腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

877. 和麺2023FINAL〜和牛のスキヤキ@八咫烏:今年ラストの新作限定はすき焼きを再構築した芸術的ラーメン!

ついに来ました。

八咫烏さんの今年最後の新作限定。

今年もあっという間だったなぁ。

 

最後の新作限定は、

和牛のすき焼き

 

ということで、

和食をラーメンで表現するという

まさにここでしか食べられない一杯。

 

メニュー表はこちら。

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もちろん限定スペシャル皿も注文した。

 

まずはいつもの

食前茶

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翠玉という烏龍茶だそう。

スッキリ系で渋みも少なく飲みやすい。

あっという間に飲んでしまった。

 

限定スペシャル皿

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カニサラダ

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まずはこちら。

ふんだんに入ったカニと、

相変わらず絶品のドレッシング。

シャキシャキの野菜の食感も良く、

素晴らしい前菜だった。

 

まぐろ丼 雲丹とコンテチーズ

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見た目はそんなに派手じゃないのだが、

とんでもなく美味しかった。

まぐろの上にかかっているタレも美味しいが、

何よりご飯にかかっているソースが絶品。

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ご飯の一粒一粒が黄色いソースを纏っているのだが、

雲丹とコンテチーズのソースだとのこと。

コンテチーズ自体はフランスのハードチーズとして有名だが、

それを溶かして雲丹と混ぜていったのだろう。

クセのないコンテチーズが、

ウニと合わさっても個性が消えず、

両者の旨味が綺麗に混じっていて、

このご飯だけでもおかわりしたいぐらい。

そこにまぐろが合いまくってて素晴らしかった。

 

だが、ここは我慢して、

半分残して、メインを味わうことに。

 

和麺2023FINAL〜和牛のスキヤキ

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今年最後の新作にふさわしい芸術的なビジュアル。

いきなり主役から振り返っていこうと思う。

 

A4和牛のすき焼き的レアチャーシュー

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思い出しただけでもお腹が空いてくる。

極上の火入れ加減の赤身肉。

お肉の断面だけでも食欲をそそるのに、

さらにトロっとかかった卵の漬けがたまらない。

牛の脂はまったくしつこくなく、

おそらくロースなど、脂が少なめの部位だったのかな。

個人的にはものすごくうれしかった。

 

スープは、和牛からとった白湯スープ

そこに、和牛に根菜を落とし込んだ香味オイル

和牛の牛すじをベースにジックリ寝かし込んだ醤油ダレのカエシ

という配合とのこと。

 

スープがとにかくまろやかで美味しく、

濃厚なのにゴクゴク飲めてしまう。

牛ベースは毎回美味しい気がする。

 

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極上喉越し麺とのことだが、

極細で表面が滑らか麺で、

たしかにのど越しが良かった気がする。

この牛系のスープには細麺が合うよね。

 

椎茸と厚揚げの炭焼き煮込み

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厚揚げがあると、

一気にすき焼きっぽくなる。

 

さらには

春菊と黄韮の和風和え

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これでとどめだといわんばかりに、

上昇してくるすき焼き感。


ホロホロに煮込まれた長ネギ

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これがね、解説になかったけど、

めちゃくちゃ美味かったんすよ。

 

ここまでの、

肉、春菊、ニラ、長ネギ、厚揚げ、椎茸

このあたりを次々に食べていくと、

もうそれはすき焼きなのである。

この計算されつくした芸術品は、

マジで後世に語り継がれる一杯だなと、

思いながら、最後の締めに入った。

 

〆の雑炊

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あえて雑炊とよばせていただいたが、

まるでバターライスのような、

雲丹チーズソースにまみれたまぐろ丼に、

すき焼きを添えて牛スープを注ぎ込む。

なんだか洋風のリゾットにも思えるような、

濃厚で豊潤な味わいの〆雑炊ができあがった。

すき焼きになるだけでもすごいのに、

最後の締めまでこんなに美味しいなんて…。

 

ということで、

今年ラストの新作限定は、

食べていくごとに口の中で、

すき焼きが再構築されていくという、

まさに芸術的なラーメンであった。

 

いよいよ今年も新作が終わりで、

八咫烏オブザイヤーが到来である。

今年登場した限定ラーメンの中から、

人気投票で上位のラーメンが、

12月に再登場するイベントである。

 

どうやら今年は45杯食べているようなので、

じっくり悩んで投票しようと思う。

はたまた何が選ばれるのか、

予想するのも楽しみである。

 

ではまた次回。