腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

597. 創作塩つけ麺「鹿児島県産 白星笛鯛、岩手県大船渡産 大羽イワシ、千葉県富津産 閂」@巌哲(早稲田):新年早々豪華すぎる高級魚3種の共演!〆は豪華な鯛茶漬け!

2年前より通っている巌哲さんの新年限定

 

タイトルにあるように、

新年1発目ということで、

超豪華3本立てである。

 

ラインナップは

白星笛鯛(しろぼしふえだい)

大羽イワシ(おおばねいわし)

閂(かんぬき)

 

これまで、多くの限定つけ麺を食べさせていただいたが、

3本立ては今回が初。

しかも、調べてみると、

白星笛鯛は、フエダイの中でも最高級品で、

世界一美味しい熱帯魚ともいわれているとのこと。

 

大羽イワシイワシの中で最も大ぶりで最高級品。

 

は、サヨリと呼ばれている魚の特大サイズのもので、

キロ単価が白星笛鯛の倍という超高級品とのこと。

 

そんな3本立て、食べに行かなきゃ絶対に後悔する!

ということで、

これまでで最高額の3000円という驚愕の価格であったが、

迷わず、早稲田へと向かったのであった。

 

今回は、新年初回ということもあり、

久々に日本酒も注文。

残念ながら、どて焼きは売り切れだったのだが、

初めてのアテである白菜の漬物をかじりながら、

つけ麺を待つことに。

 

日本酒(佐久の花 樽酒)
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今回の日本酒は、

佐久の花 樽酒

無濾過生原酒ということで、

口当たりはスッキリ滑らかで飲みやすいものの、

日本酒感はかなりがっつり目であり、

すきっ腹に強烈に効く一杯であった。

ただ、後に出てくる刺身や天ぷらとの相性は、

とにかく抜群すぎたわけで、

このお酒を出して頂いた店長さんには感謝である。

 

そんなわけで、登場したつけ麺がこちら。

 

創作塩つけ麺「鹿児島県産 白星笛鯛」「岩手県大船渡産 大羽イワシ」「千葉県富津産 閂」

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年始ならではの豪華すぎるラインナップ

・刺身

・麺+天ぷら

・スープ

まず刺身が2種というだけでも超豪華なのに、

さらにそこに天ぷらもついてくるという大サービスぶり。

いやーすげえ。

巌哲さんの天ぷらは初めてなので期待大である。

 

 

刺身 
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ラインナップは

・閂(特大サヨリ)刺身

・白星笛鯛刺身

・春香うど皮きんぴら

刺身はなんと3枚ずつ!

そしてきんぴらもついてくる豪華っぷり。

 

今回は、お皿の上におろし生姜とおろし山葵。

白星笛鯛には山葵、

閂には生姜をつけて食べる。

 

まず白星笛鯛は、口に入れたスッと静かに溶けていった。

正直、僕の知っている白身魚の溶け方ではなかった。

それだけ脂が良く乗っていたし、柔らかくて絶品すぎた。

日本酒と合わせると最高である。

これは高いのも納得の味であった。

 

続いて

正直食べるのは初めてであったが、

生姜とすごく良く合う。

こちらは脂が少なくて、

蕩けるというよりはしっかり歯ごたえあるタイプだが、

コクがあって旨味が強くて美味しかった。

 

 

麺+天ぷら

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今回の魚の中で、値段的にはイワシが一番安いはずだが、

一番インパクトが大きかったのは、このイワシ天かもしれない。

大羽というだけであって、サイズが大きいのも驚いたが、

何より脂の乗り方がこれまで知っているイワシではなかった。

揚げたての衣をサクッとひとかみすると、

イワシの旨味だけを残して、あっという間に蕩ける。

こんなに旨味が強くて美味しい脂は生まれて初めて。

店長さんもおっしゃっていたが、

こんなイワシ天があったら、何本でもいけそうである。

 

何もつけなくても美味すぎるわけであるが、

付け合わせのをつけて食べると、もう最高。

何塩だったか、説明があったような気がするが、

忘れてしまったのが痛恨の極みであった。

 

スープ

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スープの中の具は、

名古屋コーチン出汁巻

・こごみお浸し

・しろ菜お浸し

なめこ

・春香うど

珍しく魚が入っていなかったのだが、

白星笛鯛アラ・天日干しアゴカマス煮干し・真昆布

という様々な出汁が組み合わされているとのこと。

インパクトこそ控えめであったが、

あご出汁や煮干しで底上げされているからか、

重層的に折り重なった旨味が一口飲むたびに押し寄せてきて、

麺をすする手が止まらなかった。

 

こごみしろ菜などの珍しい野菜たちは、

一見クセがありそうな外見をしていたが、

しっかりスープに馴染んでおり、こちらも最高。

 

あえて言うならば、

3種の魚のうちのいずれかの身が入っていたら、

非常に嬉しかったのだが・・・、

さすがに予算オーバーだったのだろう。

高級魚、おそるべしである。

 

スープ割+〆の茶漬け
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もちろん今回も茶漬けで締めるのだが、

なんと、新年のおまけということで、カラスミ付き!

年末に食べた自家製カラスミも絶品であったが、

すぐまた食べることができてラッキーであった。 

 

なお、今回はスープの中に魚の具が無かったので、

白星笛鯛の刺身を一枚乗せて、

超高級な鯛茶漬けとしていただくことにした。

 

もちろん、味は最高。 

もう1枚とっておけば良かったかな?

と後悔するくらいであった。

 

 

ということで、

新年早々、限定つけ麺は最高の幕開けであった。

まあ、3000円ということで、お財布には厳しかったが、

最近は飲み会での散財が無いので、

このくらいの贅沢はさせてほしいところである。

 

とはいえ、

緊急事態宣言が発令されてしまったこともあるので、

ラーメン屋巡りは、状況を見つつではあるが、

しばらく控えないといけないかなと思っている。

 

まあ、巌哲さんをはじめ、

しっかりと感染対策されているお店もあるので、

そういうお店には行っても良いかなと思ってはいるが、

少なくとも頻度は今より減らさざるを得ない。

 

そこで次回からは、

昨年食べて記事化できていないストックの中から、

厳選して紹介していきたいと思う。