久しぶりの八咫烏さんの限定。
1か月以上間が空いてしまったのだが、
今回は、まさかまさかの
サイゼリヤリスペクトシリーズ
ということで、
店名はヤタゼリヤとなっていた。
その初回となる今回は、
不動の人気メニューである
ミラノ風ドリア
をまぜそばに落とし込んだという一品。
感想をまとめると以下の通り。
・黒毛和牛ひき肉とフルーツトマトが最高
・リゾットもサラダもクオリティ高すぎ
ということで、
まず店に入ってみると、
限定メニューの貼り紙に驚いた。
サイゼリヤからもじってヤタゼリヤ。
完成度高いなー。
なお、貼り紙の上には元乃木坂46の高山一実さんのサインが…!
推してたわけではないが、思わず二度見してしまった。
芸能人も来るんだなぁ。
メニューのラインナップは、
・ミラノ風まぜそば
・中エビのカクテルサラダ
・イカスミのリゾット
ということで、
サイドメニューである
エビのサラダもイカスミリゾットも
しっかりサイゼリヤリスペクト。
店に入ったときには19時をすぎていたので、
残っているか怪しいなと予想していたが、
なんとか残っており、ギリギリ注文出来た。
自分の数人後ろでサラダが売り切れていたので、
危なかった。
まずは、いつもの食前茶から。
今回はグァバ茶とのこと。
甘味はそこまであるわけではないが、
独特の風味があって、美味しかった。
最初とんでもなく甘いのかなと予想してたので、
意表を突かれるスッキリ系のお茶である。
中エビのカクテルサラダ
このサラダが正直めちゃくちゃ美味しかった。
新鮮な野菜がここまでたくさん盛られたサラダを
まさかラーメン屋で食べることになるとは思わなかったが、
前菜としては最高であった。
レタスは勿論、紅芯大根やタマネギ、
その他何種類かの葉物が入っており、
いずれも新鮮で自然な甘さが際立っていた。
店長さんがドレッシングに相当こだわっていたようで、
オーロラソースっぽい味だったのだが、
程よい酸味と塩気が心地よく、
海老との相性やタマネギの辛味との相性もすごく良かった。
イカスミのリゾット
リゾットは、味が想像つかなかったが、
イカスミとアサリの出汁の旨味をベースに、
ガーリックがわりとしっかりめに効いていて、
ご飯部分だけでも食べ応えがある。
そこに、生の青のりソースで和えたイカが乗っている。
イカは相当に柔らかく、簡単に噛み切れ、
青のりの磯の香り感もたまらなく良い。
これはスプーンが止まらない。
だが、今回はメインがまぜそばなので、
絶対追い飯をしたくなる展開になると読んで半分を残すことに。
ミラノ風まぜそば
今回のメインであるミラノ風まぜそば。
もうネーミングからして、美味いことが確定である。
まず、白いベシャメルソースからいただくと、
もうこれだけで、ご飯を掻き込みたくなるくらい、
物凄くクリーミーな中に色んな旨味が詰まっていて、
それでいて濃すぎなくて後味はサッパリ。
これは美味いですよ。
そこに、上にかかったオイルや、
たっぷりのひき肉が入ったミートソースを混ぜながら食べると、
もうミラノ風ドリアをはるかに超えた一品である。
そこに合わせる麺は、
中太で丸いスパゲッティ風の麺であり、
ちょっとパスタに寄せたのかなという印象。
勿論めちゃくちゃ美味い。
そして圧巻だったのは、上に乗ったフルーツトマト。
前々からトマトのアレンジが凄かったが、
今回はチーズとブラックペッパーで焼いたものに、
卵黄とトリュフオイルのタレをかけているらしく、
あまりに美味しすぎた。
一口で食べるのはとても勿体ないので、
小分けにして少しずつかじっていったのであった。
なお、店長さんの解説によると、
スープには、
ベーコン、白菜、マッシュルーム、クリームチーズ、絹豆腐
などを入れているらしい。
どうやったらこの組み合わせを思いつけるのだろうか。
また、オイルは発酵バター、オリーブオイル、ニンニク、サフラン。
カエシはカラスミと白醤油で作っているそうで、
とにかく登場する食材が豪華すぎる。
ミートソースも超豪華であり、
まず肉はまさかの黒毛和牛、
さらにトマト、セロリ、人参、玉ねぎといった野菜や、
ローズマリーとバジルを加えているとのことで、
本当に味わい深い。
いやー、久々に美味しいミートソースを食べた気がする。
そして麺を食べ終わった後は・・・、
あえて残しておいたイカスミリゾットを投入である。
↓
ガーリックの効いたイカスミリゾットを放り込むと、
トマトベースのリゾットに早変わりして、
これがまた抜群に美味しいのである。
リゾットを残しておいて正解であった。
しっかり全てのスープを使い切り、
お皿を綺麗にしたうえでヤタゼリヤを後にしたのだった。
ということで、
サイゼリヤリスペクトのラーメンということで、
最初は意外に思っていたものの、
実際食べてみるとリスペクトをはるかに超え、
イタリアンまぜそばの新たな境地を切り開く一杯
なのではなかろうか。
3/4までの限定ということなので、
チャンスがある方はぜひ九段下へ。