腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

882. 特上塩そば@宍道湖しじみ中華蕎麦琥珀(池袋)

念願の初訪問シリーズ。

 

今回は

宍道湖しじみ中華蕎麦琥珀

さん。

 

数年前から百名店に入っており、

もちろん知ってはいたのだが、

行くことができていなかった。

 

本店は京急線の雑色(川崎の隣の駅)にあって、

各駅停車しか止まらないうえ、

土日祝がお休みということで、

平日勤務の自分には到底行くことができず、

ダラダラと時間が過ぎてしまった。

 

そんな中、琥珀さんの支店が、

池袋にオープンしたと聞いて、

今回の訪問に至ったのである。

 

池袋の北口から歩いて数分、

アパホテルの1階に行列ができていた。

ホテルの中という立地もあって、

内装はスタイリッシュな印象。

席の間隔もゆったりしていて、

ラーメン屋っぽくないレイアウトだった。

 

中華蕎麦の塩と醤油、つけそば

の3種類があったが、

シジミのスープということで、

一番合いそうな「塩」を選択することに。

チャーシューも好評なので、特上を。

また、サブの丼も美味しいと評判だったので、

吊るし焼き豚バラ丼を選択することにした。

 

特上塩そば+吊るし焼き豚バラ丼

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特上塩そば

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島根県宍道湖しじみの濃厚な出汁に支えられた

あっさり塩味の清湯系スープである。

一杯にしじみを80個ほど使っている

という口コミがあって本当かどうかわからないが、

あるていど強烈な風味を覚悟しながら飲んだのであるが、

そこまで強烈なわけではなく優しくじんわり効いてくる感じ。

塩気も尖りが無くて非常にまろやか。

少し鶏系も入っているかなーと思われる、

重層的な旨味の後味が最後まで続くので、

スープだけ飲んでいても満足感が高い。

 

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清湯系スープに相性抜群の中細麺。

ほんのわずかにふくらみもあり、

楕円形の断面をしている。

 

こちらは自家製麺だそうで、

国産小麦をブレンドして使っているとのこと。

かんすいを極力減らし、

加水率や打つ時の圧力のかけ方など、

微調整を繰り返して理想の麺を作り上げたそう。

 

スープとの相性、すすり心地、なめらかさ、

程よいモチモチ感、歯ごたえ、

どれをとっても超優秀で、

こだわってるだけあるなぁという印象だった。

 

チャーシュー

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豚ロース、豚バラ、鴨ロースという3種類のチャーシュー。

豚ロースと鴨ロースは、

いずれも低温調理でしっとりと仕上がっていた。

さらにスライサーでごく薄く切ることで

生ハムのような滑らかな食感を生みだしている。

吊るし焼きにした豚バラは、

ガツンと味わえるように厚切りになっており、

香ばしさとジューシーさが高レベルであった。

 

ワンタン、芽ネギや紫玉ねぎ、

マキシマムこいたまごを使用した濃厚味玉など、

他のトッピングも秀逸であった。

 

吊るし焼きバラ丼

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これがまた絶品であった。

480円と、若干高額ではあったものの、

それに見合うだけのクオリティ。

吊るし焼き豚バラ自体が、

とてつもなく美味しいので、

それとご飯だけでも最高なのに、

マキシマム濃い卵の卵黄とネギがついてて、

ガッツリ単体で成立するレベルの豚丼

これは美味しかった。

普段ならスープと合わせたりするのだが、

もうこれは独立して食べるものだと思う。

そのくらい単体で完成されていた。

 

ということで、

食べられないんじゃないかと諦めていたお店に

行くことができたという感動と、

予想を超えてくるクオリティの上質な塩ラーメンを

久しぶりに食べることができた。

 

まだ、醤油とつけそばを食べに行けていないので、

いつか挑戦したいと思う。