東京さくらトラム沿線シリーズの
第6回(最終回)となる今回は、
勿論その終点である、早稲田駅。
となると、本ブログではおなじみのあの店しかない。
ということで、満を持して、
ラーメン巌哲さんの登場である。
というのも、
この巌哲さんのお店の場所、
普段はバスで行き帰りするのだが、
たまにゆっくりのんびり帰りたいときは、
都電を使って三ノ輪橋までいくこともあるのだ。
それもあって、今回のこのシリーズを企画したので、
まさに最終回にふさわしいお店であった。
ただし、いつもと同じではつまらないので、
今回は、いつもの創作塩つけ麺ではなく、
まだ紹介していなかったこちらのメニュー
マルチョウそば
を紹介したい。
テレビドラマ版の、
「ラーメン大好き小泉さん」でも紹介されたこの一杯。
鮪塩と並ぶ人気メニューであり、
いつでもあるようなイメージが強いのだが、
一応限定メニューであるらしい。
提供期間は非常に長く、真夏の暑い時期を除けば、
ほとんどの時期で食べることができた気がする。
このマルチョウそばは、
東京生まれの自分はあまりなじみが無かったのだが、
物は試しということで注文してみることに。
マルチョウそば
まず目を引くのが、
大量に入っているマルチョウ。
そして、かの富山ブラックのような漆黒のスープ。
これは巌哲さんには珍しいジャンキーな一杯だなあ、
と思いつつスープからひとくち。
醤油が強めながらも、しっかり出汁が効いていて、
そこにマルチョウから溶け出した脂や旨味が、
ほんのりとした甘みになっていて意外と飲みやすい。
また、ブラックペッパーがかなり効いていて、スパイシー。
ネギとの相性がすごく良いため、
これだけ大量に入っているのもわかる。
そのスープに合わせる麺は中太ストレート麺。
相変わらずのツルツルして滑らかな高い加水率の麺に、
コショウまみれのスープが意外と合うのである。
なんだろう、あくまで系統的には、
このようなジャンキーな味は好きではなかったのだが、
不思議と巌哲さんのはすんなり食べられてしまった。
脂も結構多かったはずだが、あまり気にならず、
むしろもっと入れてほしいくらいであった。
きっと、ホルモン好きの方にはたまらないだろうな。
ということで、
巌哲さんでは珍しいジャンキーな一杯。
今年も真夏を迎える前には提供終了してしまうと思うので、
マルチョウが好きな方はぜひ食べに行って頂きたい。
さて、久々の毎日投稿であった、
今回の都電シリーズもいったん終了となるが、
最終回にふさわしい一杯で良い締めくくりとなった。
このような企画にでもしない限り、
つい投稿をさぼってしまったり、
昔食べた一杯が記事化できずに埋もれたりしてしまうので、
定期的にやっていきたいと思う。