少し前の限定になるのだが、久々に神保町黒須さんでの一杯。
なお、鴨の塩は以前食べたことがある。
前回記事でも書いたが、
szatmariとは、ハンガリーのブランド鴨。
前回でとんでもなく美味しいことは分かったので、
次のチャンスがあったら醤油を食べようと思っていた。
そしたら、そのチャンスが案外早く訪れたので、
食べに行くに至ったというわけである。
szatmariの鴨蕎麦醤油
相変わらず美しい、透き通ったスープ。
塩の時もスープの美しさに見惚れてしまったが、
今回も同様であった。
そして、着丼時の鴨の香りに、醤油の香ばしさもプラスされ、
食べる前にもう美味しいことが確定して、多幸感が半端なかった。
表面の油層を混ぜながら、スープを飲んでみると、
鴨の強烈な旨味と、醤油の香ばしさと程よい塩気が合わさって、
とんでもなく美味しい。
そこに、そばに近いやや固めの麺がベストマッチ。
これは、醤油系で今年イチがきたかなという感じ。
そして、鴨系では醤油の塩気がきついイメージが多いが、
このスープは全くそんなことはなく、
醤油が全体を美味しくまとめてくれている印象であった。
トッピングの鴨肉はもちろん最高。
脂の甘味と言い、肉の旨味と言い、文句のつけようがない。
丸太葱は、前回食べたときよりも、焦げ目がついていて、
より香ばしくなっているように感じた。
これが圧倒的な爽やか要素を作り出しており、
少しずつツマミながら食べ進めていくのがベスト。
気付いたらなくなっちゃう、というくらい、
鴨に夢中になれる一杯であった。
鴨葱飯
実は、今回食べに行こうと決断したのは、
最終的にはこの鴨葱飯の存在が大きかったりする。
なので、期待も高かったわけであるが、
食べに来て大正解であった。
いつもの胚芽米の香ばしさと、
ちょっと甘めのタレ。
鴨の脂の甘味。
ネギの香ばしさ。
すべてが最高のバランスとなっていた。
鴨葱飯だけでも、また食べに来たい一杯である。
ということで、
黒須さんの鴨そばは、醤油も非常に素晴らしかった。
今はいったん鴨の限定は終わってしまったようなので、
今回食べ損ねてしまった方は、次の機会にはぜひ食べ逃しなく。
明日公開予定の次記事では、
現在実施中の限定を紹介したいと思う。