腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

857. プレノワールと松茸@八咫烏(水道橋):黒の日限定はフランスの黒鳥と松茸の絶品醤油ラーメン!

あの7周年限定から早1か月。

久々の八咫烏さんの限定である。

 

今回は毎年恒例9/6の黒の日ということで、

1日限りのスペシャルな醤油ラーメンが登場する日である。

 

去年は行けなかったので、

今年は行くことができて良かった。

 

メインのラーメンが1960円

それにご飯の540円をつけて、

チャーシュー皿500円を頼むと、

ちょうど3000円になるという値段設定。

 

なお、全部頼むとこうなる。

#プレノワールと松茸 1,960円

#松茸ピラフtoカニクリームコロッケ 540円

#チャーシューand地鶏つくねちくわ塊 500円

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もう圧巻の光景である。

 

では、ひとつずつ見ていこう。

 

薔薇といちじくの紅茶

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限定のお茶を飲むのも何だか久しぶりである。

今回は薔薇とイチジクということで、

かなり華やかな香りのする紅茶であった。

美味しかった。

 

松茸ピラフ カニクリームコロッケ添え

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これがマジえげつない美味さ。

発酵バターで炒めた松茸と一緒に炊いたご飯の上に、

ズワイガニのクリームコロッケが乗っており、

その上からカニミソとポワローのクリームソースが乗っている。

twitterの店長さんの解説による)

 

とにかく美味すぎるソースと、

バターライスっぽい松茸ご飯が絶妙。

そこにクリーミーなコロッケ、

この組み合わせが最高過ぎた。

最後の雑炊のために、

半分取っておくのが本当に困難だった。

 

チャーシューand地鶏つくねちくわ塊

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ポテサラ

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若干オイリーめな大人のポテサラ。

具がゴロゴロしていて、

タレとも絡んで美味しい。

 

スペイン赤豚の出汁含み焼き

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久々にここまで旨い豚バラを食べた。

脂身が全然嫌な感じしなくて甘い甘い。

出汁含みということで、旨味も強い。

後述のラーメンの上に乗せても美味しかった。

 

地鶏つくねちくわ塊

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断面を撮るのを忘れたが、

このお皿の中で一番美味しかったかも。

ひとくち食べたときに、

吹き出る肉汁に慌ててしまったくらい、

ジューシーさが半端ではない。

ちくわってこんなに美味しかったっけ?

と思わされるくらいであった。

ちくわの弾力と、

つくねの歯ごたえのバランスがちょうど良く、

こんな組み合わせがあったとは驚きである。

 

プレノワールと松茸

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今回のメインのラーメン。

黒の日の限定スペシャルである。

 

なお、プレノワールとは、

フランス農務省指定の赤ラベル(ラベルルージュ)の貼付認可を受けた黒い鶏で、

脂質が少なく、肉のきめが細かいという特徴がある、

いわゆるブランド鶏だそう。

そんな鳥を使ったスープ、

当然ながら美味しいに決まっている。

醤油強めだが、鶏の強烈な香りと松茸の香りとが合わさって、

極上の旨味と塩味を楽しむことができる。

こういう豪華な醤油ラーメンをずっと待っていた。

 

なお、解説によると、

プレノワールをオーブンでじっくり焼き上げて、

赤ワインと昆布と水でじっくり12時間炊いたとのこと。

 

オイルは、プレノワールの脂と内蔵に、

香味野菜と火入れして鰹の圧削りで仕上げているとのこと。

 

カエシは、柴崎亭の三郎先生特製の醤油ダレに、

川越の金笛醤油を合わせているとのこと。

 

これは、居山さんしか作れないですね。

二度と食べられない組み合わせだなと思いながら、

噛みしめるようにスープを飲んでいきました。

最後の一滴まで本当に美味しかった。

 

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信州小麦使用のスペシャル麺とのことだが、

細目で断面が楕円形の滑らかでしなやかな麺であった。

歯ごたえも柔らかすぎず、丁度いい。

醤油スープも程よく吸ってくれて、

このスープに合いまくっていた。

 

ちくわと挽肉

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地鶏のひき肉、松茸、軟骨を練って

京都産の極上のちくわに合わせ、

米油でサッと揚げてサラマンダーで火入れしているとのこと。

揚がっているのにサクサクで香ばしいのは、

最後の火入れのおかげだと、食べた後に知った。

 

外のサクサク感と、

中のちくわの弾力と、

もう半分のつくねのジューシーさと、

色んな食感が合わさって、

とんでもない美味しさになっていた。

 

チャーシュー

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おそらくお皿で出てきた、

スペイン赤豚の豚バラだろう。

こちらは、普通にチャーシューとして作ったのだろうか。

いずれにせよ、めちゃくちゃ美味しい豚バラで、

こちらも甘味が凄まじい。

若干レアチャーシュー気味で、

だんだん火が入っていく感じも良い。

 

なお、他のトッピングとして、

松茸、冬瓜のスライスや、

里芋の唐揚げ、さやえんどうなど、

野菜類もバランスと彩りが見事であった。

 

〆の雑炊

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単品でも絶品だった松茸ピラフに、

絶品の醤油スープを投入していく。

そしてコロッケ内のカニクリームを溶かしていく。

もはや、雑炊なのか、ドリアなのか、

何に分類したらいいかわからないが、

とにかく美味しすぎた。

 

ということで、

久々の限定だったので、感想が長くなってしまったが、

記憶に深く刻まれる圧倒的なクオリティの、

絶品醤油ラーメンであった。

 

しばらくまた、

限定ラーメンが食べられない期間が続くが、

復活を楽しみに待ちたいと思う。