数回前からスタートした新規開拓編は、
ついに本ブログでは初のエリアとなる荻窪に上陸した。
これまで丸ノ内線の終点というイメージしかなかったこの駅だが、
実はかなりのラーメン激戦区らしいということで、
期待に胸を膨らませていたのであった。
住宅街方面へ歩くこと3分。
食べログで4.0を記録するラーメン屋
麺尊RAGEさんに到着したのである。
さすがの人気店だけあって、
建物の敷地内に並ぶスペースが設けてあるのが凄い。
並ぶ専用のイスもあって、10人くらいまでは余裕で座れる。
今回は11時台ながら、15人くらい並んでおり、ギリギリ座れなかった。
待っている間は、敷地内のコレクションを眺めることに。
店長さんの趣味なのだろうか?
冷蔵庫もステッカーだらけで、見てるだけで楽しかった。
そこに混じって、マキシマムこいたまごの空き箱がみえたので、
味玉が入るメニューを選ぶしかなくなった。
これはRAGEさんの作戦だったのだろうか?
そんなことを考えているうちに、列が進んで座れるようになり、
注文をするタイミングになった。
メニューは
「軍鶏」「煮干し」「まぜ」「つけ」の4種類。
軍鶏と煮干しで大いに悩んだが、初回ということもあり、
やはりメインっぽい軍鶏そばを選択にすることにした。
前述の通り、マキシマム濃い卵の味玉を食べたかったのと、
チャーシューの評判も良かったので、特製にすることにした。
特製軍鶏そば
醤油がしっかり効いてそうなスープに、チャーシューの赤が映える、
見栄えからして、すでに非の打ち所がない。
それにしてもチャーシューのレア感が凄すぎる。
これだけ赤くて本当に大丈夫だろうか?と心配になるほどであった。
スープの色はやや黒め。表面の鶏油が美しく輝いている。
そして、鶏と醤油の混ざった素晴らしい香りが鼻腔を突き抜ける。
この時点で、もう勝ち確といった感じであった。
まずはスープからひとくち。
うまい。
軍鶏そばというだけあって、
鶏の強烈な旨味がドカッと押し寄せたのちに、
乾物系の柔らかい旨味が最後まで残っていく・・・。
これはとんでもないスープである。
説明書きによると、
「東京しゃも、村越シャモロック、天城軍鶏の丸鶏、青森シャモロック等の軍鶏ガラでとった100%軍鶏スープに金華ハム、数種類の乾物で旨味を重ねました。」
とのことらしいが、
どうやったらこんな配合に辿り着けるのだろうか。
脂もおそらく軍鶏の脂なのだと思われるが、
香りといい、コクといい、スープにピッタリ合っていた。
若干やわらかめに感じたが、旨味抜群のスープを程よく吸っていて、
相乗効果によりさらに美味しさを増している気がする。
トッピングは、特製にしたこともあり、かなり豪華なラインナップ。
・肩ロースレアチャーシュー2枚
・鶏むねレアチャーシュー2枚
・豚バラチャーシュー2枚
・味玉
・穂先メンマ
・カイワレ
・ネギ
まずはなんといっても、3種類のチャーシューが注目だが、
1種類ずつ写真に収めたので、後述する。
ここでは先に味玉に触れておきたい。
これが、これまで食べてきた中でもずば抜けた美味しさを誇る逸品であった。
さすが、マキシマムこいたまごである。
驚くほど黄身の味が濃いのはもちろんのこと、
味付けも絶妙な塩梅であり、これは味玉好きの人はマストである。
今回ばかりは、行列に並んでいるときに
マキシマムこいたまごの空き箱を見つけた自分を褒めたい。
そしてチャーシューを一つずつ見ていこうと思う。
まずは、
肩ロースレアチャーシュー
何よりこの赤さがすごい。
特殊な豚を使っているのだろうか?
赤身の割合が大きく、旨味も尋常ではない。
分厚くカットされているので食べ応えも十分。
本当にレベルが高すぎるレアチャーシューだった。
続いて、
鶏むねのレアチャーシュー
これがまたすごい。
なんで鶏むねでこの厚さなのに、こんなに柔らかくなるのだろうか。
全く脂が無い部分なのに、しっとり感も半端なく、
切り方が良いのか、低温調理のやり方が良いのか、
ここまで調理過程を知りたいと思ったチャーシューは初めてである。
最後に、
豚バラチャーシュー
これまたスモーキーで香ばしく、
脂の甘さが素晴らしい、最高の豚バラチャーシュー。
脂身をあまり食べてはいけない私であるが、
これはそれを無視してでもたくさん食べたくなる美味しさであった。
とここまで紹介してきた3枚のチャーシューが各2枚ずつ計6枚、
さらにはマキシマムこいたまごの味玉。
これらが付いてくるのだから、特製にしない手はない。
しかも、特製にしても値段が1100円という破格の安さ。
正直、非の打ち所がない。
食べログ4を記録するもの納得であった。
食べ終わって、店を出てみると、
12時すぎのピークだったこともあって30人ほどの長蛇の列が・・・。
11時台に来て正解であった。
ということで、
鶏清湯系の醤油ラーメンとしては、
まちがいなく都内でも最上位グループに君臨する一杯であった。
これに匹敵する醤油ラーメンは、数えるほどしかないのではなかろうか。
醤油ラーメンが好きな方は、ぜひ一度は食べてほしい一杯である。
なお、せっかく荻窪まで来たので、
次回、もう一杯だけ荻窪が続きます。