5月に食べた白甘鯛つけ麺が印象的だった巌哲さん。
あれ以来、仕事の忙しさなどもあり、
金曜や土曜のつけ麺のある日に並びに行くことができず、
悔しい日々を過ごしていた。
ただ、そういえば巌哲さんのレギュラーメニューで、
まだ食べていないメニューがあることに気付いた。
そう。
夏(6月~9月頃)の間はレギュラーとして提供されている、
盛り
である。
これなら、金曜、土曜でなくても食べられる!
ということで、
ノー残業デーの水曜に、
巌哲さんに行ってみることにした。
普段ならんでいる巌哲さんも、
さすがに限定でない日は並ばずに入ることができたが、
常に半分以上の席が埋まっている状態であり、
さすが人気店といったところ。
レギュラーの鮪塩や肉醤油を頼んでいる人が多い中、
自分は季節限定の盛り一択である。
盛り(300g)+肉増し+海老天
麺
盛りは、なんといってもこの麺である。
キンキンに冷やされている麺こそが主役であり、
そのために他の要素が構成されているといっても過言ではない。
そのくらい、麺が主役のメニューである。
なお、つけ麺用の麺とは異なり、
比べるとこちらの方が若干細めという印象。
しっかり氷で締められており、
食感にいつもよりコシがあって美味しい。
つけ麺同様、表面はなめらかで加水率高め。
提供直前に、何か透明な液体を振りかけられて提供されるのだが、
どうやら白胡麻油であるらしい。
白胡麻油は匂いがなく、あまり麺の味を邪魔しないのだろう。
まずは、ひとくちそのままたべてみると、
しっかり小麦の風味がする美味しい麺で、
そのまま食べてもいいくらいの美味しさなのだが、
出汁を付けて頂くのが美味しすぎた。
つけ出汁
一見するとそばつゆのようにもみえるのだが、
中華麺に合うつけ出汁になっていて、めちゃくちゃうまい。
鰹出汁がしっかりと効いていて、鰹の風味が凄い。
みりんが多めに入っているのか、やや甘めに感じたが、
中華麺にはピッタリだったと思う。
また、さきほど麺に振りかけていた白胡麻油の風味も、
少し出汁にも溶け出していて、コクが出て美味しい。
まさに盛りそばのラーメンバージョンという感じで、
とんでもなく美味しいメニューであった。
なお、付け合わせのネギと柚子胡椒も最高の相性。
とくに、柚子胡椒を入れるというのは、
日本蕎麦ではあまり見られない組み合わせかもしれないが、
甘めのつけ出汁にはベストマッチの薬味であった。
肉
そしてラーメンには欠かせないチャーシューがまた絶品。
直前にフライパンで焼かれて提供されるのだが、
ブラックペッパーで程よく味付けもされており、
巌哲さん特有のやや固めでジューシーすぎないながらも、
しっかりと肉の味を楽しめるチャーシュー。
デフォルトでは3枚のところであるが、
今回は、肉増しにしたこともあって、大量6枚も乗っていた。
まさに壮観。
以前レギュラーを食べたときから、
このチャーシューを腹いっぱい食べたいなーという夢があった。
ずっと限定ばかり食べてきたこともあって叶っていなかったが、
それが思わぬ形で叶うこととなり嬉しかった。
海老天
そして、ここ数年で登場したという、
盛り専用のオプショントッピングの海老天。
このトッピングにより、一気に日本蕎麦感がでてくるが、
海老好きの方は、注文するのがマストである。
なにより、注文の度に毎回揚げてくださるので、
揚げたてほやほやを食べることができるのである。
普段からあまり天ぷら屋に行かないということもあるが、
揚げたてほやほやの天ぷらってこんなに美味しかったっけ?
と美味しさを再確認することができた。
スープ割
最後は蕎麦湯でなくて、スープ割なのが、ラーメン屋らしくて良い。
蕎麦のように節系の旨味だけでなく、
地鶏の分厚い旨味が加わってきて、
もう最高としか言いようがない。
最後の締めまでおいしく頂いたのであった。
なお、今回は麺量をデフォルトの200gから100gだけ増やして、
300gにしてみた(100円増し)。
普段、限定つけ麺では200gにご飯ものをつけてちょうどよいので、
300gあれば丁度良いだろうと思っていたのだが、
実際食べてみたら、あまりに美味しすぎて、
もう100gあっても食べれたなーと思う程であった。
ただ、スープ割までしっかり味わうことができたことを踏まえると、
300gで丁度良かったのかなーとは思う。
ということで、
まさにもりそばのラーメンバージョン
という巌哲さんの夏の風物詩メニューであったが、
暑い日にこそ食べたい最高の冷やし麺であった。
ずっと気になっていたので今回食べることができて良かった。
夏限定なので、これからの残暑が厳しい日にぜひ!