腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

555. 冷やし煮干しそば+塩トマトご飯@黒須(神保町):やさしさに包まれるようなまろやか冷製煮干しスープはリピート確定!

前回(※)に引き続き、神保町黒須さん。

※ 

kenshinkk.hatenablog.com

 

土曜日に研修が入る率が少なくなってきたこともあり、

またもや黒須さんに行けるチャンスが来た。

というのも、

8月が終わってしまう=冷やし麺も終わってしまう

ことを意味するため、

冷やし麺で食べ残しているメニューは食べなければ、

と思っていたのである。

 

黒須さんでは冷やし麺にありつけていなかったので、

当然、行きたかったのだが、

ようやくチャンスが巡ってきたということで、

2週連続なことはお構いなしに行ってみることにした。

 

冷やし担々麺もあったのだが、

さすがに腸のことを考えて、辛い物はやめて、

煮干しにすることにした。

 

冷やし煮干しそば

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びっくりしたのは、トマトの存在感。

煮干しにトマトというのは意外な組み合わせである。

 

ひとまずはスープから。

口に入った瞬間のインパクトはひかえめ。

でもそこから、じわじわと優しい上品な旨味が広がっていく。

冷製スープで、こういう優しい旨味を醸し出すのは難しそうだが、これは凄い。

煮干しの濃度も、ビターまでギリギリいかない程度にちょうどよく抑えられており、

それでも物足りなさは全く感じないという、秀逸なバランス感覚。

仄かに甘みがあり、塩分濃度もちょうどよく、ゴクゴク飲めてしまう。

また、キンキンに冷やされていないところも、個人的には高ポイント。

 

麺は、レギュラーのラーメンに使われている全粒粉入りの中細ストレート麺。

水でしっかり〆られているので、やや固めの食感でこれがまた良い。

 

トッピングのトマトの甘味も酸味も、この冷製スープと相性抜群。

たぶん煮干しがもっと強かったらときっと合わなかったと思う。

玉ねぎも少し苦みがあって、シャキシャキした食感とともに抜群の相性。

 

追加薬味(青ネギ&みょうが)
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これがすごく良い塩梅。

そういえば青ネギが入っていなかったなーと思ったが、

ミョウガとともに、スープに入ると、一気に和の清涼感が増した感じ。

今シーズンは、家でそうめんとかも食べていなかったので、

ミョウガも久しぶりであり、なんだか懐かしい感じもした。

 

塩トマトご飯
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そして、秀逸なサブメニューのこちら。

黒須さんと言えば、肉飯がいつもいつも美味しいのだが、

この塩トマトご飯も夏の暑い時には抜群である。

トマトの甘味と酸味だけでなく、生姜がしっかり効いており、

単品で食べても全く飽きが来ないし、

もちろんラーメンと食べても美味しい。

「塩」と書いてあるが、そこまで塩気も強くなくてよい塩梅。

ご飯は肉飯と同様に玄米も入っていて食感と香りがとても良く、

香ばしさが、トマトとよく合っていて、箸が止まらなかった。

 

ということで、

まさかの2週連続の黒須さんであったが、

本当にクオリティが高すぎる夏季限定メニューであり、

冷やし担々麺の方もいつかお腹の調子が良い時に食べてみたい。