さて、9月に入り気温が下がってきたこともあり、
冷やし限定の時期もそろそろ終わりに差し掛かっている。
各ラーメン屋さんのtwtterを見て回っていると、
冷やし限定が終わりますというお知らせが、
次々と流れてくるわけで、寂しい限りである。
そんな中、今年はこのお店の冷やしを食べていなかったことに気付く。
そう、神保町黒須さんである。
さらっと登場して話題にもなったお店でもあり、
連日大行列を作っている。
本ブログでも、昨年なんと9回も行ったお店であるが、
今年はあまりに人気が出すぎて行列が長いことと、
その営業時間の関係からなかなか行くことができていなかった。
そんな中、神保町黒須さんのtwitterにて、
牡蠣の冷やし塩蕎麦が8日で終わります。
とのお知らせが!
黒須さんの牡蠣の塩蕎麦と言えば、
去年の秋に食べてとんでもなく美味しかったのであるが、
この冷やしバージョンを食べるチャンスは、
絶対に逃してはならないと思い、
慌てて神保町へと急いだのであった。
11時台だったのだが、まさかの行列25人。
牡蠣の冷やし塩蕎麦は、1日30食限定だったので、
全員が牡蠣目当てだったらやばいかもしれないなー。
そんなことを思いながら並んでいたのだが、
この日は少し肌寒かったこともあり、
ほとんどがデフォルトを頼んだ模様。
たしかにデフォルトもめちゃくちゃ美味しいので、
食べたくなる気持ちもあったのだが、
今回ばかりは肌寒かったのがラッキー。
余裕で牡蠣の塩蕎麦は残っており、無事注文することができた。
牡蠣の冷やし塩蕎麦+薬味ご飯
なお、薬味ご飯はデフォルトでセットとなっている。
超大ぶりの牡蠣が4個も入っていて、
これで1500円というのはかなり安いのではなかろうか。
牡蠣の冷やし塩蕎麦
もう何といっても牡蠣の大きさが凄まじい。
丼の半分を覆いつくすような大きさで4個も乗っているって、
ほんと凄すぎると思う。
牡蠣料理屋でこれだけ立派な生牡蠣を4個もたべたら、
軽く1500円は超えていきそう。
しかも、この牡蠣のクオリティがとてつもなく高い。
生ガキでもなく、焼き牡蠣でも蒸し牡蠣でもなく、
限りなくレアに近いミディアムレアといったところだろうか。
一応、牡蠣のコンフィということなので、
コンフィ=低温の油で煮たものであるらしく、
生牡蠣ではなさそうなのだが、
食べた感じは生牡蠣に限りなく近い。
少し強めの塩味がついているのも特徴で、
それが麺とあっさり目のスープと非常によく合うのである。
また、振りかけられている柚子も爽やかで、
濃厚な牡蠣の味を程よく爽やかにしてくれて美味しかった。
ちなみに麺は、いつもの細麺ストレート。
スープは以前の牡蠣塩をキッチリ冷やしたというイメージで、
これまた牡蠣の旨味が溶け込んでて美味い。
ただ、スープ単独では若干薄く感じるので、
牡蠣のコンフィの塩気と一緒に頂くと、
ちょうど良いバランスになるのであった。
また、この日はたまたまだったのか、
オイルにラー油が入っていたような気がする。
twitterで見ていたものよりも赤く染まっているように見えたが、
気温が低かったためのアレンジだったのかもしれない。
ラー油っぽかったとはいえ、全体としての味を変えるほどの量ではなく、
少しピリッとしたかなー程度だったので、丁度良かった。
また、トッピングのシャキシャキの小松菜も、
冷やしのスープにベストマッチしており、
口直しにはピッタリであった。
薬味ご飯(初期状態)
まずはそのまま。
玄米ごはんと薬味だけであるが、これだけでも十分美味しい。
生姜があえて粗めに刻まれていて、
しっかり味がわかるのも良い演出だなと思った。
薬味ご飯(第2形態)
続く第2形態は、スープを投入。
淡麗系スープは雑炊にすると化けるわけで、
サラサラの冷製お茶漬けのようで美味しかった。
またここにきて、ラー油がいい感じご飯と絡んで、
食欲増進効果も相まって美味しかった。
薬味ご飯(最終形態)
そして第3形態は、牡蠣のコンフィ投入である。
振りかけられた柚子を一緒に投入したこともあり、
牡蠣の塩気と旨味に柚子の爽やかさもプラスされ、
最終形態で本気を出してきたラスボスかのように、
圧倒的な美味しさで襲い掛かってきたのであった。
いやー、最高。
ということで、
牡蠣好きの方は食べ逃がしたら絶対後悔するであろう、
2021年の黒須さんの冷やし限定であった。
いやーなんとかギリギリ間に合って良かった。
なお、タイトルにも記載しているように、
提供は本日9月8日までらしいので、
とんでもなく美味しい牡蠣を食べたい方は今すぐ神保町へ!