前回はまるでフレンチのフルコースだった八咫烏さん。
今回の限定は前回とは打って変わって、
しっかりラーメンらしいラーメン。
ジャンルは鶏白湯ということで、
八咫烏さんでは珍しいジャンルなので、
どんなものが出てくるか楽しみであった。
今回のメニューはこちら。
限定ラーメンと、ご飯と、肉増しは勿論のこと、
その下に書いてあるチーズがよく合うと、
店長さんが告知していたので、
トッピングしてみることにした。
まずは、食前茶から。
台湾ウーロン茶にマンゴーをプラス
まさかの組み合わせだったが、
マンゴーの甘い香りがしながらも
烏龍茶の爽やかなのど越し。
これはなかなか合いますね。
続いては、
鶏の炭火焼増
いきなり追加トッピングの鶏の直火焼から先に登場。
ネギと胡麻油ベースのタレがめちゃくちゃ美味しく、
ほどよい塩味もついてて、単独で食べても、
止まらなくなるほどの美味しさであった。
とにかくジューシーすぎるのと、
独特の炭入れによる香ばしさが尋常ではない。
炭入れ工程はぜひLIVEで観てほしいが、
熱々の炭を皮目に近づけてジュージュー焼いていくので、
お店の中が香ばしい鶏の香りで充満されていて、
食べる前からおいしそうすぎてやばかった。
一気にふた切れも食べてしまったが、
ここからラーメンもご飯も来るわけで、
我慢して残しておくことにした。
続いては、
スーパーガーリックライス
ガーリックライスといっても、
下のご飯部分にはガーリックは入っていなくて、
炒めたご飯の上に、
例の無限ニンニクのようなニンニクの紹興酒漬けが
たんまりと乗っているので、
混ぜていくとガーリックライスになる、
という塩梅である。
とにかくニンニクがすこぶるうまいので、
お米がどんどん消費されてしまうわけだが、
ご飯自体は優しい味わいであり、
これはスープにも合いそうだなと思った瞬間、
雑炊のために、半分残しておくことを決意した。
そして、いよいよメイン、
the same as... 博多地鶏の明太白湯ラーメン
明太子の赤に、紫蘇オイルと菜の花の緑、
スープの黄色に、鶏の茶色、カリフラワーの白。
と、かなり色鮮やかなビジュアルである。
まずはスープから。
鶏白湯と聞いて、
濃厚ドロドロなものを思い浮かべたが、
粘度自体はそこまで高くなく、
サラッと気味の鶏白湯であったが、
しっかりクリーミーな旨味は強くありながら、
青じそオイルによって香りと後味は爽やか、
という相反する性質をもった激ウマスープであった。
これは今まで食べたことない美味しさ。
解説によると、
鶏ガラ、モミジ、金時人参、かぶ、新玉ねぎ、
という鶏と野菜を合わせたスープということで、
このスッキリ感と旨味は野菜が生み出しているのだろう。
鶏&明太子
また、この鮮やかな明太子が素晴らしい。
博多豚骨系のらーめんに乗っているのはよく見るが、
鶏白湯ラーメンにも合うのは初めて知った。
途中から明太子を混ぜていくと、
明太子特有の旨味と塩味が鶏白湯スープと混ざり合い、
唯一無二の旨味を醸し出している。
なお、トッピングは、
説明済の炭火焼の鶏のほかには、
菜の花やカリフラワーという珍しい組み合わせ。
いずれもスープによく合っており、
独特の歯ごたえもあって良いアクセントであった。
そして、極めつけは、
ここから紹介する麺である。
チーズが絡みつく細麺
これがね、めちゃくちゃ美味しいんですよ。
最初、丼を上からのぞいた段階では、
チーズの存在を確認することができなかったのだが、
どこにいたのかなーと思って探していると、
麺を盛りつけるときに麺と麺の間に畳み込むように、
チーズを入れていることが分かった。
これは素晴らしい。
スープでトロトロに溶けたチーズが、
極細麺に絡みついてあがってくるのである。
この時点でもう最高。
さらに、このチーズ、
鶏白湯スープと明太子とたまらなく相性が良かった。
たとえばもんじゃなどで、
「もち・明太・チーズ」
という組み合わせが人気メニューになっているが、
今回は「麺・明太・チーズ」ということで、
炭水化物×明太×チーズという組み合わせは最強である。
さらに今回はそれを極上の鶏白湯スープが、
まるごと包み込んでマイルドにしているわけで、
美味しくならないはずがないじゃないですか。
さてここからは、ボーナスステージ。
鶏白湯×明太×ガーリック雑炊
当然ながら、最後にスープをかけて食べる。
これがめちゃくちゃおいしかった。
最初はご飯部分のみだけを雑炊にしていただきながら、
途中からガーリックを混ぜていくことで味変となり、
さらには明太子を追加で乗せていくことでも味変できる。
つまりは3段階のリゾットということで、
最後の最後まで美味しく頂いたのであった。
ということで、
明太×チーズ×鶏白湯という、
まさに最強の組み合わせを味わうことができる
限定ラーメンであった。
来週は、ラーメンWalkerの情報によると、
蟹の限定ラーメンということのようで、
早くも期待大である。