腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

738. 金色グラフティー 鴨・フォアグラ・ポルチーニ@八咫烏(九段下):まさに力作!豪華食材が共演したロッシーニ風ラーメン!

10日ぶりの投稿である。

 

というのも、

副反応で倒れていた数日と、

直後に年度末の仕事の多忙が重なり、

しばらく記事が書けない日が続いた。

 

モデルナ:37.5℃⇒モデルナ39.5℃

ときたので、さすがにもうモデルナは勘弁

ということでファイザーに切り替えたが、

接種翌日に38.9℃

その翌日も37℃台でだるさが続き、

モデルナよりはマシだったがツラかった…。

 

そんなわけで間が空いてしまったが、

投稿を再開していこうと思う。

 

2記事連続の鴨となってしまうが、

今回は八咫烏さんの鴨限定を紹介する。

 

ここ2週間、塩⇒醤油と連続して鴨限定が続いた八咫烏さん。

3週目の今回は店長さんの渾身の力作ということで、

体調も良くなったことから行ってみることに。

 

タイトルは、

金色グラフティー

 

まとめると

・牛テールとポルチーニの濃厚スープが神

・柔らかすぎる鴨ロースとフォアグラの最強コラボ

・貝の旨味がたまらないボンゴレライス

となる。

 

今回のメニューはこちら、

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さすがにご飯と和え玉を全部注文すると、

お腹がパンパンになってしまうので、

・金色グラフティー 鴨・フォアグラ・ポルチーニ

・アサリと青森ニンニクのボンゴレライス

の二つだけ注文することにした。

 

今回は、超豪華食材を使っているということもあり、

そのふたつでも3300円

中々の価格であったが、後悔は全く無い

 

まずはいつもの食前茶から

クラシックオレンジルイボス〜シナモンの香りを寄せて〜

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ということで、ルイボスティーに、

オレンジピールシナモンで香りをつけたものであるとのこと。

古典的な淹れ方をしているそうで、

一段と渋みが強調されていたような気がする。

シナモンの独特の風味もあって、

味わい深い食前茶であった。

 

そしてお次は、

アサリと青森ニンニクのボンゴレライス

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これがめっちゃうまい。

ガーリックライスの上に、

甘辛く煮たあさりがたくさん乗っており、

さらにそこに緑色のソース大葉がたっぷり。

そしてオイルと共にアサリのスープっぽいものもかかっていて、

それがまた味が濃厚で非常に美味しいのである。

にんにくがしっかり効いているのだが、

大葉のおかげか後味はスッキリしていて重くない。

これはきっとこの後のスープにも合うだろうなという直感から、

半分程度残しておくことにしたのだった。

 

金色グラフティー 鴨・フォアグラ・ポルチーニ

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何よりこの盛り具合である。

素晴らしすぎる。

 

頂上から見ていくと、

薬味の野菜の下には、大きなフォアグラ

そこに薄いオレンジを一枚挟んで、

特大の揚げ大根

その下には鴨ロースが4枚ほど鎮座していて、

さらにその下にはスープを吸ったバゲット

そして、スープが広がっている。

 

もうこのビジュアルだけでも、

何枚も写真を撮りたくなるくらい素晴らしく、

芸術点が高すぎた。

 

そして、スープを頂くと、

もう完全にフレンチ

クリーミーでありながら、

牛テールをはじめとした様々な旨味が溶け込んだそのスープは、

濃厚さがありながら濃すぎずに後味はスッキリ。

ポルチーニを発酵させて乾燥させて炒めたものに、

新玉ねぎセロリクリームでコクを出しているそう。

 

オイルはスチャットマリー鴨オイルに、

発酵バター香味野菜オイルも加えているそうで、

赤ワインの醤油ダレのカエシも麺に絡まって、

麺をすする手が止まらないのである。

 

なお、少し太めで平打ち気味の麺は、

独特の柔らかさであり、ちょっと家系に近い感覚の麺

スープも濃厚なので、学生の頃通った武蔵家が思い出された。

 

また麺をある程度食べ進めると現れるのは、

新玉ねぎとオレンジのマリネ

この新玉ねぎがめちゃくちゃ甘くてたまらない。

玉ねぎという組み合わせがそもそも強いが、

そこにポルチーニの濃厚な旨味クリームと、

柑橘系の爽やかさも入ってくるという、

もう何でもありの万能感あるスープであった。

 

そして存在感が大きかったのは、

こちらの揚げ大根である。

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鴨出汁で煮込んだ後に、

衣をつけて揚げられているらしく、

噛むと旨味がジュワっと出てくるところが素晴らしい。

衣が少しスープを吸ってくれるので、

そこからさらに大根にも味がうつっていき、

ここでも旨味のぶつかり合いが発生するのである。

もう最高過ぎる。

 

さらにそこに加わるのは、

鴨ロースチャーシューが豪華に4枚!

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赤ワインのタレで漬けて炭焼きでじっくり火を入れたとのことで、

格別の柔らかさを誇っていた。

鴨肉といえばある程度歯ごたえがあって、

旨味が強いイメージであったが、

今回のはサクッと噛み切れてなおかつ旨味も強い

タレに漬け込んだり炭焼きしたり休ませたりを何度も繰り返すことで、

この柔らかさと旨味が作り出されているそうで、

本当に頭が下がる思いである。

 

また、一口ですべてを持っていくくらい、

非常に濃厚なフォアグラソテーがどーんと乗っており、

これをちびちびかじりながら麺を食べるのも格別であった。

 

途中、オレンジでの味変をキメながら、麺を食べ切ると、

 

いよいよ最後の締めである。

 

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スープは実はかなり余っていたのだが、

お腹に余裕が無かったので、和え玉は頼まずに、

半分残しておいたライスを投入。

通常スープだけでも旨味が凄いが、

そこにさらにアサリガーリックを追加したことになる。

旨味が多すぎて喧嘩するかなという予想もあったが、

むしろうまく溶け込んでいった感じで、

最高のリゾットに化けた

いやーめちゃくちゃうまい。

 

もっとご飯を残しておいても良かったなと後悔。

むしろ、昼ご飯を抜いて、

和え玉を頼むのが正解だったかもしれない。

 

ということで、

今回はフレンチ風に振り切った、

八咫烏さんの超豪華鴨限定であった。

 

ロッシーニとのことで、もう完全にフレンチ。

現在改装休業中の海老丸さんのお株を奪いかねない程、

洗練された一杯のように感じた。

 

ああ、美味かった~。

 

こちらの限定は、

本日4/1の夜までとなっているので、

興味ある方はぜひ九段下へ。