怒涛の新規開拓シリーズであるが、
今回は久々に北千住にやってきた。
北千住には相当な数来ているので、
この前の麺屋炙りさんで
新規は行きつくしたかなーと思っていたら、
また新しいお店ができていた。
※麺屋炙りさんの記事
それが今回紹介する
つけめんさなだ
さんである。
埼玉県の三郷で人気を博したお店であり、
コロナ期間になる前にはすでに北千住に移転されていたらしい。
(全く気が付かなかった・・・)
なんと、六厘舎の初代店長さんがオープンされたお店ということで、
わくわくしながらお店に入ってみる。
メニューは、
・大山鶏のつけめん
・鶏ほぐしつけめん
・三種のシャーシューつけ麺
など、
やはりつけめん推しである。
ただ、よくよく見てみると、
「大山鶏のつけ麺」 をベースに
あとはトッピングが変わるだけのようであったので、
今回は食べログで評判が良かった鶏ほぐしつけ麺に決定。
また、お腹がすいていたので、
名物らしい替えつけを頼んでみることにした。
ラーメンでいう和え玉みたいなものだろうか?
来てからのお楽しみである。
鶏ほぐしつけ麺 (並盛)
六厘舎にルーツがあるということもあり、
やはり王道チックないでたちである。
見ためからもちもち感がすごそうな麺と、
麺の上にもスープにもたっぷり具が入っていそうで、
過不足ない感じが素晴らしい。
スープ
中央の鶏ほぐしが印象的なスープ。
麺一本をスープにくぐらせていただくと、
六厘舎系の濃厚豚骨魚介とは異なり、
豚骨よりも鶏が強めの濃厚な旨味がガツンときて、
濃厚ではあるものの、さっぱりとした後味。
中濃と表現すべきかなというくらいの、
スルスルと食べ進められそうなバランス感のスープ。
豚骨魚介のWスープ系のつけ麺というと、
濃すぎるがゆえに毎日は食べたいと思わないことが多いが、
ここのは翌日でも食べたいと思わせられるくらい、
濃すぎず、薄すぎずの丁度良い濃度なのである。
そして、つけ汁にたっぷり投入されている鶏ミンチとともにいただくと、
ミンチからも旨味が出て、また鶏の濃度ががっつり上がって美味い。
レギュラーのスープだけでも十分美味しいが、
濃厚さやインパクトを求める方は、こちらを選択するのが正解かも。
お店の説明によると、
メインとなる鶏スープは大山鶏のみを使用しており、
そこにゲンコツ、背ガラ、豚足、ひき肉などの豚スープを合わせているそう。
ということで、かなりこだわられている。
これだけ様々な食材を使われていて、
濃厚になりすぎず、丁度良いバランスに収めているのが、
本当にすごいと思った。
麺+トッピング
まず、麺から。
見てわかる通りの極太麺。
茹で時間が少しかかるが、
それを待つ価値がある食べ応えである。
また、もちろんスープとの相性も良く、
単なる太さや加水率だけとは思えない、
独特のもちもち感があるのが特徴的であった。
お店の説明によると、
国産の小麦粉のほかに、
季節によって加水率を変えているとのこと。
なるほど、このモチモチ感は、タピオカ粉であったか。
他にもタピオカ粉をブレンドしているお店があった気がするので、
今後ラーメン業界でも流行っていくのかもしれない。
トッピングは、
・豚チャーシュー
・鶏チャーシュー
・味玉
・メンマ
・鶏節
というラインナップ。
衝撃だったのは、鶏節、である。
正直、見た目から、完全に鰹節かと思っていた。
一般的には、胸肉を乾燥させて薄くスライスしたものらしいのだが、
ここのはどこの肉の鶏節だったのだろうか?
麺に絡めて食べると非常に美味しかった。
チャーシューは、
流行のレアタイプではなく、
しっかり煮込まれて味付けされている昔ながらタイプ。
これはこれで美味しい。
なお、別日に行ったこちらのメニューでは、
三種のチャーシューつけめん
炙り豚バラチャーシューがプラスされており、
鶏チャーシューと豚ロースチャーシューも2枚ずつに増量。
肉好きの方はこちらを注文してみても良いかもしれない。
個人的には、いずれもしっかり煮込んだタイプなので、
一番好きだったのは豚バラであった。
なので、次回注文するのは鶏ほぐしかチャーシューか、
非常に悩みどころである。
替えつけ
そして、麺を食べ終わった後に、頼んだのがこちら。
独自メニュー”替えつけ”である。
いわゆる和え玉のつけ麺版、ということなのだろう。
麺には、鶏ほぐし、魚粉、玉ねぎみじん切りが振りかかっており、
下の方にはタレが溜まっている。
これを混ぜていただくのだが、これがとんでもない美味しさ。
あの麺の太さで和え玉は厳しいのでは?と最初思ったが、
全然余裕で成立するクオリティであった。
半分くらい食べてからは、残ったつけ汁にも投入して、
つけ麺風に食べると、
少し味が変わるので、飽きずに楽しめる。
また、卓上のグレープフルーツ酢とも好相性で、
最後の方はサッパリ頂けるのも特徴である。
お腹がすいている時には、
ぜひ試してもらいたい一品である。
なお、デザートに
ソイパンナコッタ
なるものがあったらしいのだが、
さすがに替えつけまで食べて、
スープ割した後には、大満腹であったので、
注文は次回に持ち越すことにしたのであった。
ということで、
なにもかもが丁度良いバランスの
鶏×豚骨×魚介の中濃つけ麺であり、
行列と評判に偽りなしの素晴らしい一杯であった。
食べ逃がしてしまった、ソイパンナコッタや、
定期的に登場する限定メニューも楽しみであり、
これからも定期的にチェックしていきたいと思う。