約3週間ぶりに八咫烏さんの記事。
(※前回の限定はこちら)
実は、そこからあまり日がたっていない、寒い冬の日に訪問した際の一杯。
今日やたら寒くて思い出したので、こちらを記事にすることにした。
今回の一杯はタイトルにあるように「和風カレーラーメン」。
カレーが入っているので、普段は避けている一品である。
しかし、前回の感動的な抹茶そばに心を打たれた僕は、
八咫烏ファンのツイートで絶賛されているこのカレーラーメンを、
食べないわけにはいかなかった。
なお、後から知った情報だが、
もともとこちらの八咫烏さんの店長さんは、カレー屋を営んでいたらしく、
その後でラーメン屋をオープンされた、ということなので、
それは当然カレー系の限定は人気が出るはずである。
今回のメニュー名は
ということで、
ポルチーニ茸が入っているような高級カレーでさえ初めてなのに、
さらにイベリコ豚も入れてくれるという大盤振る舞い。
イベリコ豚もめったに食べないので、非常に楽しみに着丼を待っていた。
すると、先に提供されたのがこちら、
カルダモンほうじ茶
食前茶として出されたこちらのカルダモンほうじ茶であるが、
これが素晴らしい一杯。
そこまで、強くカルダモンを効かせているわけではなく、
ほうじ茶の苦味と程良くミックスされて、隠し味のような感じで美味しい。
カルダモンとほうじ茶が合うというのは、
春日のメンショートーキョーさん※でなんとなく知ってはいたのだが、
ほうじ茶側にカルダモンを入れたのは初めて。
カレーに絶対合うだろうと思ったので、半分くらい残しておくことにした。
※カルダモン×ほうじ茶の組み合わせを初めて食べたお店
そして、いよいよ本編である。
ポルチーニ香る和風カレーラーメン~イベリコ豚の証明
なんといっても中央の豚角煮の存在感である。
発病してから、こんなにがっつり豚角煮を食べたことはないし、
しかもカレーと合わせるなんて、言語道断の組み合わせ。
でも、ときにはチートデイが必要、ということで気にせず食らいつく。
メインのカレースープは、
清湯系のラーメンスープにカレースパイスを合わせたような
非常にサラサラしたタイプのカレー。
味は濃厚だが、飲み口はサラッとしている。
そこに、ポルチーニ茸の独特の香りが加わって、全体としてまとまっている感じ。
ベースの和出汁が効いているからだろうか?
なお、キノコはポルチーニだけではなくマイタケも使われており、
隠し味として酒粕も入っているらしい。
いやー素晴らしい完成度です。
麺は、やや太めの平打ち麺で、
サラサラのスープでも結構絡みついてくる。
食感は、コシも強めで、モチモチ感も多少ありつつ、
でも、カレーは邪魔しない程度の存在感。
ものすごくバランスが良い。
そして、トッピング。
メインは、巨大なイベリコ豚の角煮が2個。
イベリコ豚角煮
見るからに赤身部分も脂身部分も非常に柔らかそうな角煮。
メニュー名に「イベリコ豚の証明」とある通り、「イベリコ豚の角煮」である。
まず箸を入れると、脂身部分も赤身部分もホロホロ。
崩れながらも赤身部分を食べると、その旨味の凝縮具合に驚愕。
一体どのくらい煮込んだらこの境地にたどり着けるのだろうか。
家庭の圧力鍋では到底無理だろうというレベルであった。
続いて、脂身を口に含むと、ものすごい甘味と旨味。
トロトロ感は言わずもがなすばらしいのであるが、
普通、この量の脂身を食べたら、気持ち悪くなりそうなのだが、
まったくしつこくない美味しい脂なのである。
一体何が違うのだろうか。
脂身が苦手だという人にこそぜひ食べてもらいたい角煮であった。
また、角煮には、餡がかかっており、
カレースパイスが良く効いていて脂身の甘味と良いバランス。
カレーと角煮ってこんなに合うんだというのは驚きであった。
他のトッピングとしては、
角煮の脇には、写真には見えていないが絹ごし豆腐。
薬味の九条ネギがのせられ、その上には、フライドオニオン。
横にはチコリが1枚。
絹ごし豆腐はふわふわで、カレー味に染まって美味しい。
ネギやチコリは、いずれも良い味を出していた。
そんな中、実は、twitterにて角煮が大絶賛されていたので、
こちらを頼んでおりました。
追加肉盛り
↓すべて盛ってみた図
いや、もうね。天国でしょうか。
発病した時は、こんな光景を拝めるなんて思ってもいませんでしたよ。
イベリコ豚の角煮がさらに2個追加されて、
レアチャーシューもたくさんついてくる。
何という贅沢な肉盛りだろうか。
イベリコ豚のレアチャーシューは言わずもがな美味しく、
旨味がものすごいし、脂身も最高。
カレースープに入れて麺と一緒に食べても美味しいということで、
肉盛り頼んでいなかったら、本気で後悔していたと思う。
ごはん
カレーといえば、ライスでしょということで、勿論注文していた。
もちろん、やることはひとつである。
↓肉乗せ&カレーかけ後
肉増しをしたもう一つの理由が、これで有終の美を飾るためである。
紫大根の酢漬けも、福神漬け的な役目を果たし、
とんでもなくおいしいカレーライスを食べている感じ。
二毛作とはまさにこのこと。
お腹いっぱいのはずなのに、するする平らげてしまった。
ということで、
和風カレーをラーメン化し、さらには豚角煮を合わせるという、
斬新すぎて、そのうえ美味しすぎる一杯であった。
カレー好き、豚角煮好きにはたまらない一杯であったと思う。
僕はもともとカレーも角煮もそれほど好きではなかったが、
とんでもなくおいしく感じたので、
今後も食事制限を守っていけるかどうか非常に不安である。
今後も八咫烏さんの限定には注目していきたい。