腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

532. 冷製 地鶏のKOЯNクリーム坦々麺@八咫烏(九段下):トウモロコシの甘さ×地鶏のタタキ×ラー油という斬新な組み合わせの絶品担々麺!ガパオライスと混ぜるとタイカレー風に!

前回の八咫烏限定※から、早くも2週間が過ぎた。

 

※前回の限定

kenshinkk.hatenablog.com

 

あれから、真夏日を記録するほどに気温は上がり、

一日中マスクをしていると暑くて苦しくなることも。

そんな日は、美味しい冷製麺を食べてリフレッシュしたくなるわけで。

twtterでラーメン情報をしらべていたら、

八咫烏さんが新作を出すとのことで、その初日に突撃してみた。

 

今回のタイトルは

「冷製 地鶏のKOЯNクリーム坦々麺」

KOЯNアメリカのロックバンドが由来だろう。

あまり詳しくないのだが、店内もロックが鳴り響いていたので、

おそらくそのアーティストの曲なのだと思われる。

(詳しくなくてごめんなさい)

ちなみにRの反転の文字は、ロシア語で「ヤー」と読むらしい。

 

話を戻すと、読み方は普通に「コーン」と読めばよく、

コーンクリームをベースにした担々麺ということである。

 

トウモロコシ×冷やしラーメンといえば、別の店だが、昨年食べたこちら↓

kenshinkk.hatenablog.com

暑い日にはぴったりで爽やかで美味しかった記憶があるので、

今回はその八咫烏さんバージョンということで、期待大であった。 

 

正直、担々麺ということで、

辛い物を食べてはいけない自分にとっては足がすくんだのだが、

ここのところ腸の調子も良かったので、

たまには解禁してみる覚悟を決めたのだった。

 

サブメニューは

・地鶏のタタキ(追加肉)

・ガパオライス

・冷やし和え玉

とあったが、

迷いに迷った挙句、

麺だけだと飽きてしまうかなーと思い、

地鶏のタタキガパオライスを選択。

ガパオライスを外さなかったという選択は、結果的に大正解であった。

 

食前茶:コーン茶

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コーンを使っているということで、コーン茶

小さい頃によく飲んでいたトウモロコシ麦茶を思い出すような、

独特な香ばしさを持った、冷たくて爽やかなお茶。

後述するスパイシーなスープの合間の口直しにもピッタリであった。

 

冷製 地鶏のKOЯNクリーム坦々麺

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盛り付けからあまりに美しくて、思わず2アングルから撮影してしまった。

白さが際立つスープ平打ち麺がたっぷり。

揚げワンタンの上に地鶏のタタキと、色とりどりの野菜

最後に、上からラー油がまんべんなく振りかけられている。

 

正直、どこから食べてよいのかわからなくなるくらい、

崩したくない盛り付けだったのだが、意を決して端から崩していく。

 

まず、スープから。

一口飲んだだけで、もう大感動である。

トウモロコシの甘味が特徴的な冷たいスープは非常にまろやかで美味しく、

twitter情報によると、豆腐も入れているということで、その白さにも納得。

出汁もしっかり効いていて旨味もあるので、これだけでも絶品。

そしてここに、ラー油の辛味がピリッと加わり、良いバランスになっている。

辛さはそこまで強烈ではないが、辛い物苦手な人には厳しいかなというレベル。

 

限定ではおなじみとなっている平打ち麺はしっかり冷やされており、

スープとしっかり絡んで、吸い上げてくれるので、非常に美味しい。

ラー油の赤がシャツに飛んでしまうのが怖かったので、

紙エプロンをもらっておけばよかった。

 

そして、トッピングはこの豪華なラインナップ

・揚げワンタン

・地鶏タタキ

・ベーコン

・人参

空心菜

・ビーツ

・焼きトウモロコシ

 

肉も野菜も多彩である。

 

地鶏タタキは、別皿でも頼んでいるので、後述するとして、

ここで注目したいのは、珍しい揚げワンタンである。

揚げてから焼いたというワンタンの皮であるが、

具を乗せる皿としての役割もあったからか、やや硬めであり歯ごたえも十分。

最初はパリパリという歯ごたえを楽しみながら頂いたが、

これが後半になるにつれて、スープを吸って徐々に柔らかくなっていくのだ。

その食感の変化を楽しむのはもちろんのこと、

スープを吸ったワンタンの皮がとんでもなく美味しいのである。

とはいえ、吸い過ぎてクタクタになるより、

若干のサクサク感を残した中間状態を個人的にはお勧めしたい。

 

また、千切りになった人参ビーツは生なので、

シャキシャキした食感が柔らかい麺と対照的で美味しく、

炒められた空心菜は全く癖がなくて、ほどよい歯応えもあったで美味しかった。

たまーに顔を出す焼きトウモロコシも香ばしくて絶品。

 

また、サブ肉としてのベーコン

担々麺ベーコンというのは初めての組み合わせだったが、

コーンのまろやかさと意外に合うし、

ベーコンを含んだひとくちは、洋風のものを食べている感がして、

肉トッピングが味変要素となっているという、珍しい例であった。

 

 

さて、お待たせしました。メインの地鶏である。

地鶏のタタキ

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実は、麺の上にも細切りでたっぷり乗っていると知らずに注文してしまった一品。

でも、注文して大正解だった。

甜麺醤豆板醤に漬け込んだとのことであるが、

辛味だけでなく旨味もしっかりとしみ込んでいて、とにかく旨い。

麺の上の細切りタイプも勿論美味しかったのだが、

別皿に盛られた大きいカットはまた格別。

鶏のタタキなんて新鮮な鶏でないと食べられないし、

自粛期間中はもちろん食べることができなかったので、

久しぶりに生の鶏肉を食べて、非常に美味しく感じた。

鳥刺し好きの方はぜひ注文すべきである。

 

ガパオライス

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限定飯はタイ料理のひとつであるガパオライス

正直、軽めのランチだったらこれだけでも十分1食にできるくらいの、

とんでもなく高いクオリティとボリューム。

ホロホロの鶏肉といい、シャキシャキ食感のタケノコといい、

独特のハーブの風味が効いた味付けは、ご飯がすすむすすむ。

あやうく全部食べてしまうところだったが、

麺を食べ終わるまでは食べ切らずに待つことにしたのであった。

 

〆のガパオライス×担々スープ

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残していたのは、これがやりたかったからである。

ガパオライスを一口食べたときから、

スープをかけたらいい意味で化けるなという予感はしていたが、

その予感の通り、ものすごい化け方であった。

化けた先は、まさにグリーンタイカレーなのである。

しかもコーンの甘味が効いているので非常にマイルドで食べやすいタイプ。

美味しすぎて、ガパオライス全残しで最初からスープかけて食べたいくらい。

 

正直、グリーンタイカレー自体が7年以上ぶりだったので、

 

美味しさを過剰に感じてしまった可能性はあるが、

それでも感動的な美味しさであった。

 

ということで、

個人的には初めての八咫烏さんの冷やし系であったが、

予想をはるかに超える美味しさに、食べ終わった後の多幸感が半端なかった。

辛い物厳禁の食生活を送っていた中、

チートデイともいえるほどの辛いもの満載メニューであったが、

すごく充実したチートデイになった。

八咫烏さんの次なる冷やし限定を楽しみに待ちたい。 

 

 

なお、本メニューは、twtterによると6/13(土)までということで、

今日を入れてあと3日間の予定らしいので、

担々麺やタイカレーが好きな方は、ぜひ食べてみてはいかがだろうか。