腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

874. 和麺2023未完成交響曲~甘鯛と地鶏@八咫烏(水道橋):鶏と鯛の上品なスープにべっこう餡を纏った麺が絡まる傑作限定麺!

今週の八咫烏さんの限定は、

和麺2023未完成交響曲~甘鯛と地鶏

ということで、

久しぶりの和麺である。

 

今回はサイドメニューが

鰤御膳とのこと。

この上ない豪華なサイドに、

迷うことなく注文を入れたのであった。

 

さてまずは、

食前茶

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パンダンリーフティーというものだそう。

東洋のバニラと言われているだけあって、

甘くてココナッツっぽい香りが特徴的で、

見た目に違わぬ甘さと、

すっきりした後味を楽しむことができた。

 

鰤御膳

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鰤しゃぶ、温玉、炊き込みご飯

というラインナップ。

いやもうこれだけで立派な定食である。

 

鰤しゃぶ

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この鰤しゃぶ、

特製のポン酢っぽいタレに浸かっているが、

火入れ具合が最高過ぎるのである。

ほどよい半生具合でジューシー、

脂も乗りまくっていて、

なおかつ旨味が凄まじい。

これはめちゃくちゃ質がいいと思う。

上にかかるピリ辛のタレも美味すぎる。

貼り紙にはカブとフキと書いてあったが、

おそらくそれらを細かくしたものに、

辛味を混ぜていったのだろう。

 

これを、こいつにくぐらせて食べるのである。

温玉

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上に乗っているピリ辛のタレが、

温玉のまろやかさに包まれて、

旨味が爆発的に増幅する。

これはすごい。

 

鰤と舞茸のご飯

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これまた香ばしくて美味しいんですが、

極めつけはこちらである。

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ご飯に温玉と鰤を全部乗せ。

ほんとこれが最高過ぎた。

TKG好きには、たまらないごちそうである。

 

さて、もうすでにメインを食べた感があるが、

ここからがメインのラーメンである。

 

和麺2023未完成交響曲~甘鯛と地鶏

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白濁のスープにべっこう餡の茶色が映え、

九条ネギの緑がアクセントとなっている、

美しいビジュアル。

 

スープ

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解説によると、

大山鶏、赤甘鯛のアラ、豆乳、焙煎胡麻

という4種の素材を組み合わせた白湯スープ。

これに、鴨と舞茸と親鳥と香味野菜のオイル。

カエシは、生醤油、八海山、ブルゴーニュ三河みりん

とのことである。

スープだけで飲むと、

非常に上品な白湯スープ。

鯛のアラの旨味が強烈で、

いい意味でずーっと口に残ってくれるのが良い。

ひと口飲むとまたひと口飲みたくなる、

後を引くスープとはこのことである。

 

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国産小麦のスーパー細麺

これに鰹の枯節のべっこう餡が絡みまくっている。

これとんでもなく美味いんすよ。

スープだけでもうまいのに、

さらに鰹の旨味が重層的に加わって、

麺をすする手がマジで止まらない。

餡かけなので、和風なんだけど、

まぎれもなくラーメン。

これはすごい。

 

フレンチトースト

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卵液をたっぷり吸ったフレンチトーストが、

なぜかラーメンの上に乗っている。

なんでこの組み合わせ?

と最初は思ったが、

これがべっこう餡と絡むとめちゃくちゃ美味い。

 

金目鯛の天ぷら

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これがまた、揚げたてサクサクで、

金目鯛も美味しくて最高。

べっこう餡を吸ってふやかしても美味い。

 

エゴマ、レンコン、新ゴボウ、

九条ネギ(白ワインビネガー和え)

といった、野菜たちも素晴らしい。

 

〆の雑炊

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そして、これだけ和の要素盛りだくさんのスープなので、

炊き込みご飯と合わせると、めちゃくちゃ美味いのである。

予めご飯を半分に分けておいて、

最初の半分は鰤しゃぶと食べて、

残りは雑炊でいただく。

すべて計画通りにうまくいって

最高のフィニッシュであった。

 

ということで、久々の限定和麺は、

上品なスープにべっこう餡と麺が絡まる

傑作の限定麺であった。

 

さて、今年は数多く食べてきた八咫烏さんの限定も、

来週の残り1杯でラスト。

そこからは毎年恒例の八咫烏オブザイヤー

何に投票しようか、非常に迷うが、

果たして今年は何がベストスリーに入るのか、

とても楽しみである。