腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

612. 金華豚チャーシュー麺+ラム肉のボスカイオーラ@Nii(大塚):ここ数年でNo.1肉質の絶品チャーシューに、ラムとキノコのマリアージュ!

先月見つけた大塚Niiさん。

早くも3回目の訪問である。

 

初回訪問以来、

Niiさんのtwitterにて限定メニューをチェックしているのだが、

毎週のように新たな限定メニューが複数登場しているのだ。

しかも、どれも非常に美味しそうなので、

毎回食べたくなってしまうので我慢するのが本当に大変。

営業時間が夜遅くまであったら、

もっと多く通ってしまっていたかもしれない。

 

※初回訪問時の記事

kenshinkk.hatenablog.com

 

そんな中、本日は、

金華豚チャーシュー麺が残り僅か

という情報と、

毎週火曜にやっているラム系限定の特別提供がある、

とのことであったので、

居てもたってもいられずに大塚までやってきてしまった。

 

なお、金華豚とは、

平田牧場が作るブランド豚であり、

中国の高級食材である金華ハムの原料としても知られる品種で、

年間16000000頭も消費される豚のうち、

たった1000頭だけという希少種

体の小さい豚らしく、飼育時間とコストがかかって、

それでも肉の量が取れないけど、肉の品質は極上

そんな珍しい豚肉、食べないわけにはいかない。

 

残り僅かだったので、残っているか不安だったが、

店に入ってみるとギリギリ間に合ったようで、一安心。

 

同行した会社の先輩と共に、

その両限定メニュー

金華豚チャーシュー麺(1500円)

・ラム肉のボスカイオーラ(1200円)

を注文することができた。

 

そして、前回美味しかったサブメニューもいくつか頼んでみた。

まずは、そちらから。

 

自家製レモンサワー

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twitterで宣伝していただけあって、

自家製レモンサワーは絶品であった。

写真で見ていただければわかるように、

果肉と皮の量が尋常ではない

これだけゴロゴロ入ったレモンサワーは久しぶりに飲んだ。

果肉や皮が多いと酸味が強すぎてしまうイメージもあるが、

そんなことなく、むしろ甘味が強いくらいであり、

さわやかな酸味と丁度良いバランスで美味しかった。

 

お通しには冷製マーボー豆腐が付いてきた。

なぜ冷製だったのかは不明だが、

冷えていても美味しいマーボー豆腐は初めてかもしれない。

辛さもほどほどで食べやすく、

ご飯の上に乗っけて食べてみたかったなあ、

という印象。

ランチの持ち帰りメニューであったようなので、

昼に行ったときは検討したいと思う。

 

チャーシュー丼

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こちらは金華豚ではなく普通の豚らしいのだが、

後述する金華豚があまりに美味しすぎたため、

正直存在感は薄くなってしまった。

だが、チャーシュー丼として普通に美味しかった。

濃いめのタレとネギとの相性も良く、

ごはんが進む一杯。

ただ、金華豚が凄すぎた。

なので、今度ちゃんともう一度食べたいと思う(笑)

 

水餃子(ハーフ&ハーフ)

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前回非常に美味しかった水餃子は、

ぜひ先輩にも食べてほしかったので、注文することに。

そして皮であるが、

通常タイプとカレー味をハーフ&ハーフにした。

このハーフ&ハーフができることも、

twitterでの常連さんのつぶやきにより知ることができた。

ほんと、twitter様々である。

 

水餃子(カレー味)

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見た目は、茶色がかなり濃くてびっくり。

ほんのりカレー風味する程度かなーと油断していたら、

びっくりするほどのスパイシーなカレー味である。

付属でラー油をつけることができるが、

こちらのカレー味にはラー油をつけずに、

ノーマル皮の時だけ、ラー油をつけるパターンが、

おそらく正解なんだと思われる。

好みは分かれるかもしれないが、

どちらも美味しかったので、ハーフ&ハーフにして良かった。

 

そしてここからが、いよいよ本編である。

 

金華豚チャーシュー麺

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チャーシュー丼の時点で、軽くネタバレしてしまっていたが、

この金華豚チャーシューとにかく凄すぎた

麺の上に乗っているのかと思ったが、

まずは、チャーシュー皿が先に登場。

写真を見ていただけるとわかる通り、

このチャーシュー皿だけで勝ち確である。

 

バラ肉ロース肉がなんと3枚ずつ

しかも、それぞれが特大サイズ

 

 

正直、ここ数年食べたチャーシューの中でも、

豚肉の肉質だけでいえば断トツ1位だと思う。

金華豚さん、マジでやべぇ。

 

 

まず豚バラは、

口に入れた瞬間にとろける脂、そしてその甘さが異常

どうも脂の融点が低いらしく、溶け方が他と全然違う。

こんなにしつこくない豚の脂って存在するんだ、と思った。

 

そして、豚ロース

最近、年齢的なものか、

豚バラよりも豚ロースの方が好きでよく食べているのだが、

今回の豚ロースはふだんの肉と全然違いすぎて驚愕。

何より、赤身のキメの細やかさと、

それでいてサクッと簡単に噛み切れる柔らかさ

さらには豚肉特有の赤身の旨味が強い強い。

普通の豚肉よりもオレイン酸がはるかに多いのが旨味の秘密らしく、

オレイン酸ω-9系の油なので腸にもやさしく、

生活習慣病の予防にもなるとのこと。

さすがブランド豚は違うなぁ、と思いながら、

噛みしめるように旨味を味わったのであった。

 

そして、あとからやってくる麺とスープがこちら

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肉に集中してほしいから、という理由で、

具はシンプルにメンマネギだけ。

スープも、レギュラーメニュー(のどぐろ&真鯛)のように

出汁が強いわけではなく、

鶏ベース魚介出汁を合わせたシンプルな醤油スープ。

でも、チャーシューと一緒に食べると、

スープが主張しすぎないので、丁度良い塩梅。

いやー、これもまた美味しかった。

 

ということで、

チャーシューだけで、元がとれそうな一杯であった。

 

そして、もうひとつの限定メニューがこちら。 

 

ラム肉のボスカイオーラ

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こちらもまた、

ラーメン屋で出てくるにはカラフル過ぎる一杯。

ボスカイオーラとは、

イタリア語で「木こり風」という意味だとのこと。

よくイタリアンのお店では、

キノコが入ったパスタやピザにこの名前がついている。

 

その名の通り、

恐ろしいほどのキノコ量である。

シイタケ・しめじ・マッシュルーム・えのき

といったキノコ類がゴロゴロ。

レンゲでひとすくいしたら、

必ずどれかひとつは入ってくるような頻度である。

 

今回はそこにラム肉ほぐしも大量に入っており、

これがすげえ美味い。

またスープもラム出汁だったので、

ラムの豊潤な旨味キノコの旨味にガッツリ襲われて、

悶絶しそうなレベルであった。

 

↓中の具と麺はこんな感じ。

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麺は柔らかめなのだが、

そこに色んな食感のキノコ類に加えて、

パプリカタマネギのシャキっとした食感のアクセントも混ざり、

食べていて全く飽きが来なかった。

夢中になって食べていたら、

スープも具も麺もどんどんなくなっていたという具合である。 

 

 

ということで、

非常に美味しかった限定2種であった。

長々書いてきてしまったが、

それだけ情報量が多い限定メニューであり、

両者ともに、

食べ逃がさないでよかったと心から思える一杯であった。

 

また次回の限定メニューも楽しみに待ちたい。