腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

716. SP鴨@稲荷屋(稲荷町):ノエル仕様の極上鴨フルコース!〆の和えそばで鴨とネギの究極の共演!

稲荷屋さんのクリスマス限定

twitterの告知によるとノエル仕様とのこと。

※ノエル=フランス語でクリスマス

 

フレンチ限定を食べるのも久々なのだが、

たまたま限定が開始される時間に、

上野に寄れるチャンスがあったので訪問。

タイトルはシンプルにSP鴨ということで、

どんな鴨料理がでてくるか楽しみに注文した。

 

まとめると、

・極厚で食べ応えのある鴨ポワレ

・旨味たっぷりのシャンピニオンリゾット

・濃厚すぎる極上の鴨コンソメ和えそば

というところだろうか。

 

メニュー構成は、

・フィレのポワレ

・キャナーのラビオリ

・ワイルドライスとキヌアのシャンピニオンリゾット

九条ねぎの和えそば

・鴨コンソメ

ということで、

フレンチのフルコースさながらである。

 

さてまずは、一品目から。

 

・フィレのポワレ

・キャナーのラビオリ

・ワイルドライスとキヌアのシャンピニオンリゾット

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フィレは単純に鴨の胸肉のこと。

何より注目すべきはその分厚さである。

表面はカリカに焼かれていて、中はレア

噛めば噛むほど旨味が出てきて

肉喰ってるなー感がものすごくあった。

今年食べた鴨肉ソテーの中では1番おいしかったかも。

 

続いて、キャナーのラビオリだが、

中身はこんな感じ。

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第一印象は、とにかく美味しい肉がたっぷり入っている

というもので、食感はツナに近かったのだが、

特定できずになんだろうと思いながら食べていた。

ただ、「キャナー」を調べてみると、

鴨肉自体のことを指している言葉のようなので、

おそらく鴨肉を細かく挽いたものだと思われる。

色々なハーブと混ぜてラビオリに詰めていると思われ、

全く臭みが消えていて非常に美味しかった。

ラビオリ自体も、モチモチした独特な食感で、

中々食べ応えがあった。

 

そして、その下に敷かれたリゾットがまた最高。

シャンピニオンリゾットということで、

マッシュルームベースなのだと思われるが、

なんとも絶妙な味付けで、

キヌアワイルドライスの独特な食感を楽しみながらも、

どんどん流し込みたくなる美味しいリゾットであった。

なお、キヌアもワイルドライスも、

俗にスーパーフードと言われる穀物で、栄養満点。

確かに白米と比べると味に癖はあるが、

プチプチはじける食感が面白いので、

今回のように美味しいソースと一緒に食べたり、

白米に混ぜて食べたりする分には美味しく感じると思う。

 

さて、そして、メインであるラーメンへ。

 

九条ネギの和えそば

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びっくりするほど緑色の和えそばである。

緑の元は九条ネギということなのだが、

ネギの臭みは一切なく、旨味だけが残っていて、

ネギだけとは思えない美味しい麺であった。

 

ただ、さすがにネギの味だけだと飽きるかも・・・

というところで、後半戦はこちらをかけて頂く。

 

コンソメ

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↓混ぜていくと・・・

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これがとてつもなく美味しかった。

小瓶に入って登場したコンソメスープは、

ややとろみがかっており、

しっかり麺に絡むようにできている。

そして、非常に濃厚で味が詰まっている

稲荷屋さんのコンソメは毎度毎度すごいけども、

今回もまた最高濃度を更新したんじゃないかってくらい濃厚

ネギの旨味たっぷりの麺と、濃厚な鴨の旨味が入ったコンソメ

これこそ究極の鴨とネギの共演をみた気がする。

一気に麺をすする速度が倍増し、

あっという間に最後まで平らげてしまった。

 

ということで、

まさにフレンチのフルコースに匹敵する豪華さの、

鴨尽くしのラーメンフルコースであった。

 

今年はあまり稲荷屋さんには数多く行けなかったが、

ピンポイントで刺さる限定を食べに行くことができて良かった。

来年以降も楽しみにしたいと思う。