今週の八咫烏さんは、
屈指の名作限定
JAMマルゲリータに続く、
イエローモンキーの曲の名を冠した
ザ・イタリアンなラーメン。
その名も
Romantist Taste 2024 ジェノベーゼ
※JAMマルゲリータの記事はこちら。
ということで、
八咫烏さんお得意の塩×バジル
前回はマルゲリータだったが、
今回はジェノベーゼ。
よりバジルが増した感じになるのかな?
という予想の元、
水道橋へと向かった。
まずは食前茶から。
ド定番のほうじ茶ということで、
いつもながらスッキリめで美味しかった。
あっという間に飲み干してしまい、
次のメニューを待つ。
まず出てきたのがこちら。
グリルチキンのトマト煮込み丼
食べた瞬間、
なにこれエグすぎるんだけど
という頭の悪い感想しか出てこなかった。
そのぐらい美味さがずば抜けていた。
ローストトマトがめちゃくちゃ美味しくて、
これを崩してぐずぐずにしながら、
トマト煮込みとご飯を合わせて食べ、
そこにジューシーなチキンを合わせていく。
シンプルながら、組み合わせが最強すぎた。
隣に座った中国系の方が、
あまりの美味しさに、
丼だけおかわりしていたのが印象的。
たしかに、初めて来ていきなりこの丼食べたら、
度肝抜かれるだろうなぁ。
そんなことを思いながら、
半分平らげて待っていると…。
Romantist Taste 2024 ジェノベーゼ
予想以上に緑!
そして頂上のお花が鮮やか。
梶谷ファームというところの
エディブルフラワーらしい。
さっそくスープからいただくと、
特製オイルのパセリとバジルの香りが
いっきに鼻を突き抜けていき、
後から豚清湯の優しいスープが、
冷えた体に染み渡っていく。
まさに今日食べたかったラーメンだ。
美味しかった。
麺とスープ
店長さんの解説によると、
【スープ】
国産の豚をメインに数種類の乾物と
ハーブとイベリコ豚サルチチョンを加えて
じっくり煮出した極上の豚清湯
【カエシ】
ミネラルが強く塩味がおだやかな塩を数種類
ドライトマト 乾物 白ワイン 日本酒
白醤油で作ったカエシ
【オイル】
イタリアンパセリとバジル
さらに少しのニンニクとアンチョビを
加えじっくり火にかけた特製オイル
【麺】
ラーメンらしさを追求した極細卵麺
ということである。
もう「すごい」という言葉しかでてこない。
なお、サルチチョンとは、
粗挽きにしたイベリコ豚に、
黒胡椒などを加えて豚の小腸に詰め、
2ヶ月もかけ長期熟成させた
スペインのサラミの一種だそう。
良い出汁が出てそうである。
あしらい
国産豚バラの炭焼きチャーシュー。
これがとんでもない美味しさであった。
メチャクチャ手が込んでいるのだろうなぁ、
と思いながら一枚一枚じっくり味わう。
何より、ソースとの相性が抜群で、
これは肉増ししたかった。
解説によると、
豚バラにたっぷり塩胡椒をまぶし二日間乾燥
その後炭焼きして8時間じっくり火を入れ、
これを薄切りにして、
ローストした松の実を加えた
アイオリソースをかけて提供。
とのこと。
アイオリソースとは
すりつぶしたにんにく・卵黄・
オリーブオイル・レモン汁・
塩・こしょうを混ぜて作るソースで、
元々はフランスが発祥とのこと。
比較的一般的な材料なので、
今度自分でも作ってみたい。
ガレット風かき揚げ
解説によると、
イベリコ豚サルチチョン、ジャガイモ、
玉ねぎ、インゲン、青豆を千切りにして混ぜ
パルミジャーノとパセリの衣をまとわせて揚げ焼き。
というのが作り方だそう。
衣が薄くてサクサクで軽く、
とくにネギとジャガイモが美味い。
後半はスープをしみ込ませて、
ドロドロにしていただくのも最高。
そして、最後はもちろん、
〆のジェノベーゼリゾット
最初からこうなることが決まってたみたいに、
バジルとトマトがひとつになり、
最高としか言いようがない〆の一杯であった。
ローストトマトを多めに残しておいて良かった。
ということで、
今週の一杯は超絶イタリアンな限定ラーメン。
サラミからとったスープから、
豚の旨味が非常によく出ていて、
バジルとトマトと松の実と、
かき揚げの中には、ジャガイモ。
ジェノベーゼの再現度が凄まじかった。
今回の限定は、残り木金の夜のみなので、
明日明後日、ご興味ある方は水道橋へ。
とはいえ、この美味しさならきっと、
年末にもう一度食べられそうである。
それを楽しみに待ちたいと思う。