昨年の秋口、さんじさんにしては珍しい、
スッキリ系のラーメンを食べて以来(※)、
約半年ぶりの訪問となった今回。
※前回記事
タイトルの通り、とんでもない一杯に遭遇した。
その名も、
痛風上等らーめん
わくわくするほど危険な香りしかしないタイトルである。
そして、サブタイトルには、
あん肝、白子、あのバター、あのチーズ
これは、果たしてラーメンなのだろうか?
そんな疑問を抱きながらも、店に向かった。
幸いにして自分は尿酸値も高くなく、
痛風とは無縁な生活を送ることができているので、
食べることには問題はない。
ただ、痛風を発症している友人もいる年齢であることから、
自分もこんな危ないラーメンを食べつづけていたら、
そのうち危なくなるかもしれない。
そんなことを思いつつも、
後々になって食べられなくなってから後悔したくないこともあり、
今回は思い切って注文することにした。
そしてやってきたのがこちら。
痛風上等らーめん
いやーもう見た目からすごい。
さすがさんじさんとも言うべき、
あん肝と白子の圧倒的な高濃度。
もうスープと呼べる次元ではない濃密さである。
さっそく一口飲んでみると、もうドロドロの極み。
あん肝と白子の圧倒的な旨味と、
「あのバター」「あのチーズ」
による包み込まれるようなまろやかさ。
カイジばりに
「悪魔的だっー!」
と叫びたくなるほどのウマさであった。
ただ、「あの」と言われても、
一体どのバターとチーズなのか、
皆目見当もつかなかったのだが、
きっと、さんじの常連さんにはわかるものなのだろう。
合わせる麺はポキポキ系の細麺。
スープが凄すぎるので、味的には麺が完全に負けてしまっているが、
正直、勝ち負けとか相性とかどうでもいいレベルで、
スープが凄すぎるので、たくさん絡んでくれればそれでいい。
↓麺に絡んでいる図
なお、具はシンプルにレアチャーシューと九条ネギのみ。
このレアチャーシューは、
レギュラーの濃厚煮干しなどに乗っているものと同じと思われ、
このチャーシューで、麺とスープをごっそり巻いて頂くのが、
あまりに至高の食べ物すぎて、失神しかけるところであった。
そして今回、余ったスープに投入したのがこちらである。
さんじ玉SP あん肝ポン酢
なんとなんと、和え玉にもあん肝である。
まじでお客さんを殺しに来ているとしか思えない(誉め言葉)。
もちろん、この和え玉単体で食べても非常に美味しい。
3種のネギを合わせている点が非常に素晴らしく、
とくにタマネギの程よい辛みがポン酢とあん肝に抜群に合っててよかった。
そして、半分平らげてからは、
残ったスープに投入するに限る。
この和え玉のおかげで、替え玉しても、
スープの濃度が全く落ちないどころか、むしろより濃くなるという状態。
それだけ濃くなったので、麺がなくなるころにはスープもちょうどなくなり、
最後の一滴まで美味しく頂いてしまったのだった。
尿酸値が心配である。
ということで、
圧倒的なウマさだが、あまりに不健康的すぎる悪魔的ラーメンであった。
将来、もし自分が痛風になるようなことがあれば、
その第一歩はこのラーメンということになるのかもしれない。
でもそうなっても、後悔は無い。
そう言い切れるほど、圧倒的な食事体験であった。
時たま登場する限定メニューらしいので、
痛風とは無縁の方は、ぜひ次回の登場時に食べて頂きたいと思う。