺に絡めて、カニの身も絡めながら食べると、
色々な旨味が重層的に混ざって、
何とも言えない多幸感が押し寄せてくる。
冷製麺の方からトマトを取り寄せてきても、
アサリスープを少し混ぜていっても美味しい。
そして、麺を食べ終わったあとは、
アサリスープを入れてスープ割にしてもいいのだが、
もうひとつ、選択肢である、
ご飯との合流に備え、少し残しておいたのだった。
ホタテのバターライス、行者ニンニク
下に敷かれているのは、
行者にんにくの炊き込みバターライス。
正直これだけでも激ウマなのに、
ホタテが恐ろしいクオリティなのである。
上にかかっているソースが、
ガーリックバター系のソースで、
ホタテとの相性が抜群すぎてやばかった。
ホタテの火入れ具合も完璧でした。
そんな中、残しておいたスープと合流させることに。
スープも2種類あるので、
濃厚系リゾットと、淡麗系雑炊と、
2種類が楽しめる。
さらにはそれぞれ楽しんだらMIX。
もう、やりたい放題である。
だが、まちがいなく美味い。
お腹は一杯であったが、最高の〆だった。
いや、まだ終わっていなかった。
この日はデザートもあったのだ。
トマト to イチゴのグラニテ
シャーベット状のイチゴとトマト。
このふたつが合うなんて意外だったが、
どちらも甘酸っぱいという点では同じなので、
競合せずに合わさって美味しくなっていた。
グラニテというのは、
フランス料理で言うシャーベットのことだそうで、
まさに暑い夏にピッタリな料理であった。
ということで、
今回は暑い夏にぴったりの、
超豪華冷やしラーメン+つけ麺フルコースであった。
自分が冷やし麺が好きということもあるが、
個人的には前回のvol.1より好きかもしれない。
いよいよ冷やし麺の季節が到来してきたので、
八咫烏さんをはじめ、
各店の冷やし限定麺にも注目していきたい。