腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

624. 醤油拉麺@創作麺工房鳴龍(大塚):TRY常連の実力店!シルキーな麺と上品な醤油スープがたまらない!

東京さくらトラム沿線シリーズ第5回

ということで、

今回は大塚駅である。

 

大塚と言えば、

最近はNiiさんを連続的に紹介していたこともあり、

開拓しようと思っているエリアなのだが、

今回は新規のお店を紹介する。

 

それがこちらの

創作麺工房鳴龍

さんである。

 

ラーメン好きの方には

今更かよと思われるかもしれないくらい、

TOKYO RAMEN OF THE YEAR (通称TRY)では有名であり、

2020年のランキング総合部門で10位に輝いたほど、

様々なメニューで高い評価を受けているお店である。

 

今回、念願かなって初訪問できたのであるが、

・醤油

・塩

・つけ麺

・担々麺

と数ある人気メニューの中から、どれを注文すべきか、

非常に迷ったのである。

 

ただ、初回訪問時はオーソドックスなものから、

という基本ルールに立ち帰り、今回は醤油を選択。

(海老ワンタン付き)

 

そしてサブメニューとして、

チャーシューごはん(ワサビマヨネーズソース)

注文したのであった。

 

醤油拉麺

f:id:kenshinkk:20210109141941j:image

見た目から非常に綺麗な盛り付け。

中央には九条ネギが盛られ、

チャーシューワンタン左右対称にセットされた風貌から、

既にただものではない予感がしたのである。

まずはスープから一口飲むと、

一言では言い表せない程、複雑な旨味の波状攻撃に襲われる。

基本のベースは鶏なんだと思うが、

とにかくいろいろと入っていそうだなー

としか、素人には分からなかった。

雑誌などの解説を読んでみると、

丸鶏ベースで牛骨生ガキ野菜、など、

色々な食材が使われているとのこと。

 

この重層的な旨味を持つスープと、

後述する麺が恐ろしいほどの相性の良さなのである。

 

 

f:id:kenshinkk:20210109141944j:image

この麺、近年食べた細麺では断トツかもしれない。

それくらい、細麺界ではトップクラスの美味しさ。

何より特徴的なのが、

シルキーとも表現されることが多い、

その表面の滑らかさ

まさにその形容通りで、

滑らかさが他の追随を許さないレベルなのである。

ここまで滑らかな麺は食べたことない。

4種類の小麦2種類の全粒粉を配合しているらしく、

どんなことをしたらこの食感が出せるのだろうか。

本当にびっくりした。

 

チャーシュー

f:id:kenshinkk:20210109141935j:image

限りなく真円に近い真ん丸のバラチャーシュー

流行りのレア系ではなくしっかり煮込まれたタイプで、

分厚くはないのだが、脂といい赤身といい、

全体的に非常に上品な仕上がりになっている。

脂身外側の真円のような形状から推測するに、

最近、料理系youtuber谷やんさんの動画で見た、

バラ肉の脂身を外側にして巻いて煮込むタイプのチャーシュー

きっとそれに近いものなのだろうと推測する。

赤身をなるべくお湯に直接浸さないようにする、

という作り方であり、赤身の旨味が逃げないのがその特徴。

ほんとここまで美味しいバラチャーシューは久々に食べた。

 

海老ワンタン

f:id:kenshinkk:20210109141938j:image

ぷりっとした海老が1尾入っている上質な海老ワンタン

餡の味はごま油風味の味が軽くついており、

ワンタンだけ食べても良し、スープとともに食べても良し。

これが1個当たり80円という素晴らしいコスパ

口コミを見てトッピングしたのだが大正解であった。

 

他のトッピングとしては、

チャーシューの下に隠れていた穂先メンマは、

細麺と相性の良い非常に柔らかいタイプで最高。

九条ネギも、スープにぴったりで素晴らしかった。

 

チャーシューごはん(ワサビマヨネーズソース)

f:id:kenshinkk:20210109141948j:image

これがまた大当たりメニュー。

というか、丼というより、お重な感じできたのがびっくり。

同じチャーシューでも、こちらは低温調理のレアタイプ

しかも薄切りで若干味付けも違い、スモーキーなやつ。

ラーメンにのせる方が煮込み系だったので意表を突かれた。

さらにはメニュー名にも入っている、

ワサビマヨネーズソースが絶品すぎてたまらない。

肉の旨味とソースの旨味が相まって、

もうこれ以上なく素晴らしいサイドメニューとなっている。

これ単品で普通にランチにしたいレベル。

 

ということで、

麺、スープ、トッピング、サイドメニューのすべてが、

非常に上品な仕上がりになっていて、

TRYやミシュランで高評価なのも頷ける一杯であった。

 

また、とんでもないラーメン屋さんを見つけてしまった。

これはすべてのメニューを食べてみるしかない。

次は、体調良い日に坦々麺かなー。