久々の巌哲さんのつけ麺。
2022年では初めての訪問であるが、
ガチで極上な金目鯛を食すことができた。
巌哲さんのつけ麺は、
色んな甘鯛とか真鯛とか、
鯛シリーズが多く登場するのに、
なぜ金目鯛だけ中々登場しないのだろう。
そう思っていた中で、登場したのが今回の、
千葉県鴨川産 金目鯛
やはり滅多にやらないそうなので、
食べに行ってみたわけである。
まとめると、
・刺身が美しすぎてなおかつうまい
・しゃぶしゃぶのミディアムレア感がすばらしい
・昆布との合わせ出汁が最高過ぎる
店長さんのブログをまとめると、
金目鯛をやらないのには理由があり、
ざっくりまとめると
・極上品は値段が高い
・歩留まりが悪い
・出汁は真鯛や甘鯛の方が美味しい
とのことであった。
他にも深すぎる理由があったので、
巌哲さんのブログを参照していただきたいところだが、
さらにブログ内に、
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それでも今回決めたのは、
もうこれ以上の金目鯛を仕入れるのは今後不可能と判断したためです。
~~~
とも書かれていたので、
もしかしたら巌哲さんの金目鯛のつけ麺は、
今回が最後かもしれないと思い、
食べに行くことにしたのである。
なお、鴨川産の金目鯛は、
外房つりきんめ鯛
という、ブランド鯛であるそうで、
2kgオーバーともなると、
簡単に手に入るルートに転がっていないそう。
さらに今回のような超極上の金目鯛は、
見た目の美しさ、厚み、幅、身質、扱いなどが優れ、
市場価格なら一杯4000円は軽く超えてくるとのこと。
いやー今日は食べに来て正解だったな、
と行列に並びながら思ったのであった。
なお、同じことを思って来店された方も多く、
開店時間の18時よりも前に並んだのに、
行列は20人に迫る勢い。
ギリギリ食べることができたが、
自分の3名ほど後ろの人で売り切れであった。
危なかった・・・。
ということで、前置きが長くなったが、
ようやく本編である。
創作つけ麺 千葉県鴨川産 金目鯛
麺+刺身
刺身ズーム
今回の主役は何といっても
金目鯛のお刺身
である。
写真を見て頂ければわかると思うが、
身の綺麗さが異次元なのである。
皮の鮮やかな赤が美しいのも勿論だが、
身がほんのり綺麗なピンク色に色づいている。
自分の知っている金目鯛はもっと白っぽかった気がするが、
熟成の結果こうなったのだろうか。
口に入れると、滑らかな舌触りと、
脂が良く乗っていてほのかに甘い味わい、
これまでに食べたことのない異次元の美味しさであった。
いやー最高。
日本酒が飲めたらもっと最高だったが、
この時はまん防真っ只中だったので、仕方ない。
つけ汁
今回のつけ汁は
金目鯛アラと昆布出汁をあわせているとのことで、
とにかく美味い。
店長さんのブログによると、甘鯛や真鯛の方が、
良い出汁が出やすいと書かれていたが、
金目鯛も負けず劣らず非常に美味しい出汁であったと、
個人的には思った。
トッピングは、
・金目鯛しゃぶしゃぶ
・たけのこ
・タラの芽
・九条ネギ
・ジャンボなめこ
・名古屋コーチン出汁巻
という、
金目鯛しゃぶしゃぶとタラの芽を除けば、
巌哲さんのつけ麺ではオーソドックスな組み合わせ。
タラの芽は季節ならではという感じで、
天ぷら以外では初めて食べたが、
ほんのり苦みがありつつも爽やかな味わい。
口直しにはピッタリである。
さて、主役のこちら。
金目鯛しゃぶしゃぶ
熱が入ってほんのり白くなった身が、
ホロホロと溶けていく柔らかさと、
金目鯛特有のしっかりと脂ののった感じもありながら、
わずかに身の弾力というかレア感も残されていて、
とんでもない美味しさであった。
ちり酢(おろしポン酢)につけて食べるのだが、
身の旨味と脂の甘さを引き立ててくれて、
ご飯があったら何杯でも行けそうな感じ。
代わりに麺を何すすりもしてしまった。
また、ブログにて可食部が少ないと書かれていたにもかかわらず、
金目鯛しゃぶしゃぶを3切れも入れてくださるという
神のごときサービス精神には本当に頭が下がる。
その旨味を存分に味わった後は、
最後の楽しみのお茶漬けである。
スープ割+茶漬け
金目鯛しゃぶしゃぶを一切れ残して、
茶漬けにONするまでが、
私の仕事であった。
あとは、ただひたすら掻き込むだけ。
極上の金目鯛スープと、
金目鯛の出汁の旨味を吸い込んだご飯と、
しゃぶしゃぶの欠片と、ちり酢とわさび、
それらを混然一体にしていただく。
これほど幸せなことが他にあろうか(いやない)。
ということで、
久々の巌哲さんのつけ麺は、
超希少な極上金目鯛を頂くことができた。
もうすぐまん延防止が解除されるため、
今よりはもう少し行きやすくなるので、
引き続き食べ続けていきたいと思う。