今週の八咫烏さんの限定は、
先週に引き続き、
Beet'z The Best Treasure
ということで、
B’zさんのベストアルバムになぞらえ、
ビーツを用いたスープの
スペシャルな限定麺の第2弾。
※先週の限定
前回の穴子から一転、
今回は和牛煮込み
ということで、
牛煮込みシリーズは傑作だらけなので
予告の段階から超絶楽しみであった。
長蛇の列を想定していたが、
ラッキーなことにそこまで待たずに中へ。
今回のメニューはこちら。
前回より値段が上がっていたが、
今回は和牛だったので仕方なし。
それだけ期待値も高まった。
いつもの食前茶から
ハイビスカスローズヒップ
ということで、
かなり甘酸っぱさを感じるお茶で、
お茶か?疑ってしまうくらい、
今回はジュースに近い感じ。
全体的に今回は洋風だったので、
それにぴったりの紅茶であった。
限定スペシャルプレート
いや今回、やばいです。
これで1000円は安すぎる。
お腹に余裕がある人は、
絶対頼んだ方が良い一皿。
超絶サクサクの焼きたてバケットに、
ポルチーニとサラミのソース。
単体でも美味すぎるのだが、
本番はこれをスープを吸わせてから。
ということで、半分残しておく。
Blowing玉子
これまた凄まじい逸品。
おそらく燻製と思われる味玉に、
黄色い特製ソースがたっぷりかかっている。
ソースの正体がわからずだったが、
酸味つよめのにんにくマヨっぽい感じ。
そこに特製のオイルもかかり、
凄まじい美味しさになっている。
なお、割るとこんな感じ。
茹で加減も絶妙すぎた。
折角なので半分とっておき、
終盤に備えることとした。
地鶏と葉ニンニクのピラフ
これはもう、一口食べた瞬間、
優勝を確信できる一杯であった。
にんにくの効き方が最高で、
地鶏の旨味もたっぷり効いてるので、
ペロッと平らげてしまいそうだった。
だが、これとスープを合わせたら、
絶対美味しいよな~という予感があり、
気合いで半分残したのであった。
そしていよいよメイン。
Beet'z The Best Treasure 和牛煮込み
まさかラーメンとは思えないほどの緑色。
前情報が無いと、バジルかアボカドかなー?
と思ってしまうが、
今回なんとその正体はブロッコリー。
ラーメンにブロッコリーというのは、
未知の組み合わせだったが、
とんでもない美味しさであった。
スープ
鮮やかな黄緑色のスープに、
深緑色のオイル、
そこに茶色のデミグラスと、
ピンク色のソース。
いやいや、カラフル過ぎるでしょ、
とツッコみたくなるレベルの色数の多さ。
(素晴らしい限りです)
それぞれ単体で美味しいのだが、
混ぜていくと徐々に味が変わっていき、
ひと口たりとも同じ味がなくて、
でも、どの一口を切り取っても美味しい。
そんな極上スープであった。
店長さんの解説によると、
【スープ】
ブロッコリーを発酵させて、
飴色に炒めた玉ねぎに牛の清湯、
マスカルポーネで仕上げた
口当たり軽いポタージュ
【カエシ】
生醤油、煮切り白ワイン、白醤油
【オイル】
エシレバター、和牛オイル、ニンニク、生パセリ
とのことである。
(デミグラスと、ソースは後述)
麺
ひもかわ風ふすま入り平打ち麺
とのことである。
正直これまで、幅が広い麺は、
食べにくいだけじゃん
と思ってしまい、
あまり魅力がわからなかったが、
今回やっとそれを理解することができた。
これだけ幅が広いと、
それだけスープの吸い上げ量が多く、
今回のような濃厚スープの場合、
それが特に顕著なのである。
まあ、すするというよりは、
絡めて畳んで口に運び入れる、
という感じであったのだが、
麺のモチモチ感を味わいながらも、
口に運ぶたびに変わるスープの旨味を、
しっかり楽しみながら食べ進めていけたので、
幅広麺もありだな~と思えたのであった。
ここからはトッピング。
レディーサラダと人参のレモンマスタード和え
これが口直し的な要素。
アクセントに最適であった。
解説によると、
皮まで美味しい赤い大根レディーサラダと人参を
薄切りにして水にさらします。
さらしたら和出汁レモン汁でさっと茹でて
パイウォーターでさらします。
水を切ってマスタード、白ワインビネガー、
とのことである。
レディーサラダ、初めて食べたかも。
燻製ポテトとビーツの酢漬け
このジャガイモとビーツ、
メチャクチャいい働きであった。
とくにホクホクのじゃがいもは、
デミグラスに合い過ぎる。
しかも、ただのジャガイモじゃなく、
食べた瞬間の薫香がすさまじい。
ビーツもアクセント要員として、
いい仕事をしすぎていた。
解説によると、
ジャガイモをほくほくに蒸して
カリカリに焼いた牛バラ、玉ねぎと合わせて
燻製したクリームチーズとあわせます。
最後にビーツを酢漬けにしておいて
みじん切りにしてこれにあわせます。
とのこと。
燻製系の香りがしたのは、
ジャガイモに合わせたチーズだったか。
なるほど。
和牛デミグラス煮込み
そしてこちらが、メインの和牛煮込み。
もうね、味沁みまくりのホロホロ。
パーフェクトどころの騒ぎではない。
デミグラスも完璧すぎて、
もう単品で売り出してほしいレベル。
そんな逸品が、ラーメンの上に
ゴロゴロ乗っているというだけでも、
絶対2500円じゃ足りないでしょ、
と言いたくなるレベル。
本当にありがとうございました。
解説によると、
頰肉を赤ワインと日本酒と和出汁で炊く、
一度取り出した肉は、
毎日煮込んで休ませてを繰り返し
肉を取り出した出汁に、
愛別ビーツ、人参、玉ねぎ、炒めた小麦粉を加えて
デミグラスのベースに。
ここに煮込んた肉を戻して完成。
とのことである。
ただ、注目すべきは、2/3(土)の投稿にて
「火入れ始めます」という予告があったことである。
え?今日、2/7(水)ですよね?
なんと4日間も煮込まれていたのである。
いやー、美味いに決まってるやんそんなの。
と思うと同時に。
そんな4日がかりで仕込まれたお肉を、
こんなお手頃なお値段で、
食べてしまって良いのだろうかという、
若干の罪悪感さえ感じるほどの幸せ。
これは、ぜひ食べて味わってほしい。
そして、ここからは伏線回収コーナー。
まずは、残しておいたバケットを投入。
これがスープを吸っていき、
半分サクサク半分ドロドロの状態がね、
最高なんですよね。
もちろん相性も最高でした。
ありがとうございました。
そして〆はもちろんご飯への投入である。
今回は、ガーリックピラフなので、
デミグラスソースが合わないはずがない。
さらには、残しておいた玉子や、
和牛煮込みも乗せていき、
超絶贅沢な〆の丼となったのである。
いやー、うまかったー。
最高のラストであった。
ということで、
2週連続のビーツ限定であったが、
B'zさんのBGMと共に、
まさにBestなPleasureとTreasureを
与えてくれたような、
限定ラーメンであった。
特に今回の「和牛煮込み」は、
間違いなくYOYに入ってくるであろう一杯。
歴代の限定でも上位に入りそう。
ランクインしてくれれば、
年末また食べられるので、
非常に楽しみである。
なお、今回の限定は、残すところ、
2/8、2/9の夜限定のみなので、
ご興味ある方はぜひ水道橋へ。