腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

819. 信州スペシャル和牛の塩ラーメン@八咫烏(水道橋):信州の厳選素材の美味しさが際立つ極上の塩ラーメン!

今週の八咫烏さんは、

和牛の塩ラーメン

八咫烏さんの和牛シリーズは、

神回が多いので、

今回も楽しみにしていた。

 

長野のほうに新しいお店をオープンされたと言うことで、

先週は店長さんが不在であったわけだが、

店長さんご本人曰く暇だったとのことで、

山菜を獲りに行ったりなど、

様々な食材を仕入れていた模様。

そんなわけで、信州の厳選素材が、

今日の限定にはふんだんに使われていた。

 

メニューはこちら。

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今回は店長さんが信州で仕入れてきた

特別なお酒があると言う情報を得ていたので、

たまらず、日本酒を注文してみた。

 

まずはいつもの食前茶から。

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カルダモンとナツメグルイボスティーということで、

ちょっとスパイシーで香りが特徴的であった。

カルダモンとナツメグの香りだろうか。

ルイボスティーということで、

特有のあの香ばしい香りとも合わさって、

さっぱりとおいしいお茶でした。

 

続いては日本酒

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七賢という微発泡の濁り酒。

スパークリング日本酒で賞をとったこともある、

有名な酒蔵さんの日本酒であった。

HPを見ると、乾杯にふさわしい一杯を、

的なコンセプトで作られているようである。

すごく飲みやすくて、

爽やかかつ華やかな甘さと、

にごり酒特有のなめらかな口当たりで、

まさに食前酒にぴったり。

 

このあと紹介するプレートをつまみにして飲んでも、

もちろん美味しかった。

 

スペシャルプレート

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ホワイトアスパラガスの焼浸し~青豆とカラスミのクリームソース

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ホワイトアスパラというと昔は独特な臭いがして苦手だったが、

そのような臭みは完全に消えていて、

出汁に浸っているからか、優しい旨味もあって美味しい。

食感も本当にアスパラなのか疑うくらい柔らかく、

焼浸しってすごいなと思って食べていた。

また、そのアスパラにかかっている青豆のすり流しのソースが、

からすみのコクと相まって、めちゃくちゃ濃厚でクリーミー

日本酒との相性も抜群で美味しかった。

 

豚ロースの信州味噌漬けローストポーク

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こちらもすごかった。

味噌漬けのローストポークということで、

ほどよい塩味があって、日本酒のつまみとしても最高。

とくにかかっているクリームソースと茶色い若干甘辛気味のソース

このWソースがとんでもなく美味しかった。

ロース肉の脂身の少ないところで、

赤身部分が味わい深かったのが印象的。

そして、陰の主役は豚肉の下に入ってる玉ねぎ、

これがすごかった。

葉玉ねぎというものらしいが、

飴色になるまでしっかり炒められた玉ねぎで、

香りもすごくいいし、味付けも絶妙。

豚肉と一緒に食べるとなおのこと美味しかった。

 

タラの芽ご飯

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そしてご飯ものは、

たらの芽ご飯という春らしい一杯。

店長さん自らの手で獲ってきたものらしい。

お忙しい中有難うございます。

苦みもほぼ無く、独特の風味が美味しかった。

また半分残しておいて、最後のお茶漬けで使おう。

 

そしていよいよメインのラーメン。

 

信州スペシャル和牛の塩ラーメン
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まず見た目としてはデフォルトの塩に似た、

澄み切った塩スープなわけだけど、

牛の旨味が強烈に来るだけでなく、

独特の香ばしい香りが鼻を抜けていく。

オイルは焦がしネギ油っぽい印象。

そこに細麺が合わさって、めちゃくちゃ美味い。

 

twitterの解説によると、

牛と乾物のスープに

信州牛と香味野菜のオイル

カエシは塩ベースに鮎の魚醤とのこと。

独特の香りは魚醤が影響しているのかもしれない。

 

トッピング

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トッピングについては、

まず麺の上に乗っている厚揚げにびっくりした。

意外なチョイスだなぁと思ったけど、

上にお肉を安定して載せるためのものでもあるのだと思うが、

和牛出汁浸しになっていてとんでもなく美味かった。

 

そして上に乗る牛肉がえげつないおいしさ。

A4の信州牛ということで、

それがレアステーキ状態になってるわけだが、

まず肉質が凄く良いし、火入れも素晴らしい。

赤身の旨味も抜群だし、程よいサシも最高。

味噌漬けということだったが、

塩気はそこまで強くなく、程よい感じ。

そして、そこにかかっている、

信州味噌と山椒のグリーンクリームソースがたまらない。

牛肉との相性は勿論のこと、

スープに徐々に溶かしていくと・・・

↓こうなる。

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塩バターラーメンっぽくなって、

まろやかになったスープがまたいい。

揚げた葉玉ねぎや、

信州野菜の軽井沢菜もいい味を出していた。

 

そして最後にスープをたらの芽ご飯の上にかけていくと・・・

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このとおり、最高の雑炊となるのである。

牛肉も乗せて、豪華なお茶漬けとして

スープの最後の一滴まで楽しむことができたのであった。

 

いやー今回の限定も最初から最後まで、

めちゃくちゃうまかったわーと思っていると…

なんと日本酒がもう一杯あるとのこと。

 

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いやーびっくり。デザートワインならぬ。

デザート日本酒ということで、

甘みが強く、少しの酸味もあり、

白ワインのような日本酒であった。

Beau Michelle(ボー・ミシェル)という日本酒だそうで、

酒蔵でビートルズを流して聞かせながら発酵させているそう。

どのような効果なのかわからないが、

モーツァルトを聞かせると美味しくなるとか聞いたことあるので、

それの一種だろう。

たしかにビートルズならおいしくなりそうである。

(実際美味しかった)

 

ということで、

豪華な信州尽くしの塩ラーメンと日本酒2種を

心ゆくまで堪能したのであった。

 

なお、八咫烏さん、

新宿地下ラーメンにGWの8日間出店するそう。

新宿地下ラーメンは、

いろんな有名店が代わる代わる出店するタイプの、

お店というかイベントスペースのようなものである。

新宿駅西口直結の小田急エース北館地下にあって、

自分もたまに通ることがあるのだが、

まさかそこに八咫烏さんも出店されるとは。

期間は、4/30~5/7までの間、

レギュラーメニューに加えて、

毎日、日替わりで限定ラーメンが登場するとのこと。

 

しかも、人気投票で上位の限定ラーメンが登場する、

とのことなので、自分も1票を投じさせて頂いたが、

いやーほんと楽しみである。

 

まぁ用事もあるので毎日は行けないけれど、

可能な限りは行きたいなぁと思う。

 

そんなわけで、ゴールデンウィークもしお暇な人は、

新宿に足を運んではいかがだろうか。