腸壁を削って美味い物を食す

潰瘍性大腸炎(軽症)持ちの筆者が、症状が悪化する可能性を覚悟してでも食べたいと思った逸品(主に麺類)を紹介するブログです。基本的に週2回(日曜・水曜)の更新です。よろしくおねがいします。

613. 創作塩つけ麺「東京都小笠原諸島産『尾長鯛』」@巌哲(早稲田):早くも今年ナンバーワンが到来!初遭遇のレッドドラゴンは身の柔らかさが異次元!

2ヶ月ぶりの巌哲さんの創作塩つけ麺。

前回行ったのは新年一発目であった。

kenshinkk.hatenablog.com

 

着席するや否や、

店員さんに「お久しぶりですね」と言われ、

2ヶ月間行っていなかったことがばれていた模様(笑)

覚えていただいて、ありがたい限りである。

 

自分はもともと金曜日の閉店間際に行くことが多かったので、

仕事も忙しかったのと、

自粛中で営業時間が20時までという条件がかなり厳しく、

それだけ間が空いてしまった。

 

今回の魚は、

尾長鯛

今まで食べたことのない魚であった。

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たしかに尾の長い恰好をしている。

八丈島レッドドラゴンという愛称で親しまれており、

大物はキロ単価3000-4000円もするという高級魚だそう。

金目鯛と同じかそれ以上のレベルである。

 

店長さんのブログにて、

今回は6kg×2匹と書かれていうことだったので、

え?うそでしょ?5万円近くないですか?

そりゃつけ麺の単価も上がって当然である。

というか、それでも原価割れてないか心配なレベルである。

 

さらに今回は、

同じく店長さんブログの完成品の記事にて、

「今年ナンバーワン」

と書かれていたこともあり、

これは行くしかないと決心した。

 

金曜日は仕事が忙しくて無理だったので、

20食しか数が無い土曜日にチャレンジ。

 

土曜日の場合は、

開店時間に並び始めるのでは確実に間に合わない。

余裕をもって並びたかったのもあり、

16:30に早稲田のバス停に着くように今回は向かった。

 

するとなんと、

16:30の時点でも10人以上の行列が!

おそるべし人気である。

 

よくよく数えてみると、自分は12人目だったので、

とりあえず食べられることは確定したが、

2ロット目になってしまった。

 

ただ、食券販売機前に行ってみると、

ラッキーなことに限定日本酒がまだ残ってる!

ということで、

迷わず注文したのであった。

 

それがこちら。

 

限定日本酒 弥右衛門 活性にごり生酒

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濁り酒というだけでも珍しいのに、

酒麹も一緒に混ざっているというかなり珍しいタイプ。

さらには活性とあるように、微発砲

そして驚くほど爽やかな香りと、

飲んだらわかる圧倒的な甘さ

久々にここまで美味しい日本酒を飲んだ気がする。

麹の一粒一粒のシュワシュワ感もたまらないし、

バニラっぽい甘い香りなんだが、まったくしつこさが無い

それでいて、アルコールの強さをほとんど感じない飲み口

色んな口コミで書いてある

シャンパンのような味わい

という表現がしっくりくるタイプである。

食前酒にはまさにうってつけのお酒であった。

どてをつまみに、うっかり全部飲み切ってしまいそうだったが、

尾長鯛のために懸命に残したのであった。

 

そしていよいよ本編である。

 

創作塩つけ麺「東京都小笠原諸島産『尾長鯛』」 

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いやー、いつにもまして、ものすごい豪華さである。

まず、刺身が4枚!

写真では3枚に見えるが、その下に1枚隠れていた。

もうこれがとんでもない美味さ。

巌哲さんでは色んな鯛を食べさせてもらってきたが、

トップクラスに入る身の柔らかさ。

脂が乗っての柔らかさというよりは、

そもそも身自体が極端に柔らかい感じ。

それを肝醤油ちり酢わさび醤油と3種類で食べられる幸せ。

もちろん、日本酒とも合いまくり

我慢して残しておいてよかったー。

 

さらにその横には炭焼き!

麺の上に焼きが乗っているのは個人的には初めて。

ひとくちサイズではあるが、

写真で伝わるだろうか?

炭焼きの香ばしさ。

ちり酢がめちゃくちゃよく合うし、

炭で焼いたばかりだからか、

身のふわふわ感と皮目の食感のギャップが素晴らしかった。

 

つけ汁

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いつにもまして具沢山なつけ汁。

ベースはもちろん尾長鯛の出汁と、

今回は昆布の出汁を合わせているそう。

鯖の時もそうだったが、昆布と合わせると旨味が強くて好き。

 

鯛系の出汁は基本的に上品なのだが、

今回はいつにもまして繊細というか、

最初のインパクトこそ強くないものの、

あとから旨味がじわじわ強くなっていく感じが素晴らしい。


他の具は、

・尾長鯛落とし

・福岡産タケノコ

・そら豆

コーチン出汁巻

・九条ネギ

・柚子

 

という、割とベーシックなタイプだったが、

今回のアタリ具材は何といってもタケノコ

しっかり炭焼きされているので、

表面の香ばしさがたまらない。

そして甘みもしっかり出ている。

メンマの代わりということなのかもしれないが、

この炭焼きだけでも一品料理になるくらいの美味しさ。

これが5-6個ゴロゴロ入っているのは最高過ぎた。

 

そして、絶品すぎる落としがこちら。

 

尾長鯛落とし
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店長さんのブログにて

あったかい雪ですね…

と表現されていたのだが、

まさにその通りすぎた。

 

異次元の柔らかさがこちらでも発揮されており、

これまでの魚でも口に入れたら溶けるとか書いてきたが、

その一段階上をいく、というか、

一本の繊維すら残らないレべルのふわとろ感。

果たしてこれは魚なのだろうか?

と疑うレベルの食感であった。

しかもこの落としが2個もついているなんて、

あまりに幸せ過ぎである。

せっかくふたつあったので、ひとつはお茶漬け用に。

 

そして、〆はこちら。

 

尾長鯛めし

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スープ割

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〆の鯛茶漬け

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あえて残しておいたもうひとつの落としに、

ちり酢(左)肝醤油(右)を乗せて、

スープと共にさらさらと鯛めしをかきこむ。

贅沢ここに極まれり、である。

 

皮目の美味しい部分もご飯に混ざっていて、

スープ割で出汁も増えたので、

スープ割&茶漬けをした最終盤の方が鯛の濃度が高いという、

普通ではありえない濃度勾配となった。

 

 

最後の最後の一滴まで、尾長鯛を味わいつくし、

帰路についたのであった。

 

ということで、

レッドドラゴンという名前に似つかわしくない、

異次元の身の柔らかさを誇る素晴らしい魚であった。

店長さんが今年No.1とおっしゃっていたのも頷ける美味しさ。

 

今回たまたま2ヶ月ぶりの訪問となってしまったが、

これからも引き続き、

行けるチャンスがあったら食べに行きたいと思う。