市ヶ谷の名店。
このブログでも何度か紹介しているMENSHOグループの総本山的な存在である。
グループの庄野オーナーが最初に出したお店らしい。
このMENSHOグループ、先日ガイアの夜明けにも出演し、
ラーメンに対する取り組みや、海外進出などが取り上げられていた。
そんな一大グループの総本山ということで、大きな期待を持ってお店へと向かった。
メニューの基本は豚骨魚介系のラーメンとつけ麺。
月替わりの創作麺も看板のひとつらしいのだが、
行った日は残念ながら創作麺はお休み。
初回訪問ということもあって、同行者と共に、基本のラーメンとつけ麺を注文した。
特製らーめん 960円
まず、スープがすこぶる美味しい。
店側の説明によると、
「2日間かけてじっくり煮込み、骨が砕かれ粉々になるまで叩き、丁寧に何度も漉して作る濃厚な豚骨魚介スープです。魚介には大量の煮干しと上質な鰹節、数種類の昆布、干し椎茸を使用し、各素材にあった抽出方法を施します。」
ということなのだが、
ありがちな「豚骨魚介系」とは一線を画した旨味の応酬。
やはりグループということもあって、
MENSHOグループでスープの感じはどことなく似ている感じがする。
昆布なのか干し椎茸なのかわからないが、鼻に抜けてくる風味がが似ている。
続いての麺は、
「練りたて、打ちたての自家製麺です。芳醇な香りともっちりとした食感を感じていただきたく、薬剤無添加にて毎日休まず製麺しております。常に満足いく同じ美味しさを保つため、一定の温度、湿度、粉温、熟成時間を徹底管理しております。『変わらぬ美味しさのための微調整』を大切に考え、毎日、愛情込めて製麺します。」
とのこと。
少し硬めの茹で加減でパツパツな食感が濃厚なスープにマッチしている。
トッピングも多彩。
バラチャーシュー、レアチャーシュー、味玉、穂先メンマ、フライドオニオン、刻み玉ネギ、刻み長ネギ、海苔
といったところ。
バラチャーシューは、しっかり煮込まれていてトロトロなジューシータイプ。
一方レアチャーシューは赤身がしっかりと残っており、肉の味がしっかり感じられる。
味玉は燻製されていることもあり、非常に味が濃厚。
フライドオニオンの香ばしさと刻み玉ネギの食感が良いアクセントになっており、
スープおよび麺との相性も最高である。
特製つけ麺 990円
麺だが、太麺でもちもちしており、茹で加減は若干柔らかめ。
噛み心地が良くて美味しい。
つけ汁は、ラーメンに比べて若干甘めながら、
少し酢or柑橘系も効いていて、これからの暑い季節には良いかもしれない。
ドロドロ過ぎず、上品な濃厚タイプである。
また、スープ割すると、一気にあっさり系に変身。
「スープで使用した魚介ダシより丁寧に2番ダシを取り、生姜やネギなど野菜の甘みを加え、スープ割りに使用します。」
ということで、スープ割専用にダシを作っているというこだわりよう。
これは頭が下がる。
スープをすっかり飲み干してしまい、帰ろうとしたその時、
凄まじい光景が飛び込んできた。
それがこちら。
なんと、これまでに作成された創作ラーメンの一覧である。
例えばチョコなど、ラーメンには合いそうもない具材の名が見え隠れしているが、
次回はぜひ限定麺があるときに行ってみたい。
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