腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

682. スーパーG系インスパイアラーメン@八咫烏(九段下):封印していたG系をついに解禁!数あるインスパイア系のなかでも格別の美味さ!

前々回から続く、八咫烏さんの限定プレイバックシリーズ

ラストの第3弾は、お久しぶりの二郎系解禁である。

 

前々回

kenshinkk.hatenablog.com

前回

kenshinkk.hatenablog.com

 

 

これまでにたくさんの八咫烏さんの限定麺を食べてきたが、

間違いなく今回の限定が最もジャンキーであり、

身体に悪いことは間違いないと思われる。

でも、年にほぼ1度しかない二郎系限定

食べ逃がすわけにはいかないという意地もあり、

気付いたら、足が九段下へと向いていたのだった。

 

なお、二郎系はというと、

kenshinkk.hatenablog.com

この時以来なので、約半年ぶりとなる。

 

お店の前に着いてみると、

いつもの限定以上の長蛇の列。

30人は超えていただろうか。

それほど、八咫烏さんの二郎系限定レアであり、

待ち望んでいる人が多かったことを思い知った。

 

でも、ここであきらめるわけにはいかない。

20時を超えて食べられないかもしれない覚悟を決め、

列の最後尾に並んだのであった。

 

ただ、この日は二郎系限定のみの営業ということもあってか、

幸いにも列はサクサク進み、

あっという間に自分の番がやってきた。

まだ19時半

余裕でラストオーダー間に合ったのであった。

 

注文したのは、

スーパーG系インスパイアラーメン1000円

・スーパーソーキ300円

・スーパー味玉200円

もちろん全部入りである。

 

そして、コールは、

ニンニク!アブラ!ヤサイマシ!

ということで、カラメ以外は、

全部いってしまいました。

アブラは腸的にはまずかったが、

多少崩れても後悔は無い。

という覚悟のコールであったが、

果たして大丈夫だろうか。

 

まずは、いつもの食前茶から。

 

食前茶 黒豆ウーロン茶

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二郎本家のリスペクトなのか、

食前茶まで二郎でおなじみの黒烏龍茶に寄せてきた。

黒豆ということで、少し豆の香ばしさを感じる烏龍茶であったが、

これは貴重な水分であり、ラーメンと一緒に飲まなきゃなと思ったので、

食前には一口だけしか飲まずに、確保しておくことにした。

 

スーパーG系インスパイアラーメン

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キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

これぞ二郎系と言わんばかりの圧倒的すぎるビジュアル。

アブラがとにかくやべえ。

食べ切れるだろうか?

そんなことを思いながら、

久々の二郎系との戦いの幕が切って落とされたのであった。

 

麺とスープf:id:kenshinkk:20210721201721j:image

まずこの麺が凄まじい。

このゴワゴワ感あるガシガシ貪りながら食すイメージ。

もう、完璧な二郎系ですよ。

これインスパイア系超えてるんじゃないかなと思う程、

正直、本家よりも本家らしい麺というか、

特徴を完全にとらえきっている麺であった。

本家はかなり麺にも波があるので、

むしろこの麺のクオリティは相当高く感じた。

 

そしてスープ。

本家はおそらく化調どっさりと思われるが、

八咫烏さんは完全に無化調

豚の背ガラ軟骨から取ったスープに、

カエシは2種類のたまり醤油と少しのバルサミコ

それにはちみつ味醂が合わせられているそう。

上品さを保ちながら、独特の旨味が完全再現されていて、

半年以上ぶりの二郎系だったこともあって、

麺をすする手が本当に止まらなかった。

 

そしてそこに加わるのが、

ヌードルボウズn坊のスーパー背脂三元豚の背脂

ということで、

以前紹介した、ヌードルボウズn坊さん

kenshinkk.hatenablog.com

の店長さんが厳選されたという背脂

これがまた、とんでもなく美味かったわけで、

アブラマシにして本当に大正解であった。

 

アブラ刻みニンニクを溶かしていくごとに、

どんどん甘味とコクを増して変身していくスープは、

とんでもない成長曲線を描いて旨味の上限を超えていった。

 

丼の中央にあそこまで脂が積み上げられる光景は、

正直本家二郎では怖くてできなかったのだが、

八咫烏さんで初めて目の当たりにすることができて、

もう悔いはありません。

 

そして、トッピング陣もさすがの八咫烏さんクオリティ

豚の方は後述するとして、

まずスーパー味玉は、

マキシマムこい卵サフランで色と香りをつけるという凝った逸品。

マキシマムこい卵ってだけでも美味しいのに、

味のつけ方もオシャレでクオリティ高かった。

 

マシにしたヤサイは、

もやしキャベツのゴールデンコンビであるが、

上述のアブラをしっかり吸って表面がコーティングされており、

スープをつけながら頂くともう最高のひとこと。

ヤサイも増しておいて大正解だった。

 

スーパーソーキ

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もう、ビジュアルから、ただものでないことは明らかである。

店長さんtwitterの解説によると、

~~~

豚は、一度カエシで煮てから休ませて、

オリーブオイルベースで作った生姜とエシャレットのオイルを入れて

真空パックして高温でひたすら保温してブリブリトロトロに。

~~~

というとんでもない凝り方。

口に入れた瞬間にホロホロとろけだす柔らかさなのはもちろん、

しっかりと味がしみ込んでいて、ずっと噛みしめたい美味しさ。

しかも、これだけ脂が凄そうな見た目をしておきながら、

いやな脂分が一切なくて、全てが甘くて優しい脂なのである。

背脂の美味しいところだけ全て残したような状態。

こんなおいしい豚があるんですね・・・。

ここまで手が込んだ豚が乗ってる二郎系は他に知らない。

 

そんなことを言っているうちに、

麺もスープもアブラもどんどん胃袋の中に消えていき、

当初の不安は何のその、軽くぺろりと平らげてしまったのである。

(ちなみに脂の質が良かったのか、腸も無事であった)

 

 

ということで、

八咫烏さんにしては珍しい二郎系インスパイアラーメン

数あるインスパイア系の中でも格別の美味しさを誇る一杯であった。

 

 

てなわけで、3回にわたりお送りしてきた、

八咫烏さんのプレイバックシリーズもここまで。

もうストックしている作品はありません。

 

これからは、あまり長くストックせずに、

食べたらすぐ感想をアップしていきたいと心に誓うとともに、

これからも健康が続く限りは、

八咫烏さんの限定ラーメンを追い続けていきたいと思う。