腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

424. らーめん@兎屋(人形町):今や少なくなってしまったオーソドックスなWスープラーメン!

2年前にオープンしたばかりという人形町の新しいラーメン店。

人形町エリアにはあまり普段行かないのだが、少しだけ足を延ばしてみたところ、たまたま見つけたのがこちらの「兎屋」さん。

大通りに面しており、軽く行列ができていたので発見できた。

駅から1分という立地の良さと、後述するクオリティの高さなので、並ぶのも納得。

 

メニューとしては、

・らーめん

・つけめん

というシンプルな構成。

そこに、味玉やチャーシューや柚子胡椒など、トッピングがいくつか有料で追加できる形となっている。

 

らーめん(中)880円 +味玉100円

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王道スタイルの動物系×魚介系のWスープ。

動物系は比内地鶏を中心に、親鳥、豚のゲンコツ。

魚介系は花ガツオ、アゴイワシの煮干しが中心とのこと。

そのバランスがとにかく素晴らしい。

どちらかが強烈に主張しているということもなく、全体として非常に飲みごたえのある上質なスープとなっている。

濃厚さがさほど無いのでインパクトには欠けるものの、いつまでも味わっていたくなる、飽きの来ない美味しさである。

なお、スープ表面にはラード層があり、全体をまろやかに包み込んでいるとともに、スープをアツアツのまま保つ効果を発揮しており、とくに冬場なんかはスープが冷めづらくて良いかもしれない。

 

麺はスープに負けない中太の縮れ麺で、モチモチ感が特徴。

この濃さにはこれ、というピンポイントでちょうどよいところを突いてくる。

 

チャーシューは昔ながらのじっくり焼き上げられた漬け込み系であり、噛めば噛むほどしみ込んだタレの味と肉のうまみが出てくる構成。シンプルながら美味い。

 

その他、ネギ、小松菜、メンマといった具も、それぞれ丁寧な仕事がされており、やはり全体として質が高いなーという印象を受けた。

 

↓後日、つけめんも食したのでそちらについても記す。

つけめん(並)850円

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らーめん同様のWスープ。

予想より若干シャバシャバ系であったのだが、味はしっかりと濃いめ。

表面のラード層が厚めなので若干オイリー気味である。

麺は平打ち気味の縮れ麺で、スープとの絡みは良好。

スープ割をしても若干残る油の層は気になったが、全体的に見れば美味しかった。

個人的にはラーメンの方が好みかなー。

 

ということで、オーソドックスなWスープ系ラーメンでありながら、

ここでしか食べられないというオリジナリティもある一杯であった。

人形町で何を食べようか迷った際にはぜひ。