腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

723. JAMマルゲリータ@八咫烏(九段下):脳天をぶち抜かれるウマさの淡麗系マルゲリータラーメン!

前回に引き続き、

八咫烏さんの限定ラーメンである。

 

今年早くも2回目の訪問となった。

 

※前回

kenshinkk.hatenablog.com

 

このイワシの限定を食べたばかりだったのだが、

店長さんのtwitterにて

「今年のハイライトです」

という予告があったため、

食べに行くことが決定した。

 

テーマは、

マルゲリータ

 

マルゲリータ×ラーメンというと、

海老丸さんのマルゲリータまぜそば

kenshinkk.hatenablog.com

が思い浮かんだが、

今回は完全に新機軸のマルゲリータラーメンであった。

 

まとめると、

・淡麗系なのにマルゲリータなラーメン

・3種類のチーズとトマトの相性が最高

・自家製ハムの極上淡麗スープが美味

となる。

 

なお、上述の店長さんの予告もあって、

18:30の時点で30人近い行列

なんとか19:20くらいには入れたが、

その時点で並ぶのを締め切るくらいの大盛況だった。

 

そんなこともあって、

サイドメニューは頼めないかなーと予想してたが、

なんとかギリギリ提供してくださり、

注文することができた。

 

なお、タイトルはイエモンの名曲からだそうで、

BGMはイエモンメドレーであった。

 

まずはいつもの食前茶から。

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エルダーフラワーダージリン

というお茶らしい。

花の香りが爽やかな紅茶であり、

ジャスミン茶と紅茶を混ぜたような印象

なんだかいつもと器が違い、

量が多く感じた。

 

続いて、オードブル。

大山鶏 バジルとトリュフのカルパッチョ仕立て

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ビジュアル見た瞬間に、美味いことが確定。

大山鶏レアチャーシューが美味しいのは勿論のこと、

バジルソースが尋常ではない。

トリュフガーリックが効いていて、

一枚食べたら美味すぎて止まらない

許されるならば、皿を舐めつくして帰りたいくらいだったが、

さすがに自重した。

 

あんこうのから揚げtoオリーブの炊き込みご飯

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アンコウとは珍しいなーと思いながら、

揚げたての唐揚げはやっぱり美味しい。

アンコウをあまり食べないので、善し悪しは分からないが、

身はフワフワで、不思議な食感。

身自体は余り派手な味はしないけれど、

緑色がかったタルタルソースと非常によく合っていた。

そこにややピンク掛かったオリーブ炊き込みご飯

珍しすぎる組み合わせだったけど、

全部が合わさるととんでもなく美味い。

そんな丼であった。

残っていてよかった。

 

そしていよいよ、メインの登場。

 

JAMマルゲリータ

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まずカラーに驚愕。

マルゲリータ=トマト×バジル×チーズ

というイメージであり、

海老丸さんはスープ(ソース)がトマト系だったので、

ドロドロ系かなーという予想をしていたが、

着丼してびっくり、まさかの淡麗系

 

一口飲んでみると、

程よい塩気とともに、とんでもない量の旨味が来る。

色んな旨味が複雑に絡みあっており、

どこまで続くのかわからないくらい長く残るのである。

そしてそこに、バジルとハーブの爽やかな香り

これは尋常じゃなくウマい。

 

店長さんのtwitterの解説によると、

豚肉を干して作った自家製ハムに、

セロリ、玉ねぎなどの香味野菜でとったスープ

バジルとほうれん草をベースに数種類のハーブを効かせたオイル

白ワインと塩に少しだけ白醤油を加えたシンプルなカエシ

とのことである。

 

この塩気は自家製ハムだったのか、と納得するとともに、

白ワインハーブなど、複雑な旨味にも納得。

驚くほどイタリアンなスープである。

 

そしてそこに合わさる麺は、

特注の真っ白で艶やかな細麺

冷やしラーメンで出てくるみたいな、

くっきりした麺線を描いていて、

正直このスープにぴったりすぎて感動であった。

 

そしてトッピングも、凄い。

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まずは、チャーシュー

解説によると、

豚肉をスパイス漬けにし一夜干しして

桜チップとダージリン茶葉でスモークし低温調理をかけた三元豚

ということなのだが、

スモークレアチャーシューが両立するのがまず驚き。

香りだけでも凄まじいのに、

食べてみるといつもよりも柔らかい食感

こんなん美味いに決まってるじゃないですか。

もしチャーシュー増しがあったら、してみたかった。

 

続いて、ガーリックオイルで焼いたローストトマト

フルーツトマトの赤ワインソースのダブルトマト構成

これが、凄まじかった。

トマトの甘酸っぱさが何倍にも増幅されている感じで、

単独で食べても美味しいのだが、

徐々に崩しながら食べていき、

スープに合えて溶かしていくのも良い

ハムの旨味がベースとなっているスープなので、

トマトとハムのスープになって美味いのである。

 

極めつけは、マルゲリータに欠かせないチーズ

モッツァレラとカマンベールとパルミジャーノ

の3種類が使われている。

トマトの上にはパルミジャーノ

そして残り2種は、

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ということで、

熟成マッシュルームのフレンチトーストの上に、

モッツァレラとカマンベールが乗っているのである。

いやー、たまんないですわ、これ。

トーストがとにかく美味すぎる

単独でも美味いのに、チーズトーストに変貌し、

しかもモッツァレラは伸びまくり

カマンベールは超濃厚

それぞれのチーズを、

トマトチャーシューバジルオイルが絡んだ麺を絡めて、

口いっぱいに頬張れば、もう完全にマルゲリータ

 

店長さんが、

脳天ぶち抜く最高のラーメンになったと思ってます!

と宣言されていただけあり、

本当に衝撃的な一杯であった。

 

しかもこのラーメン、

八咫烏さんのお正月休み中から仕込みを開始されたらしく、

提供までに約1か月近くかかっているのである。

いや・・・ほんと、感謝しかないです。

これは3000円でも納得だし、

それでも安すぎるくらいの感動的な一杯であった。

 

本日1/28の夜営業が最終日の為、

ご興味ある方はぜひ食べ逃がしの無いよう。

 

また次回の限定も、非常に楽しみである。