腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

735. 若鶏のディアボラ風まぜそば@ヤタゼリヤ(九段下):まさに悪魔的なウマさのまぜそば!2週連続のサイゼリヤリスペクト!

先週から2週連続で、

九段下ヤタゼリヤにやってきた。

(前週の記事)

kenshinkk.hatenablog.com

 

ヤタゼリヤ2weeksの2週目は、

こちらも超絶大人気メニューの

若鶏のディアボラ風

が元ネタとなっている。

 

なお、ディアボラ風とは、

イタリア語で「悪魔の、悪魔風の」という意味で、

どのあたりが悪魔なのかはよくわからないが、

・鶏1羽を開いて焼いた姿が悪魔に似ている

・唐辛子や香辛料をたっぷりかけた味付けが悪魔のよう(赤く燃え上がる)

など、諸説あるらしい。

 

今回の感想をまとめると

・悪魔的なウマさの鶏もも肉の再限度が半端ない

・香味野菜ソースはまぜそばにもライスにも合う

・たらこのシシリー風ライスはおかわりしたい美味さ

ということで、3個には収まりきらず、

全部は語り切れなかったので、以下詳細。

 

まず今回のメニューがこちら。

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斜めからのため、見づらくて申し訳ないが、

・若鶏のディアボラ風まぜそば

・たらこと白子のシシリー風ライス

・辛味チキン

・青豆とマキシマム濃い卵の温サラダ

という超豪華ラインナップ。

 

辛味チキン1日10食と書かれていたため、

前に10人以上並んでいた段階で諦めていたのだが、

店員さんに注文しようとすると、

まさかのまだ残っているとのこと。

何という僥倖!

フルセットで注文することができた。

というか、おそらく10食以上用意してくれていたのだろう。

 

まずは、食前茶から。

f:id:kenshinkk:20220309231309j:image今回はハニールイボスティーとのこと。

蜂蜜入りと言うことで甘いイメージかなと思ったが、

優しい甘さで非常においしかった。

 

青豆とマキシマム濃い卵の温サラダ
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青豆がめちゃめちゃ多く入っていて、

最初はちょっと量が多すぎるかなと思ったけども、

マヨネーズ風のソースがめちゃウマだったので、

意外とペロリと平らげてしまった。

 

青豆はグリンピース枝豆のミックスに、

エシャレットオイル岩塩、少しのレモン汁でマリネされており、

マキシマム濃い卵の半熟味玉を乗せて、

最後に桜大根パルミジャーノのマヨネーズソースをかけているとのこと。

 

食べているときは気が付かなかったが、

このような丁寧な下処理をされていることにより、

美味しさが作られているのだなあと納得。

 

店長さんによると、

どうやら、青豆にはデトックス効果があるらしく、

「ラーメンばっかり食ってる皆さんにはちょうど良いのでは」

とおっしゃっていた。

全く持ってその通りである。

 

辛味チキン

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本家サイゼリヤのものは結構辛かった記憶があったので、

自分が食べて平気なのか、ちょっと心配であったが、

そこまで辛すぎず、ちょうど良いピリ辛具合であった。

外側はサクッと軽やかでありながら、

中の肉はジューシーでたまらん。

ご飯が進む味付けにもなっていて、

白飯が欲しいー、と叫びたくなる味付けであった。

なお、沢山のスパイスとハーブでマリネされており、

衣にはニンニクパプリカが使われているとのこと。

そりゃどうりでうまくなるわけだ。

 

たらこと白子のシシリー風ライス

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シシリー風とは、シチリア島のある南イタリア系の味付け、

という意味だとは思う。

ただ、本家サイゼリヤのたらことクリームと海苔、

という組み合わせのスパゲティの一体どのあたりに、

南イタリア要素があるのだろうか?

そんな疑問を抱きながらも、美味いものは美味いので、

納得して食べ続けてきていた。

今回のサブメニューはそんなシシリー風たらこスパライスアレンジ

パスタの代わりにご飯になっている。

ご飯はガーリックライスに、

パセリ春菊ハーブのオイルを合わせたものだそうで、

ライス単体でもめちゃくちゃな美味さ。

だが、メインであるソースが神過ぎた。

白子を白ワインで蒸してクリームチーズ豆乳チェダーチーズを加え、

そこにたらこを合わせて塩味を補ったというそのソースは、

スプーンが止まらなくなるほどの旨味の塊

あのたらこスパの、病みつきになる美味さを再現しながらも、

より旨味を濃厚にさせた感じ。

それでいて、豆乳やチーズがベースになっているからか、

まったくしつこさが無いのである。

これは何杯も食べられてしまいそう。 

上に乗ってるのはおそらく何かしらの漬物と思われ、

程良い酸味と爽やかさを提供してくれた。

辛味チキンと共に、完食してしまいたい欲を必死に抑えて、

麺を待ったのであった。

 

若鶏のディアボラ風まぜそば

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まずこのビジュアルの再限度がすばらしい。

ソースが添えられているところまでレンゲで再現されている。

芸が細かくて感動した。

 

そして、鶏肉がとにかくでかい

これは本家よりもでかいのではなかろうか。

また、食べやすいようにと、ナイフが添えられているので、

分厚い鶏モモ肉をザクザク切り進めていく。

切り終わったところで、

早速添えられているタレを・・・

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上から振りかけていき、一気に混ぜていくと・・・

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こんな感じになる。

いやーめちゃくちゃうまそう。

 

さっそくタレをまとった麺からいただくと、

タレと香味野菜とオイルの旨味が一気に押し寄せて、

幸せな気持ちに包まれる。

本家サイゼのソースの旨味だけを何倍にも増幅したような味で、

懐かしさと美味さの相乗効果が凄い

なお、オイルは厳選した鴨の脂焦がしバター

カエシは赤ワインベースの醤油ダレ

となっているそうで、そりゃうまいはずである。

 

また、モチモチかつ弾力のある麺のすすり心地も最高で、

このメニューのために特注されただけのことはある。

 

そして、メインの鶏肉はというと、

ジューシーな鶏モモの1枚肉であり、

表面はパリッとしていて中はジューシー。

サイズも分厚さもあるため、食べ応えは抜群。

さらには、鶏の上に乗るイタリアンパセリと玉ねぎのソースが、

程よい辛みと爽やかさをプラスしてくれて非常に美味しい。

後からかけるレンゲのタレも抜群で、

バルサミコたまり醤油水飴による、

酸味、塩味、甘味のバランスが素晴らしい。

あまりに美味すぎたので、

白飯があったら軽く一杯は食べていただろうし、

本家サイゼのように白ワインのマグナムがあったら、

軽々一本空いていただろう。

 

また、その下に隠れている、野菜のクリーム和えも見事。

ナス、菜の花、なめこなど、少量だが隠れており、

アクセントとして素晴らしかった。

 

そして、まぜそば最後の締めは、勿論こちら。

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さきほど残しておいた、

たらこと白子のシシリー風ライスによる追い飯である。

色んな旨味がごちゃ混ぜにはなるのだが、

とんでもなくおいしかった。

 

 

ということで、

ヤタゼリヤ2weekはこれにて終了。

学生の頃によく食べていたメニューたちと、

まさかまぜそばという形で再会することになるとは、

予想もしていなかった。

 

元のイメージを大きく変えることなく、

良いところだけを何倍にも増幅させたうえで、

ラーメンに着地させるという、

店長さんの発想力創作力には毎度のことながら脱帽である。

 

今後も八咫烏さんの限定から目が離せない。