今週の八咫烏さんの限定は、
Right by your side 山椒鶏白湯
ということで、
八咫烏さんでは久々の鶏白湯。
今年の初めのこのラーメン以来だろうか。
前回は明太子との組み合わせだったが、
今回は、山椒とのコラボということで、
いつも山椒の使い所が素晴らしい八咫烏さんなので、
楽しみに水道橋へと向かったのであった。
いつもなら行列のところ、
ラッキーなことに今日は並ばずに入店できた。
先週末から急に寒くなったからだろうか。
そんな時にこそ、今回のような限定ラーメンで、
温まればいいのに、と思いながら着丼を待った。
今回のメニューはこちら。
さすがにご飯と和え玉両方は食べられそうになく、
ご飯を選択することに。
まずはいつもの食前茶から。
見た目は何の変哲もない緑茶だが、
長命草を配合しているとのこと。
その名の通り、栄養豊富な野菜で、
ビタミン、ミネラル、ポリフェノールなど、
非常にバランスよく含まれているらしい。
どのくらい入っていたかわからないが、
クセは感じず、ちょっと香りが違うかなくらい。
美味しい緑茶の味はそのまま、
栄養をとれたのは嬉しかった。
さて、お次は。
チューリップ揚げと鶏チャーシュー増し
チューリップとは、
手羽先を食べやすく整形したものであるが、
これがから揚げ状になっている。
衣は薄めで、甘辛なタレがたっぷりかかっている。
このタレが食欲をそそるのはもちろんのこと、
表面はサクッと、中は超ジューシーで、
骨付近の身がたまらなく美味い。
これは増して正解だった。
鶏胸のチャーシューも、
いつもながらクオリティが高すぎる。
今回は若干火を通しめなのかなーという色だったが、
レアチャー特有の柔らかさを持ちながらも、
噛めば噛むほど旨味が出てくる絶妙な火入れ加減であった。
地鶏のチーズダッカルビDON
こちらは先程とは打って変わって、
ホロホロになった鶏肉がとろけるチーズと、
タッカルビソースに絡んでいき、
こちらも尋常ではない美味しさである。
いやはや、鶏だけで何種類あるんだ、
というこのバリエーション。
さすがです。
いよいよメイン。
Right by your side 山椒鶏白湯
山椒オイルの緑が美しいビジュアル。
そこに蕪の赤や柚子の黄色が入ってくるのが美しい。
緑は表面のオイルだけで、
スープはしっかり白濁の鶏白湯。
かなり粘度も高くて、美味しそうなトロミ。
山椒の香りが食べる前から凄まじい。
そんな中、スープから一口飲むと、
超絶まろやかな鶏白湯で舌がコーティングされるかのようで、
ドカンという旨味のインパクトは抜群であった。
それでいて、後味は山椒のおかげかスッキリ爽やか。
このコントラストが食欲をそそり、
また次の一口に進みたくさせるのである。
いやーさすがです。
なお、今回の鶏白湯は、
丸鳥を一度油で揚げてから日本酒で炊き上げたそうで、
とっても綺麗で美味しいスープになったとのこと。
手の込みようが凄い。
鶏も、一種類だけでなく、
数種類の銘柄鶏を使用されているとのこと。
オイルは、
太白ごま油とオリーブオイル
これに紀州和歌山の山椒をたっぷり。
カエシは、
グレープフルーツ、レモン、ザラメ、三河みりんなど。
とのことで、
凄まじい種類の食材が組み合わせられている。
麺
特製もちもちの麺、とのことだが、
レギュラーの麺よりは若干太く、
中太麺といったところだろうか。
鶏白湯の濃厚スープにはピッタリであった。
大山鶏のチャーシュー
(上で説明しているので省略)
チューリップの唐揚げ甘辛仕立て
(上で説明しているので省略)
白茄子と発酵させたカブとゆずの揚げ浸し
脇役ながら、この茄子とカブが、
非常にいい仕事をされていたのである。
特に茄子は、揚げびたしにするとおいしいのは、
重々承知ではあるのだが、
それでも特筆したくなるほど美味しかった。
白湯スープを吸った野菜がこれほど美味しいとは。
その他、九条ネギもたっぷり入っており、
麺に絡めて食べていくとあっという間になくなってしまった。
ということで、
久々の鶏白湯系の限定であったが、
鶏白湯×山椒という斬新な組み合わせの一杯であった。
また、厳選された銘柄鶏を様々な食べた方で
味わうことができたのも素晴らしかった。
鶏が好きな人は食べて絶対損しないので、
ぜひ水道橋に足を運んでもらいたいと、
心から思った一杯であった。