腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

554. 天草大王の鶏と水(塩)@黒須(神保町):鶏×水系の最高峰!天草大王の魅力を存分に味わえる一杯!

久しぶりの神保町黒須さん。

 

3月に食べた限定の鴨そば(↓)以来の訪問。

kenshinkk.hatenablog.com

 

鴨の美味しさを存分に楽しめる一杯に大感動だったわけだが、

それ以来仕事も忙しくて黒須さんの営業時間に行くチャンスがなく、

悔しい思いをしてきた。

 

そんな中、たまたま土曜日の研修(zoom)が午後休講になるとの連絡があり、

これはチャンス!とばかりに黒須さんのTwitterを探すと、

なんと運がいいことに限定営業の文字が!

 

今回の限定は天草大王の鶏と水ということで、

ずっと楽しみにしていた一杯である。

 

なお、天草大王とは、熊本のブランド鶏

博多で水炊き用として重宝されている幻の地鶏とのことで、

昭和初期に一度絶滅してしまったのを復活させた品種だとのこと。

身体が大きくて、肉質が良いのが特徴であるらしい。 

 

さらに、熊本豪雨の義援金企画『One team. One for all, All for one』

ということで、売り上げの一部が熊本に寄付されるとのこと。

熊本に知り合いが住んでいるわけではないが、

わずかながら貢献させていただこうと思い、参加を決意。

 

20人を超える長蛇の列の最後尾に並んだのは12:30。

授業が終わってからなので仕方なかったが、

土曜日の黒須さんを舐めてはいけない。

 

まあそれでも売り切れは無いだろうという安心感があったのは良かった。

それがなければこの暑さの中、長時間並んではいられない。

 

ようやく店内に入り、冷房で涼みながら注文したのはこちら。

 

天草大王の鶏と水(塩)

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着丼早々、黄金色に輝くその美しいビジュアルに息を飲んだ。

何より注目はその透き通るスープである。

口に入れるやいなや、天草大王の鶏油の上品な香りが鼻を抜けていき、

鶏出汁の旨味と鶏油の旨味が絶妙なバランスで襲いかかってくる。

鶏油系のラーメンは後半に飽きてしまうことも多々あるが、

鶏油に一切の臭みやしつこさが無いので、後半まで全く飽きないのだ。

天草大王恐るべしである。

 

トッピングは、

・天草大王のタタキ

・レアチャーシュー(豚)

・味玉

・穂先メンマ

・九条ネギ

 

今回の目玉である天草大王のタタキがとにかく抜群。

ほんのり炙られて香ばしく、

ムネ肉だと思うが全然蛋白ではなくて旨味がもの凄い。

もしメニューにあったら、確実に鶏タタキ増しにすべき逸品。

さすが天草大王。

 

その他、

レギュラーにもついてくるレアチャーシューも楽しめて、

味玉もデフォルトで付いてきて、

メンマネギもスープと抜群の相性ときている。

これで義援金込みで1300円は安すぎるとしか思えない。

 

いや、本当にこれは食べたら後悔する一杯だなと思った。

 

馬刺しユッケご飯

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そして今回のサブメニューである、馬刺しユッケご飯

馬刺しを食べるのは本当に久しぶりであったが、

上手くないわけがなく、卵黄との絡みも完璧であった。

胡麻の香ばしさも、馬肉のクセをうまくカバーしており、

さらには、黒須さんおなじみの胚芽米もいい味を出していた。

いやー美味しかった。

 

ということで、

「鶏×水」系の塩ラーメンでは頭一つ抜けているレベルの一杯であった。

義援金キャンペーンに限らず、天草大王の限定は定期的にやっているようなので、

また是非食べに来たいと思う。

 

また今回、義援金に微力ながら貢献させていただいたわけですが、 

被災された皆様には心よりお見舞いを申し上げます。