腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

653. 軍鶏白湯 肉麺@麺屋臥龍(三軒茶屋):強烈な旨味なのに後味スッキリ!上品なオトナ向けの鶏白湯ラーメン!

新規開拓シリーズは、今回が記念すべき連続10回目

前回の渋谷から田園都市線に乗って三軒茶屋へと向かった。

自分にとっては、あまり行くことのない街であるのだが、

 

三軒茶屋もなかなか名店揃いである。

 

行く店はだいぶ迷ったのであるが、

たまたま行った日に営業していて、

なおかつ評価の高い店ということで、

こちらの麺屋臥龍さんにお邪魔することにした。

 

なお、TRY2020鶏白湯部門第2位という名店である。

 

メニューは、

軍鶏白湯(しゃもぱいたん)ラーメンのみなのだが、

・鶏チャーシュー麺

・炙りチャーシュー麺

・肉麺

という三種類があり、

それぞれ乗っているチャーシューのラインナップが違うのである。

今回は、鶏と炙り豚の両方を食べることのできる、肉麺を選択。

 

なお、季節によって、冷やし味噌もあるとのことであった。

 

肉麺

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まずは注目のスープから。

強烈な鶏の旨味がガツンと来るのだが、

驚くほどサラサラで後味もスッキリ

鶏白湯というと、濃厚ドロリ感が強いお店が多いが、

その真反対の粘度が低い鶏スープ

ただ、薄くはなくて、しっかり旨味が凝縮されているので、

食べ応えおよび満足感は十分に得られる

いやー、完成度の非常に高いスープである。

 

お店の説明によると、

奥久慈軍鶏ガラをメインに使用しているらしく、

動物性油を極力控え、化学調味料、白砂糖なども使っていないとのこと。

有機白醤油のタレによる程よい塩気も丁度良い。

 

そこに合わせる麺は、

蓮根を練り込んだ細麺ということで、

レンコンらしさがどこに出ているのかはわからなかったが、

やや柔らかめの食感とツルツルした歯ざわりは、

スープに非常によく合っていた。

 

トッピングは、

・炙り豚バラチャーシュー

・鶏むねレアチャーシュー

・鶏モモチャーシュー

・味玉

・メンマ

・九条ネギ

 

シンプルイズベストなラインナップ。

 

炙り豚バラチャーシューは脂身も赤身もトロトロで甘みがあり、

炙りによる表面の香ばしさもプラスされて間違いない美味しさ。

 

鶏むねレアチャーシューはしっとり柔らかで、

ほとんど脂が無いのに旨味が凝縮されていてヘルシー。

 

鶏モモはおそらく吊るし焼きかな?

香ばしくローストされており、非常にクオリティが高かった。

 

味玉はしっかりが味がついているタイプで美味しかったし、

穂先メンマ九条ネギのスープとの相性も抜群。

 

ということで、

久々に鶏白湯系でここまで完成度の高い一杯を食べた気がする。

とにかく優しさ重視の上品スープが極上品であり、

軍鶏白湯一本に絞ってずっと営業されていて、

ここまでずっと人気を維持されている理由がわかる一杯であった。

 

季節的には、そろそろ冷やしラーメンの時期になってきたので、

今度行く機会があったら、冷やしを試してみたい。

また、冬には軍鶏白湯の味噌も試してみたいものである。

 

ということで、

初訪問の三軒茶屋であったが、収穫の多い一日であった。

やはりいろいろ行ってみなきゃわからないもんですね。

新規開拓編はまだまだ続きます。